デジタルときわ荘計画 夏に第1弾作品公開
コンピューター技術を駆使して、関西を次世代アニメ産業の一大拠点にしようという「デジタルときわ荘」計画が、
大阪市内のベンチャー企業などを中心に進んでいる。
1950年代に、手塚治虫氏や藤子不二雄氏ら著名漫画家が若き時代に集まった東京のアパート「トキワ荘」にちなみ、
新進作家や技術者を集めるのが狙いで、初のアニメ作品が今年夏にも劇場公開される。
計画は、大阪市のアニメ制作ベンチャー、ドーガ(鎌田優社長)を中心に、アニメ作家や企画会社が昨春に立ち上げた。
最新のコンピューターグラフィックス(CG)技術を使い、膨大な原画が必要なアニメを、数人で制作できるようにしたのが特徴だ。
公開予定作品は、神戸在住の漫画家、士郎正宗さん原作の「TANK S.W.A.T.01(タンク スワットゼロワン)」で、
18日に大阪市内で制作発表する。近未来の神戸を舞台に、戦車部隊を持つ警察に所属するヒロインが活躍するSF。
デジタルときわ荘には、証券会社や大阪市、大阪府などもアドバイザーとして参加しており、
制作費調達のためにファンド(基金)を設立する構想もある。作家らが集う工房も大阪市内に設ける予定で、
DVDでの販売や小劇場での公開など、若手作家が作品を発表する場づくりも進める。
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20050312p202.htm デジタルときわ荘プロジェクト
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