東京発--任天堂の岩田聡社長は7日に、デュアルスクリーン搭載の携帯ゲーム機
「ニンテンドーDS」では ワイヤレスでダウンロードしたゲームを
プレイできるようになることを明らかにした。
岩田社長は、今週幕張で開催中のCEATECで行われた記者会見のなかで
「ニンテンドーDSの最大の特長は、タッチパネルやマイク入力といった
革命的なコントロールスキームにある。
そして、もう1つの目玉がワイヤレス接続機能だ。
われわれはこれを使って、ゲームの楽しみ方に革命をもたらす」と語った。
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岩田社長はさらに、任天堂はアニメ映画業界に参入すべきとする山内溥元社長の
信念を簡単に紹介し、DSのダウンロード機能を劇場映画の公開と連動させる計画
についても明らかにした。
「(映画業界参入という)アイデアを検討中であることは間違いない。
現時点で話せることはないが、年末までには何らかの発表を行いたい」と
岩田社長は語った。
また同氏は「これに関連するアイデアとして、我々はDSと映画館の機能を統合する
実験の計画を進めている。DSのワイヤレス接続機能を使えば、ユーザーがDS本体
とゲームボーイアドバンス用のポケモンゲームを持って映画館に行き
(ポケモン)映画の上映中に特定のシーンが来ると配布されたゲームを
ダウンロードしてプレイできる、といったことが考えられる。
主人公が新しいポケモンと出会う場面では、
そのポケモンのデータをゲームのカートリッジに配信できる。
こうしたゲームの配信スキームは、全世界で初めての試みとなるだろう」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041008-00000005-cnet-sci