【ワシントン=笹沢教一】世界的人気キャラクターのポケットモンスター(ポケモン)が米教育界で活躍――。
米航空宇宙局(NASA)は2日、任天堂の米国関連子会社と共同で、ポケモンを使ったインターネット教材開発
などの教育事業を開始すると発表した。
ネット教材は全米の幼稚園・小学生向け算数理科プログラムや遠隔地学習の教材として活用される。任天堂
側は児童への「ご褒美」にポケモンの絵はがきなどを学校側に提供する。
身の回り品やおもちゃ類の持ち込み規制など、ルールやマナーに厳しい米国の小学校で、外国製のアニメ・
ゲームのキャラクターが教材に採用されるのは異例のこと。米国での日本製アニメ・ゲームの爆発的人気を
裏付ける現象と言えそうだ。
NASAラングレー研究センターが開設したサイトでは、DNA(デオキシリボ核酸)にちなんだ名前の“幻のポ
ケモン”「デオキシス」が説明役となり、ゲーム形式で遺伝子やオゾン層、地球外生命などをわかりやすく教え
る。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050303-00000405-yom-bus_all 依頼903