アニメでカープ応援しよう
広島市のフリーライター、西本恵さん(36)が中心になって
アニメーション映画「かっ飛ばせ!ドリーマーズ カープ誕生物語」(94年)
の上映会を5日から中区大手町の「サロンシネマ」で開く。
球場建て替え問題やプロ野球改革に直面するカープを応援しようというファンの結集を呼びかけている。
この映画は、漫画「はだしのゲン」の作者である中沢啓治さんの「広島カープ誕生物語」(汐文社刊)を土台にして、
同区の配給会社「広島映画センター」の牛尾英隆さんらが94年に制作した。
被爆から数年後の広島を舞台に、原爆で両親を失い、原爆症で寝たきりの弟と2人で生きる少年・進が主人公の物語。
野球好きの少年たちの目を通して、49年のカープ結成が広島に与えた夢と希望が描かれている。
西本さんは昨年、この映画を同市映像文化ライブラリーの資料で偶然知り、
復興期の情景やカープ結成時の歴史が正確に描かれていたことに感銘を受けた。
牛尾さんは
「カープ結成は広島の戦後史にとって欠かせないエピソード。歴史を知ってカープにもっと愛着を持ってほしい」
と話している。
上映期間:11日まで
上映時間:連日午前9時45分からトークショー、上映開始は午前10時から
料金:当日800円
問い合わせはサロンシネマ(082・241・1781)へ。
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news02.asp?kiji=4157