『ゴッサム・シティ』や『メトロポリス』では飽き足らない――
近ごろのスーパーヒーローが好む場所はハリウッドだ。
過去3年間で、人気コミックを下敷きにしたスーパーヒーローものの
映画5作品――『X-MEN2』、『スパイダーマン』シリーズ、
『ハルク』、『メン・イン・ブラック2』――が、総額25億ドルの
興行収入を稼ぎ出した。スパイダーマンのシリーズ2作だけでも
15億ドルと、世界231ヵ国のうち54ヵ国の国内総生産(GDP)を上回る額だ。
さらに、テレビ放映やビデオ、関連商品など、
付随する売上を加えると、スパイダーマン(写真)の経済価値は
ヨーロッパの小さな国1つに匹敵するかもしれない。
(中略)
事実、2005年から2006年にかけては、スーパーヒーローものや
コミック生まれの映画が劇場を独占すると見られている。
来年の公開作品としては、『シン・シティ(原題)』、
『バットマン ビギン』――これにより、米タイムワーナー社
傘下のDCコミックス部門はコミック業界トップの座に返り咲くかもしれない――、
『ファンタスティック・フォー』、その他数作品がラインナップされている。
2006年から2007年にかけては、『X-メン3』(X-Men 3)、『スパイダーマン3』
(Spider-Man 3)、『スーパーマン・リターンズ』(Superman Returns)などが控えている。
コミックをもとにした映画が、米国映画のより永続的なジャンルになると
考えられる理由はほかにもある。フェイグ副社長によると、マーベル社は
4700ものキャラクターの権利を保有しているが、その99%がまだスクリーンには
登場していないという。
ソース (内容一部編集済)
http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20041224204.html