【雑誌】週刊少年マガジン速報スレッドVol.3【ネタバレ可】
自分のやったことを自慢げに吾妻に話すクニミツ。
それに対し、素直に「よくやった」と誉める吾妻。
吾妻も田吾作を手伝うことを国光に約束する。
喜んだ国光は吾妻と共に田吾作の元へ向かう。
すると、田吾作と吉長が農薬を調合し、吾妻もそれを撒くのを
手伝うと言う。
農薬を撒こうとする田吾作・吾妻・吉長に対しキレる国光に対し…
田吾作
「キミは黒か白かみたいな極端なコト言ってたけど」
「僕ら農家の立場からすればそれはやっぱり難しいんだ」
「ましてやウチは人手が足りない」
国光
「だからそれはオレッチがやったみてーに小学生のガキどもをひっぱってきて…」
田吾作
「あれは確かにいいアイデアだけど」
「いいアイデアっていうのは他の農家だってやりたがるだろうし」
「そうすれば結局また人手が足りなくなる」
「そうなった時に行き詰まらないようにいろんな方法を考えておく必要が」
「経営者としてはあると思ったんだ」
「まず無農薬でできる野菜…すでに農薬を使わない方法が確立されている
米 麦 ソバなんかは」
「安全な無農薬有機農法でガンバルことにして」
「害虫に弱い白菜やレタスとかに関しては必要最小限の農薬を選択する」
「もちろん肥料は有機肥料を使う」
国光
「…た 田吾作」「おめえ……」
田吾作
「僕はね」「ずっと農薬を使った農法の立場からいろいろと調べてきた」
「確かにどんどん農薬を使って」
「新しい強力な農薬ができたらすぐ切り替えるようなことが」
「キミの言うように世界で一番農薬を使う今みたいなやり方になって…」
「もしかしたらそのせいでいろんな病気やら」
「自然破壊やらを生む結果になっちゃったのかもしれない」
「でもね その昔農薬のまったくなかった時代に不可能だったことが」
「農薬やハウス栽培なんかの近代的なやり方でできるように
なっていった歴史もあることは事実なんだ」
国光
「そ そりゃそうかもしんねえぇど・・・・」
「でも農薬はよ アレルギーで その…」
吾妻
「アレルギーの原因は農薬だけじゃない」
「食生活の欧米化が米や野菜を食べてきた日本人の体質に合わないということも
言われている」
「医療で使われる様々な薬や」
「簡単に食べられる食事やお菓子に含まれる保存料や添加物のせいもあるだろう」
「農薬はそういった複合汚染の一つの要素に過ぎない」
「もちろん なるべく使わないように心がけていく必要はあるさ」
「農業先進国である欧米も いまやそうなりつつある」
「だが完全無農薬への転換はそんな簡単なことじゃない」
「目先の思い込みだけで強引に実践しようとすれば必ず つまづいて」
「そのせいで逆に無農薬有機農法の難しさばかりが広まってしまう」
「だからオレは田吾作さんと話をして」
「必要最小限の農薬を使う減農薬農法を選択したらどうかと勧めたんだ」
国光
「うーん、減らすってのはなんか」
「中途半端な気もすっけどな」
田吾作
「大丈夫だよ」「国光さん」
「僕はね 害虫も食っていない 病気にもかかってない野菜に……」
「なにも考えないで農協の指示通りに農薬を撒いていることが問題だと
思っているんだ」
「僕はそういうやり方はしない」
「虫がついてなければ農薬なんか撒く必要ない」
「手でつまんだり農薬以外の牛乳や木酢液で追っ払える場合は
なるべくそうするつもりだ」
「そういう時は君のアイデアを借りて小学生にきてもらってもいいし」
「カエルを放して害虫を食わせるだけでも充分だと思う」
「今から撒こうとしている農薬だって」
「奥の畑に害虫が出てほっとくと広まるから虫の多いところにちょっとだけ
撒こうとしているだけなんだよ」
「必要最小限の農薬散布に留めておけば多少の虫食いはあっても」
「健康上に影響のない」
「限りなく無農薬に近い減農薬野菜ができると僕は思ってる」
以後、国光感激。田吾作に抱きつく。
以降は
>>333のスレで上がっている展開に。
>>339のセリフ訂正
>「そ そりゃそうかもしんねえぇど・・・・」
→「そ そりゃそうかもしんねえけど・・・・」