任天堂は2006年の公開を目指してアニメ映画の製作に乗り出す。
これまでは映画会社などに「ポケットモンスター」など人気タイトルのライセンスを供与してきたが、
自社で企画・立案から製作まで手掛ける。本業のゲームとの相乗効果により業績の底上げを狙う。
映画制作で多い投資組合方式は採用せず、社内に専任部隊を組織して推進する方向で検討。
映画の内容などは今後詰めるが、自社のゲームキャラクターや小倉100人一首などが候補とみられる。
映画事業への進出は山内溥取締役相談役が10月初旬の経営会議で提案していた。
同社は来夏公開予定の映画「ポケットモンスター」シリーズが上映される映画館に、
ポケモンのソフトを差し込んだ新型携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」を持ち込むと、
無線機能を通じてゲームのコンテンツ(情報の内容)が配信されるサービスを始める予定。
自社製作する映画でも同様にゲーム機や他のメディアとの連動を進めるもようだ。
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20041125AT1D2406R24112004.html