日本アニメ発祥の地とされる東京都練馬区で、制作会社が連携し
国内外への情報発信や地域活性化を目指す協議会を設立した。
キャラクター商品の売り込みや共同制作の交渉を一括してできる総合窓口を
設けるほか、アニメ作品の収集・保存や次代を担う人材育成も検討。
海外を中心に広がる需要を取り込む。
地元区や住民とも協力し、「アニメのふるさと・練馬」の定着を目指す。
今回発足した「練馬アニメーション協議会」(代表幹事・光延青児スタジオ雲雀社長)は
東京商工会議所練馬支部の呼びかけで実現。
「鉄腕アトム」「ジャングル大帝」を手掛けた虫プロダクションや、
「銀河鉄道999」、国産初のカラー長編「白蛇伝」で知られる東映アニメーションなど
区内の6割近い48社が名を連ねた。
協議会では今後、早急に総合窓口の体制整備を進める。
日本アニメの放映は欧米を中心に引き合いも多く
共同制作の打診やキャラクタービジネス展開の相談も活発。
一方で長編作品の制作や海外との商談は資金・人材面から単独の中小業者では難しく
情報発信の障害になっていた。
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20040908c3b0803y08.html