新興市場に上場するアニメ関連企業5社の今期業績
(ウィーヴは2003年12月期)は、4社が減益または赤字になりそうだ。
前の期は4社が2ケタ増益だった。
アニメDVD(デジタル多用途ディスク)は堅調なものの、
テレビアニメの視聴率が低迷しキャラクターグッズなどの版権収入が落ち込む。
ゲーム事業で売り上げを補った企業は増益を確保する。
東映アニメーションの連結経常利益は前期比31%減になる見通し。
アニメ番組の視聴率低迷からグッズなど版権収入が伸び悩む。
海外版権事業も「デジモンシリーズ」に代わるヒット作がなく苦戦。
DVDなどコンテンツ(情報の内容)事業の売上高は20%増の37億円と
好調を持続しそうだが、版権事業の落ち込みを補えない。
アニメ関連製品企画のブロッコリーは単独経常損益が4億8000万円の
赤字(前期は12億3300万円の赤字)となりそう。
タカラ傘下となり、店舗縮小や人員削減で販管費を圧縮したが、
女児向けアニメの不振で関連グッズ販売が低迷。
在庫償却費などが響き、最終赤字は16億5200万円に膨らむ。
記事の引用先:
http://markets.nikkei.co.jp/news/fiscal/fiscalCh.cfm?id=d2e0900409&date=20040109