米国の大手証券会社メリルリンチグループが「ルパン三世」などのアニメを
制作する名古屋市のトムス・エンタテインメントの株式を取得し、
セガに次ぐ第2位の株主になったことが30日、分かった。
日本のアニメ「ジャパニメーション」が海外でも注目されているが、
アニメを北米などに輸出する同社の最近の業績が評価され、
米金融大手に有望な投資先と認められた格好だ。
財務省に届け出た株式の保有状況によると、
メリルリンチグループはトムス・エンタテインメントの発行済み株式の
7・54%にあたる約333万株を取得。
同グループは「純粋な投資目的で経営権を握るつもりはない」と説明している。
トムス・エンタテインメントは1946年設立。
91年ごろに繊維関連からゲーム店やアニメ制作など娯楽事業を中心に
業態を変え、慢性的な赤字経営から脱却。
2004年度は国内外でのアニメ関連売り上げの伸びなどから、
好業績が見込まれている。
同社の金子晴彦副社長は「海外で販売しているアニメが好調で知名度が上がり、
外資にも注目されるようになったのでは」と話している。
記事の引用先:
http://www.sankei.com/news/031230/1230kei052.htm トムス・エンタテインメント:
http://www.tms-e.co.jp/index2.html メリルリンチジャパン:
http://www.mlj.jp/