山本英夫総合 殺し屋−1− のぞき屋 おカマ白書

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424名無しんぼ@お腹いっぱい
>>417
>あと、全体的に綺麗にまとまっている作品と言いがたいのも事実。
メインの話にハマればその辺りは別にさほど気にならないんだけどね。
多分、カッキー死後は「メインの話」がほとんどなくなったので、
そこで当方が感じた「つまらなさ」を、貴方は1巻からラストまで常に
感じていたのかもしれないな。

進行中は物語はつまらないとはあんまり考えなかったです
いろんな話が出てくるんですが
期待させておきながら、ぶつぶつ切れているエピソードが多すぎるのが
困ったものだと、だんだん思うようになりました

根本的に物語を作るときのキャラの置き方が、いまいち不安定だと思います
イチが仮に善だとして、
それに対しての絶対悪の存在感は垣原というキャラがいて
イチと垣原をくっつけるじじいがいて、その辺の三角の位置関係はOKです
ただ殺人処理班の3人の存在や
金子の扱いは、結果的に気が変わったとしか思えないし
金子の子供を頼むとかなんとなくドラマチックに盛り上げといて
結局なにも無かったのごとくストーリーは進み
最後に殺し屋タケシとして登場もなんかシラケルだけです
双子にしても、垣原の暴力の説明や彼の暴力との比較にはなっていて
どちらかというと不快感極まりないキャラとして
イチに即殺されて然りという感じを盛り上げますが
この対決辺りの1週間1エピソード的な展開はスピード感はありますが
それまで描いてきた彼らの強さを、描ききれなかったので
何のために登場してきたのか、とも思ってしまいました


>そーいった個性的なキャラがどういった行動をとり
他のキャラとどう絡むのかがキモなのだから

それは良く分かります
ただぶちぶち切れている話が多すぎるのが
最後まで解決されなかったのが、どちらかというと
嫌でした
別に全ての謎に答えを出せとはいっていませんが
話を盛り上げといて
エピソードが変わると、それまでの話は無かったことにして
的な展開になりがちなのが
全体感としてつまらなさを増幅していた気がして仕方が無いです