北条 司【Angel Heart】:Act16&北条統合スレ

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93名無しんぼ@お腹いっぱい
http://www.mbcl.co.jp/n0001a.htm

タクロリムス(プログラフ)は、放線菌Streptomyces tukubaensis由来のマクロライド系物質として見出され、IL-2の転写阻害・mRNAの発現抑制等を介してT細胞の分化・増殖を抑制することにより免疫抑制作用を発揮すると考えられています。従来から用いられていた免疫抑制剤シクロスポリンに比べてT細胞機能をより選択的に抑制し、また急性拒絶反応の発症率が低いことから、肝および腎移植時、あるいはシクロスポリン投与症例で難治性拒絶反応が持続している場合の救済的治療に広く使用されるようになりました。
 しかしながら、強力な免疫抑制効果の反面、タクロリムスは腎毒性や高血糖といった副作用も有します。したがって、副作用の発現を抑えつつ適切な治療を行うには、トラフ(trough)レベルの血中濃度を定期的に測定し、投与量を調節することが不可欠とされています。