「おやじギャグ」の代表格「ダジャレ」が、子供たちに大もてだ。思いついたら
ノートに書き留めて覚えたり、雑誌を参考にしたり。ダジャレづくりを競っている。
火を付けたのはテレビアニメ「かいけつゾロリ」(テレビ朝日系)。
主人公が繰り出す「コンドルがよろこんどる」といったダジャレが子供心をとらえ、
言葉遊びの世界に駆り立てているようだ。
「かいけつゾロリ」はキツネのゾロリが2匹のイノシシと事件を解決する筋立て。
2月にメ〜テレ(名古屋テレビ)制作のアニメが始まり、
現在は全国27局で放送されている。原作になったポプラ社の児童書シリーズでは
目立たなかったおやじギャグを前面に出し、子供たちの反響を呼んだ。
人気を背景にテレビ局が作品を公募した「きょうふのおやじギャグ大さくせん」には
1万5000点ものダジャレが寄せられた。「トキが時々くるときがある」
「『あなた、お坊さんですか』『僧(そう)です』」。多くがお父さん顔負けの出来だ。
〈「きょうふのおやじギャグ大さくせん」への子供の投稿例〉
・バスをぶっとばす
・山田んち、だんち(団地)
・すぶたをすうぶた(吸う豚)
・しょうちゅう(焼酎)のんでばくしょうちゅう(爆笑中)
・ごきぶりのうごき(動き)ぶり
・ポテトがぽてっとおちた
・のぐち(野口)のぐち(愚痴)
・さばをさばく
・マッチョはだマッチョれ
http://www.asahi.com/national/update/1120/006.html