【050414:経済】キャラクタービジネス 商社が乗り出す15兆円市場 「ポケモンに続け」

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特集WORLD:キャラクタービジネス 商社が乗り出す“15兆円市場”

◇ポケモンに続け
キッコロ、ノンタン、ベイブレード−−いずれも子供に人気のキャラクターだが、これらの共通点は何か。
答えはいずれも大手商社が商品化権などを握り、一大キャラクターに成長させたことだ。
今、商社によるキャラクタービジネスが熱く繰り広げられている。
なぜ商社がキャラクターなのか。背景を追った。

★関連会社の活用
三菱商事が子会社を使って取り組んでいるのは、毎週火曜テレビ東京系で放映されている
テレビアニメ「焼きたて! ジャぱん」のプロジェクトだ。
アニメはパン職人を目指す少年の話で、この少年がさまざまなパンを焼くシーンがテレビで放映されると、
同じ日にローソンのパンコーナーに、少年の作ったパンそっくりの商品が発売されるという“アニメ連動型菓子パン”企画だ。

一連の流れは、三菱商事がパン原料を輸入、パン製造は同社の取引先の山崎製パンに依頼、
販売は系列のローソンに委託して成立している。
アニメの商品化権と映像化権を持ち、実動部隊として企画したのは三菱商事の100%出資の子会社「ディーライツ」。
同社の広告代理部門の古瀬和也さんは「オール三菱商事と取引先とのネットの強さがあったからこそ実現できた」と話す。

昨年10月のテレビ放映開始と同時にパン販売を始め、現在、全国のローソン約7700店で1日15万〜20万個を販売する。
「菓子パン1シリーズの売れ行きとしては上々」と古瀬さん。
キャラクターが取り持つ企画だったからこそ円滑に進んだともみる。
「タレントや実写したものとは違って、キャラクターは我々の意向に合うよう表現を変化させられるなど自由が利く」
と同社企画制作部門の杉山孝太さんは語る。
22/4:2005/04/14(木) 20:11:19 ID:???
★ネットワークを利用
「モリゾーだあ!」。
小さな子供がうれしそうにぬいぐるみを手にした。
ここは東京・日本橋の三越の「愛・地球博」特設コーナー。
モリゾーとキッコロは愛・地球博(愛知万博)のマスコットだが、今や万博会場を離れても人気だ。

このキャラクターの商品化権を一手に管理するのが伊藤忠商事だ。
「生活のあらゆるモノに登場させ、その商品を通して万博の認知が図れるようにしたい」
と02年5月に商品化権を取得、モリゾーたちを主人公にした絵本も発行した。

伊藤忠は愛知万博終了(9月25日)までに、自社が販売する公式オリジナル商品で80億円、
またキャラクターを食品パッケージにつけるなどしたライセンス商品で、5000〜6000種600億円の商品売り上げを目指す。
ライセンス商品の場合、伊藤忠が得られるのは売り上げのうち商品化権に伴う「ロイヤルティー」。
商品化権に伴うロイヤルティーは「一般に売り上げの数%程度」(商社関係者)と言われる。

同社がキャラクタービジネスを本格的に始めたのは00年。
絵本キャラクター「ノンタン」の商品化権を取った。
これまでの商品売り上げは約16億円。
続くアニメ「とっとこハム太郎」では約300億円に伸ばした。
そして全国東宝系で今冬公開予定のアニメ「あらしのよるに」の商品化権も獲得。
「だれもが『可愛い!』と思うキャラクターですし、ストーリーもいい」と伊藤忠コンテンツプロデュース事業課の瀧川正靖課長は話す。

伊藤忠はもともと繊維を中心にしたブランドビジネスに強みを発揮、現在約120ものブランドの展開を行っている。
キャラクタービジネスに乗り出した理由について、ブランドマーケティング第7課の細見研介課長は
「キャラクタービジネスはブランドビジネスのノウハウを生かせる市場。
その魅力は、市場浸透の速さと食品や日用品など広い商品に展開が広げられる可能性が高いこと」
と話す。
33/4:2005/04/14(木) 20:11:50 ID:???
◇商社が乗り出す“15兆円市場”
キャラクタービジネスの魅力はその市場規模だ。
グッズやCD、ネット放映などによる市場規模は国内で2兆〜3兆円といわれる。
「アニメを含めたコンテンツ産業は、今や自動車産業の約21兆円に次ぐ第2位の15兆円産業と言われ、
ネットなどメディアが拡大する中、さらに成長が期待できる」
と伊藤忠の瀧川課長は話す。

★10ポケット
幼児から大人までのファン層の厚さがこのビジネスを支える。
双日は02年度、海外へ輸出したアニメ作品は2本だったが、04年度には40本に拡大させた。
「これまでは10代をターゲットにしていたが、次は小学校前の層をターゲットにしたい。この世代は6(シックス)ポケットを持つといわれている」
と同社コンテンツ事業推進課の水嶋恒三課長は話す。
父母とそれぞれの祖父母の6人の財布からの支出が期待できるという意味だ。
最近では、おば、おじを含めた「10(テン)ポケット」を持つ世代とさえ言われる。
「その子たちの母親世代も楽しめるキャラクターを誕生させたい。キャラクターには老若男女をひきつける力がある」(水嶋さん)
44/4:2005/04/14(木) 20:12:21 ID:???
★まず米国で
各社とも市場の視野は世界だ。
ディーライツは02年度にアニメ「爆転シュート ベイブレード」の映像化権と商品化権を持ち、
これまでに世界80カ国300社以上を通じキャラクター商品を販売した。
今春は同様の権利を持つアニメ「B−伝説 バトルビーダマン」を日米テレビで放映。
今後20カ国での放映を目指している。
もちろん商品展開も視野に入れる。
「まず米国で受け入れられる必要がある。これが受ける、というのは分からない。でもこれはダメというものはある。
拳銃、たばこ、そして宗教、人種が絡むものは受け入れられません」
とディーライツ海外事業部の梶剛士部長は語る。

複数の担当者が口にしたのは
「ポケモンによって、日本のキャラクターは世界市場に認められる地位を築いた。ポケモンに次ぐものを誕生させたい」
という言葉だった。
ポケモンは96年にゲームで誕生以来、約70カ国に広がり、これまで商品売り上げや放映などで総額約3兆円の売り上げとなった。
可愛いマスコットに潜むビジネスチャンスはビッグなのだ。

http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2005/04/13/20050413dde012040069000c.html
5メディアみっくす☆名無しさん:2005/04/14(木) 20:37:33 ID:7nQm/oEV
ヲタ産業には踏み込んでくんなよテメー等。
棲み分けは大切にしような。
6メディアみっくす☆名無しさん:2005/04/14(木) 21:07:48 ID:anh2gJGg
そんな批判が拝金主義者達に通じると思っているのか。
7メディアみっくす☆名無しさん:2005/04/14(木) 21:10:54 ID:X1bBjTto
倒すぞキャクター 世界の悪魔
8メディアみっくす☆名無しさん
「ポケモンに次ぐもの〜」って、まだポケモン終わってないのに・・。
「ポケモンによって〜築いた。」っていっても、
あくまでポケモンが認められただけで、日本のキャラ全部が認められたわけじゃないのに。
そんなに外国にもっていきたいのかなぁ。
可愛いマスコットにチャンスが潜むっていうのは違うと思う。
どんなものにも可能性はある、結果として成功するかどうかは別として。