冬目景について 第4章

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135中原中也 「羊の歌」
>>23-24より
>>24を見て、中原中也詩集を買ってしまいました。
「ひつじのうた」同名作品があるけど、
関係あるのかな?
以下転載

中原中也詩集(角川書店 文庫) P92
山羊の歌より「羊の歌」

羊の歌
    安原喜弘に

1 祈り

死の時には私が仰向かんことを!
この小さな顎が、小さい上にも小さくならんことを!
それよ、私は私が感じ得なかつたことのために、
罰されて、死は来るものと思ふゆゑ。
あゝ、その時私の仰向かんことを!
せめてその時、私も、すべてを感ずる者であらんことを!