男子車いすバスケの会場で、日本選手の動きを熱心に追う目があった。
「スラムダンク」「バガボンド」などで知られる人気漫画家の井上雄彦さん。
約1週間、アテネ・パラリンピックを訪れた。4年前のシドニーに続く2度目の
パラリンピック観戦だ。
井上さんが車いすバスケを知ったのは96年ごろ。米国滞在中に、たまたま
テレビで試合を見た。車いすと一体になった流れるようなプレー。「これは
すごい、と印象に残りました。普段、描きたい題材があまりないんですが、
これならやってみたいと思った」
作品となって結実したのが、車いすバスケをめぐる若者たちの成長を描いた
「リアル」だ。障害者スポーツとしてとらえず、「純粋なスポーツとしての面白さ」
を伝えたかったという。「リアル」は99年から不定期に「週刊ヤングジャンプ」
(集英社)で連載され、車いすバスケの知名度を一気にあげた。
(後略)
引用元:
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040927-00000010-asa-spo