アニメと音楽の融合で新たな文化発信を──。
「吉祥寺アニメフェスティバル」が今年も19、20の両日、JR吉祥寺駅北口を舞台に開かれる。
今回はイベントの柱の講演会で、吉祥寺のもう一つの文化的な顔「吉祥寺音楽祭」との連携によるアニメ表現の新たな可能性を探る。
この催しは「東京国際アニメフェア」の関連行事として02年にスタート。
漫画家らが住み、アニメ制作会社も多い吉祥寺では、秋にも「吉祥寺アニメワンダーランド」
という大イベントが開かれており、春秋を通じ、「アニメの街・吉祥寺」をPRしている。
20日午後5時半から、吉祥寺本町1丁目の武蔵野商工会館4階で開かれるアニメ講演会のテーマは、
アニメの枠を超えた「吉祥寺からの文化発信」。
昨秋の「吉祥寺アマチュアアニメーション映画祭」で審査員らが「映像の質の高さに比べ、
音楽面が物足りない」と指摘したのをきっかけに設定された。
毎年春開かれる「吉祥寺音楽祭」の受賞者と、「アニメ映画祭」の出品者らが、
映像と音楽の融合についてディスカッションする。司会は、編集者の竹熊健太郎さん。
事務局の武蔵野商工会議所は「アニメと音楽は吉祥寺の街の強み。
それぞれのクリエーターの出会いが新しい何かを生み出すきっかけになれば」と期待を込める。
入場無料で、定員は90人。
このほか、好評の「吉祥寺おもちゃ市場」は両日午前10時半〜午後7時半、三越吉祥寺店2階ウッドデッキで開かれ、
JR中央線沿線のおもちゃ屋など35店が出店する。
20日には同会館1階で人気アニメ「ガンダム」の無料プラモデル教室が開かれる。
午前10時、午前11時、午後1時、午後2時の4回で、各回先着25組。
http://mytown.asahi.com/tama/news01.asp?kiji=3959