平野耕太ヘルシング†††††††私は戦争が好きだ

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36こぴぺ
諸君、私はギャルゲーが好きだ」
「諸君、私はギャルゲーが大好きだ」
「幼馴染が好きだ。眼鏡っ娘が好きだ。妹が好きだ。ロボ娘が好きだ。巫女さんが好きだ。メイドさんが好きだ。猫耳が好きだ。電波が好きだ。パツキンが好きだ」(あと、おねえさんとアイドルと病人と看護婦と関西弁と格闘家と同級生と後輩と先生と吸血鬼と人妻と……以下略)
「教室で屋上で保健室で公園で喫茶店で病院で洋館で神社で海で温泉で田舎町で、この地上で行われるありとあらゆる美少女活動(二次元。ポリゴンは一応、許す)が大好きだ」
「心(身体含む)を通じ合わせたヒロインに殺されるのが好きだ。相手が泣きながら主人公に止めを刺した時など心がおどる」
「3年をかけた能力値・好感度調整が難攻不落のヒロインを撃破するのが好きだ。伝説の樹の下から出てきた女郎のシルエットを確認した時など胸がすくような気持ちだった」
「(元)彼女と(新)彼女が主人公を巡って鞘当するのが好きだ。恐慌状態のアイドルがお互いに何度も何度も平手を張り合う様など感動すら覚える」
「うさぎの耳をつけたサイキッカーが腹を切る様などはもうたまらない。結局、最後の魔物とファイナルフュージョンして生き返るのも最高だ」
「十二股の末に捨てられた哀れな11人の敗残兵達が健気にも恨み言を言いに上京してきたのを、玄関先で木っ端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える」
「力押しの不条理ファンタジーに無茶苦茶にされるのが好きだ。必死で口説き落としたヒロインを残して永遠の世界に飛ばされていく様は、とてもとても悲しいものだ」
「登場キャラの物量に押し潰されてゲームを投げ出すのが好きだ。選択肢に追い回されて害虫の様に攻略サイトを這い回るのは屈辱の極みだ」
「諸君、私はギャルゲーを、極楽のようなギャルゲーを望んでいる。諸君、私に付き従う大隊戦友諸君。君達は一体、何を望んでいる? 更なるギャルゲーを望むか? 身も蓋もない夢の様なギャルゲーを望むか? 現実逃避の限りを尽くし、三千世界の鴉を殺し、主(当然、ギャルだ)と朝寝をする様なギャルゲーを望むか?」

「美少女(メートヒェン)! 美少女(メートヒェン)! 美少女(メートヒェン)!」

「よろしい。ならばギャルゲーだ」
「我々は満身の力をこめて今まさに振り降ろさんとする握り拳だ。だが、この暗い闇の底で10年もの間、堪え続けて来た我々にただのゲームではもはや足りない!」
「エロゲーを! 一心不乱の大エロゲーを!」
「我らは僅かに十数万。FFユーザーの10%に満たないマイノリティーに過ぎない。だが諸君は一月にゲームを10本買うような大馬鹿者だと私は信仰している。ならば我らは諸君と私で総兵力100万と1人のゲーム人口となる」
「我らを忘却の彼方へと追いやりパンピー相手の商売をしているメーカーを叩き起こそう。髪の毛をつかんで引きずり降ろし、眼を開けさせ思い出させよう。連中に二次元の醍醐味を思い出させてやる。連中に我々の購買の執念を思い出させてやる。アキバと日本橋のはざまには奴らの哲学では思いもよらない事がある事を思い出させてやる」
「一千人の架空の美少女で」
「世界を萌やし尽くしてやる」