【050208:マガジン】第74回新人漫画賞 第48回ギャグ漫画新人賞 第82回マガジングランプリ 作品募集中
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1/5@六商健一ψ ★:
漫画家(プロ)への花道 第1回 (週刊少年マガジン10号掲載)
・今回の漫画家(プロ)への花道は、第74回新人漫画賞の
特別審査委員長・瀬尾公治先生の特別インタビューだ!!
まずは前編、作品の製作秘話からいざスタート!!
【ヒロイン誕生秘話】
――お忙しいなか、どうもありがとうございます。さっそくですが、
作品のヒロイン・朝比奈涼風ちゃんについてお伺いしたいんですが。
瀬尾 涼風は、「W’s」の頃から出したかった女の子なんですよ。
元々「きまぐれオレンジロード」や「修羅の刻」に出てくるような気の強い女の子を描きたかったんです。
でも今までは最初は気の強い子でネームを描いていても、打ち合わせを重ねる内に
優しい子になっていってたんですが、今回はそのままでいってくれました。
――それに対して、桜井萌果ちゃんはとても優しい子ですね。
瀬尾 涼風に対してバランスを取ったら、萌果になりました。
どんな子を出すかについては、まずは今まで出ている子に対して、
きつい子がいるから優しい子を出そうかな、などの何となくのバランス感覚で考えています。
あとは描いているうちに自然と動いてくれるという感じです。
――こんなところは自然に動いてくれた、という具体例はありますか?
瀬尾 たとえば、萌果が大和に突然キスをしてもらうシーン(第34話「口唇」)。
もともとは抱きついてしまうだけのシーンだったのが、原稿を描いているうちに
(この子だったらキスしちゃうんじゃないか!?)
と思い立って、描き直しました。
――あのシーンは印象的でしたよね!
【主人公、誕生秘話】
――主人公についてはいかがでしょうか?
瀬尾 主人公は自分自身を元にしています。
格好悪いことをしちゃったりもするんですけど、そんなところも恐れずに描いていこうと思ってるんです。
バカでアホで、でも頑張っている男の子。頑張れば良いことがあるんじゃないか、いやあるといいなあ(笑)
という気持ちで描いています。
――前作の「CROSS OVER」とは違う主人公像ですよね。
瀬尾 「W’s」「CROSS OVER」と経てきて、主人公はどんどん自分に近づいてきている気がします。
前作ではスーパーヒーローを描こうとしていたんですよ。
自分は競技が苦手なんですが、それがとっても上手いヒーローを描こうと思って。
でも今回は、そんな劣等感も恐れずに描いていこうと思っています。
その結果、読者に共感してもらえるといいな、と。
【体験と妄想】
――「涼風」という作品の中にご自身の体験はどれくらい入っているんでしょうか?
瀬尾 5〜6割でしょうか。
舞台となっている陸上部も、自分が所属していた部ですし。
とはいっても円盤投げをやっていましたが(笑)。
最初に、涼風が見事に跳んでいる姿を見て大和があこがれるシーンは、
自分自身が先輩にあこがれた気持ちを元にして描きました。
ただし男の先輩ですけど(笑)。
――では残りの4〜5割は?
瀬尾 夢というか妄想ですね。
こうだったら良かったな、と。
――なるほど!
瀬尾 今までテニスやバスケットボールの漫画を描いてきて、そのスポーツを一生懸命に勉強して描いてきたんですが、
どこかで(これで大丈夫かな?)という気持ちがあったんですよね。
それが今回の「涼風」では手の内に入った世界を描いている、という感じですね。
【言いたいテーマ】
――ストーリーは、だいぶ先まで考えているんでしょうか?
瀬尾 そうですね……だいたいの中間地点を決めておいて、そこを目指して描いていくという感じです。
ただ描いているうちに違う地点に着陸しちゃうこともありますけど(笑)。
――気を付けていることはありますか?
瀬尾 それは「言いたいテーマ」があるかどうか、です。
自分は自然に描くと淡い作品になっちゃうようで、だから敵を出したりするのも苦手なんですが、そういうときには
(この話では自分はなにが言いたいんだろう?)
ということをじっくり考えてみて、それが見つかって描くと担当さんが「面白い」って言ってくれます(笑)。
――なるほど!「言いたいテーマ」ということですが、想定している読者像はありますか?
