美味しんぼ6「悪魔の要塞」

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18名無しんぼ@お腹いっぱい
京極「こらなんつう美味い豆腐や」谷村「さあ山岡君説明してくれたまえ」
山岡「決め手は素材の鮮度です。豆腐名人藤原さんの出来たての豆腐を
   山の上のこのホテルまで迅速に、しかも組織を壊さず運ぶ必要が
   あった。そこでここにいる拓海君の力を借りました」
審査員「それでは究極側『冷奴』対至高側『湯豆腐』の対決は究極側の勝ち
   とします」
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そのとき会場の隅から一同を見つめる、女の視線。
栗田「申し訳ないと思ったけど藤原さん一家の過去を調べさせてもらったの。
   車に熱中して本業を省みない藤原さんに愛想をつかして奥様が出て
   いかれたこと。それが原因で息子の拓海君がグレて、すっかり家庭が
   崩壊していたことも」
山岡「豆腐のような壊れやすいものだって、運ぶ人間の真心があれば決して
   壊れない。家族の絆だって同じさ。これからは親子3人で豆腐作りに
   精をだしてください」
手を取りあって涙を流す藤原親子。
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栗田「でもよかったわね、拓海君。仲間の暴走族とも二度と会わないって」
山岡「ああ、暴走なんて惨めで浅ましい行為よりも、大切なことに気づいて
   くれたんだからな」
栗田「藤原さんの奥様も戻ってきて、一件落着ね」
山岡「しかし拓海の運転は凄かったよな。オレもハチロク買ってドリフトの
   練習しようかな?」
栗田「あら、あなたみたいにズボラでグータラな人間に、ロック寸前の
   シビアなペダルコントロールなんかマスターできるのかしら?」
山岡「なにお、言ったな」 栗田「キャッ」 一同「ハハハ」
・・・頭文字D 完