米国の人気アニメ番組の「シンプソンズ」はラテンアメリカ諸国では
スペイン語に吹き代えられて放映されているが、メキシコの俳優組合と
アテレコを担当している会社「Grabaciones y Doblajes Internacionales」
が労働争議の真っ最中で、放映が危ぶまれている。
メキシコのANDA組合はサーカスの曲芸師からオペラの歌姫まで
どんな芸能関係者でも分け隔てなく利害を代表している組織で、
「シンプソンズ」のアテレコを担当している俳優たちのストを支援している。
同社はフォックス・ラテンアメリカ・チャンネルが放映している米TVドラマ
「マルコム・イン・ザ・ミドル」のアテレコも担当している。
組合の指導者によると、メキシコの労使の調停者が争議の内容を
精査しており、21日に裁定を下す予定。
俳優たちに反する裁定が下ると同社は、「シンプソンズ」のアテレコに
非組合員の俳優を雇用できるようになる。
バート・シンプソンの声を担当しているクラウディア・モッタは
ロイターに、組合の利益をあきらめるくらいなら、
8年間担当してきたアテレコをやめる、語った。「バートとは別れるわ」
ソース
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081106188084.html