バレ
いきなり無残な姿になってるコンの姿。
一護、それを見て、
一護「……ぅおおう」
コンが一護を殴りながら、
コン「何だその地味なリアクションは!?ナメてんのかコラァ!!」
一護「ぅぶ!!!…イヤあの…ヒイてすいません…ホントなんて言ったらいいか…」
コン「気ィつかって低姿勢になってんじゃねえ!!!」
一護「わーかったわかった!!石田のヤツにたのんでやっから」
黒崎家
一護「ゼータク言うなよ、他にいねーだろ!帰りに連れてくるから大人しくここで待ってろ!いいな!」
財布を後ろポケットに入れるとお守りが落ちる。
一護「あん?」
午前7時34分
一護「あん?」
「守」と書かれたお守りが映る。
9月1日
一護「親父ィ!!ホレ!返すぜこれ!!」
一心「いらん!!」
お守りを投げる一心。
一護「大体なんでまだ俺が持ってたんだか…」
一護「あァ!?」
一心「父さんもういらんの!だから一護にア・ゲ・ル」
一護「な…ナニ制服に結び付けてんだコラァ!あークソ!取れねーじゃねーかコレ!!」
ペコちゃんのような顔でおどける一心。
ユズ「おにいちゃーん!バスの時間になっちゃうよー!!」
一護「わかった行くよチクショー!!なんだよお袋にもらった大事なお守りじゃなかったのかよ!」
一護「もしかしてウソかアレ!?」
一心「いってらっしゃーい!!」
一護「聞けよ話!てめえヒゲ 帰ってきたらアゴ割るからな!!!」
新学期が 始まる
表紙は一護と後ろ向いてるおかっぱ
走ってくるケイゴ。
┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙
ケイゴ「イ〜〜チ〜〜ゴゥ!!!」
一護にラリアットかまされるケイゴ。
一護「おーす」
ケイゴ「ひ…ひさしぶり一護…そして俺…」
水色「おはよう一護」
一護「おーす水色」
水色、ケイゴの頭に乗りながら、
水色「おはようケイゴ」
ケイゴ「…殺す…!」
井上「おっはよう黒崎くん!!」
チャド「……ム」
石田「お早う、今日も能天気な髪で何よりだな」
一護「……」
ケイゴ「一護一護っ!!一護ォー!!なになになんなのあの集団!?なんかおかしくない!?ねェ!?」
チャドと井上と石田が集まってるのを指差すケイゴ。
ケイゴ「チャドとなぜに井上さん!?そしてなぜに石田ァ!?まさに美女と野獣とメガネ!!プリンセス&モンスター&メガネ!!!
夏休み前あの3人あんなに仲良かったっけ!?一体この夏の間に3人にどんないかがわしいアレが!?」
一護、3人に混ざりながら、
一護「別になんもねーよ」
ケイゴ「そしてなぜか一護もそこにゲット・イン!?」
ケイゴ「ついに始まる壮大な仲間外れの予感!!!」
千鶴「グッ…モーニンヒーメ〜!!!」
井上「ひゃあっ!!」
後ろから井上の胸をわしづかみにする千鶴。
次の瞬間、顔面にたつきの蹴りをくらう。
千鶴、鼻血を垂れ流しながら、
千鶴「ぶふぉ…っ夏は終われどツッコミは健在ね…」
たつき「だからツッコミじゃないっつッてんでしょうが!!
まったく!夏でも秋でもサカリっ放しね、あんたは!!」
千鶴「イエス アイドゥー!!エヴリシーズン アイウォナ ガールズ!!!」
ケイゴ、千鶴を見ながら、
ケイゴ「ああ…あんな風に素直に生きられたらどんなに素敵だろう…。な?」
水色「イヤ…ぼくはちょっと…」
一護「おーす久し振りだなたつき」
たつき「オス つーかあんたホントに夏の間中見かけなかったね。
旅行からは早目に帰ったって聞いたけど家のぞいても大抵留守だったし…一人で一体何してたの…。
…?何それ?