瀬尾 高校時代の自分ですね。
そのころの自分が読みたかっただろうな、という話を描こうと思っています。
後編、瀬尾先生のテクニック編、に続く
【恥ずかしい〜♪】
瀬尾公治先生が描いていて恥ずかしかったシーンが、遊園地での告白シーン。
「なんだか裸を描くより恥ずかしかったです(笑)」
6 :
メディアみっくす☆名無しさん:05/02/08 04:22:45 ID:M9Q2F64C
にょ
7 :
メディアみっくす☆名無しさん:05/02/08 19:42:12 ID:J6S9Mf07
なにをいまさら。
編集部主導にして、使いやすい新人ばかりを使ってきたから、才能あるやつが
みんな逃げていったんだよ。
8 :
メディアみっくす☆名無しさん:05/02/08 19:50:25 ID:01XSCzIW
どうでも良いけど、スレタイが長杉
前回に引き続き、第74回新人漫画賞の特別審査委員長・瀬尾公治先生の
特別インタビューの後編をお届けする!!今回はテクニック編だよ!!
【微妙な表情を】
――瀬尾先生の漫画には素敵な女の子たちがたくさん登場するんですが、
なにか秘訣はあるんでしょうか?
瀬尾 うーん、もともと絵が下手で、特に女の子の絵がダメだったので、
一生懸命練習して描いていた、という感じなんです。
――そうなんですか!?一体どんな練習をされたんですか?
瀬尾 担当さんに言われて、少女漫画を参考にしながらいろんな表情を
描けるように練習しました。
もともと3パターンくらいの表情しか描けなかったので、とにかく
バリエーションを広げようと思って。
特に練習したのは、はにかんだりするような“微妙な表情”ですね。
――少女漫画ですか!練習してみて、気が付いたポイントはありますか?
瀬尾 目のひらき方や口のゆがみ方ですね。
それによってずいぶん表情が変わってきます。
――なるほど!あと、女の子たちの髪の毛がとても素敵なんですが、
気を付けていらっしゃることはありますか?
瀬尾 そうですね……“厚み”には気を遣っています。
髪の毛はどうしてものっぺりとしやすいので、
できるだけ髪の毛が重なるように描いて、
立体感を出せるように心がけています。
――それであんなにふんわりした髪の毛に見えるんですね。
【腰と手】
瀬尾 あと姿勢はできるだけ工夫したいと思って描いています。
なるべくただ突っ立っているんじゃなくて、腰に変化をつけたり、
あとは手を口元にやったりして、動きのある絵にしようと思っています。
――腰ですか?
瀬尾 ええ、たとえば男を描くときには腰をちょっと突き出している感じで描いています。
男ってだらしない格好をしている、というイメージがあるんですよ。
腰を前に出すことで、それを表現できるといいな。
と、姿勢によっても男と女を描き分けることができると思うんです。
――あとは手も重要なんですね。
瀬尾 ええ、手によってもキャラクターの雰囲気や気持ちを表現できると思うんですよ。
だからなるべく手を隠さないように意識して描いています。
あとは、肩をちょっと上げて描くことで可愛らしさを表現したりもしています。
――何かを参考にされたりしますか?
瀬尾 グラビアのポーズでいいなあ、と思うものは取っておいて参考にしています。
ただ、そのままトレースすると、ただ太った女の子ができあがっちゃうので、
それを自分の絵にして描いています。
【新人のみなさんへ】
――たくさんの良い話を、どうもありがとうございました!!
最後に、新人のみなさんに一言お願いしたいのですが。
瀬尾 そうですね……自分にはマンガしかなくって、マンガがなかったらダメ人間だと思うんですよ。
でもマンガには没頭してきたかなと思っています。
みなさんも、マンガに没頭してみたらどうかな、と思います。
――どうもありがとうございました!!
【台本まで!?】
とにかく新人時代はいつも緊張していたという瀬尾先生。
「はじめて担当さんに意見を言おうとしたときには、家で一生懸命考えて、
ここがこうなるからこうならないとおかしいと思って……という“台本”まで作ったんですよ(笑)」
第二回 漫画家への花道(週刊少年マガジン11号 掲載)より
瀬尾かわいいよ瀬尾
ご愛顧ありがとうございました
このスレはここまで です。。
thank you 2ch and...good bye 2ch world!!