シュレック2のDVD不振、ドリームワークスに株主訴訟
米映画会社ドリームワークス・アニメーションSKGの株主は2日、
映画「シュレック2」のDVDソフトの売り上げが予想を大きく下回った事実を同社が迅速に公表せず、
その後の株価の下落で損害を受けたとして、
ジェフリー・カッツェンバーグ最高経営責任者らをロサンゼルスの連邦裁判所に訴えた。
シュレック2は昨年の米興行成績1位。
訴状などによると、昨年11月発売の同ソフトは年末までに全世界で3370万枚売れたが、
1―3月は130万枚にとどまった。
同社首脳は売れ行きが急激に落ちている事実をつかんでいたにもかかわらず、
この間、3月末までに4000万枚に達すると繰り返し説明。
5月の決算説明会で事実を初めて明らかにした結果、翌日の株価が10%以上下落、損害を受けたという。
ドリームワークス・アニメーション側は「訴えは事実無根」としている。
同社は映画会社ドリームワークスSKGのアニメ部門で、昨年10月に株式を上場した。
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2M0300P%2003062005&g=G1&d=20050603