一護「え?あ・いやこのお守りは…」
たつき「それじゃないよ、そっちはどうせあんたの親父のイタズラでしょ」
一護「…よくわかったな…」
たつき「あたり前でしょ、あんたの周りで他に誰がそんなことすんのよ。
だからそれじゃなくてそっちのドクロがどうしたのかって訊いてんの!」
一護「あーこれか?」
一護「これはえっと…こないだ買っ…」
一護、ハッとする。
一護「たつきオマエ…これが見えるのか?」
たつき「え?何それ?どういう――」
越智「おーす!オラァ!席つけ野郎共!!」
ケイゴ「あ、越智センセー」
ショートカットヘアになった越智が来る。
越智「おーし!一人も欠けずにそろってるな!感心感心!!
大島と反町がいないけどあいつらはヤンキーだからまあいいか!絶対元気だろ!」
生徒達(ヤンキーだからまあいいか…教師から初めて聞いたぜそんなセリフ…)
越智「そんじゃ今日はみんなにステキなお知らせだ!転入生を紹介するぞ!」
代行証を見ながら浮竹の言葉を思い出す一護。
浮竹「これは見た目よりずっと強力な道具だ。死神以外が扱うことは大きな危険を伴う。
だからこれは普通の人間には見えないよう視覚防壁を自動で発生させる仕組みになってるんだ」
一護「―じゃなかったのかよ…。それとも早くも故障か?」
すると虚のマークの目が光り音が鳴る。
ホロ゙ーウ!! ホロ゙ーウ!!
一護「ぅおおおい!?」
水色「…どうしたの一護?」
一護「…あ…あーイヤ…ちょっと…ハラが…」
(そ…そういや音も聞こえねえんだっけ…)
井上達は音に気付く。
チャド「…虚か」
一護「あー」
越智「あれ?どこいった転入生?おーい!」
教室の外を見にいく越智。すると一護がその隣から教室をでていく。
越智「…ってコラァ!!!黒崎」
一護「便所っス!!」
越智「便所ってあんたね…」
チャド、井上も教室をでていく。
越智「うおおい!!茶渡!!井上まで!!」
二人「便所っス!!」
越智「ウソつけえ!!!大体井上!!女子はそういうのちょっとおなか痛くなるぐらいまでガマンするもんだぞ!!」
井上「いたいです!!おしっこもなにもかももれそうです!!」
越智「よーし じゃあもう行ってこい!!」
ケイゴ「ああッ!!せ…先生!!ボクももれそうっス!!」
越智「お前はダメだ浅野」
ケイゴ「ええー!!ひいきー!!一護たちばっかひいきー!!ひーいーきー!!ひーいーきー!!」
水色「もうやめなよケイゴ…」
たつき、ふと窓の外を見る。
すると校庭を走る死神姿の一護を見てしまう。
場面変わって虚と戦う一護。
虚「ギュウウウウウ!!!ポオオオオク」
一護「牛かポークかどっちだよ!?」
虚を倒した一護。
一護「…つーかさ、そこらの虚片付けるぐらいなら俺一人で大丈夫だったんじゃねえか?オマエらまで学校抜けなくてもよ」
井上「うん!ぶっちゃけ便所っスってウソついて学校抜け出すのやってみたかっただけなの!」
チャド「…言い訳しないのはかっこいいがぶっちゃけ過ぎだ井上…」
一護「そういや石田はどうした?」
チャド「(一護は)来てなきゃ来てないで気になるんだ、そういう奴だ」
井上「石田くんは…ずっと調子悪いみたいだよ」
一護「え!?そうなのか?」
井上「うん、SSから戻るよりも随分前から…」
一護「…気付いてたか?」
チャド「…いや…」
井上「…黒崎くん達には気付いて欲しくないんじゃないかな…。
石田くんはきっと…そういうとこ人に知られるの好きじゃないから…」
一護「…井上…だったらそれ俺らに言わない方がいいんじゃねえか…?」
井上「え!!あ・そうか!!そうだよね!!ど…どうしようどうしよう!!」
一護「わーかったわかった!!まだ気付いてないフリしとくから!」
井上「ホ…ホント」
一護達の空中に制服を着たおかっぱの人間が上下逆さまで一護達を見ている。
おかっぱ「黒崎…一護ね」
以下次号
巻頭煽り:なぜにKONな無惨な姿にっ!?空座町へ戻ってきた一護、コンのハイテンションも懐かしい感じ…!?
表紙煽り:出会いはいつも歓喜と恐怖と無限大
巻末煽り:―上空より、見下ろす瞳(アイズ)!その体勢…人間の姿…空座一高の制服…深まる"?"(クエスチョン)…事態は何処へ…!?