漆原友紀『蟲師』−本当の闇、異質な光−

このエントリーをはてなブックマークに追加
448名無しんぼ@お腹いっぱい
このスレには初めてカキコ。アフタヌーン増刊購入。
表紙は買いやすいヤツと思う(前回と比べて)。

感想。前回ほどの魅力はないと思った。
蟲の性質については別に文句はない。ただ、蟲に憑かれた登場人物の描写が
気に入らない。勘違いとかおかしいとか言われるかもしれないが、漏れは
蟲に憑かれた、もしくは関わるようになってしまった人間を、その人間の周りを
描きながら、ギンコを使って、少しずつ謎の本質(なぜ蟲に憑かれたのか、とか
関わった人間が、どういう決断をするようになったのか、とか)を描くのが
この作品のメインだと思うが、この流れは崩されていないと思う。ただ、今回の
本質というのが、今までのフォークロア的な部分からよく言えばドラマ性、
はっきり言えば分かり易すぎる実際にはあり得ない話、になっていると思った。
作画の点にも少し不満がある。線のタッチが変わったと思う。ゲストキャラ
(と表現するのが正確なのかどうか分からないが)の線を見て欲しい。なんか
微妙に上手くなってないか?以前の線と比べて、すっきりして、少し細くなって
いると思う。
これはこれでイイと思う人が多いと思うが、漏れはイヤだ。「お絵かき」としての
上手さは認めるが、漫画の絵としては失格だと思う。もしかしたら、というか
間違いないが、前作及び単行本を見ないでコレを書いているので漏れの感じたものは
思いっきり的はずれかもしれないが、第一印象としてはこれで間違いないと思う。

いや、もしかしたら、漏れがこういう話が嫌いなだけかもしれない。
書きながら思ったが、こういう話の元ネタがない訳じゃないし。
今、結構アルコールが体内に入っているので、後から考えたら思いっきり滅茶苦茶な
事を書いているかもしれないが、そもそも、この文章については責任を持つ気なんか
さらさらないので、これはこれで単なる基地外の意見として受け取ってもらいたい。
内容にふれなかったのは、読んでいない人向けに考慮した結果と一応良いわけをする。
イイと思ったか、ダメと思ったかは読んだ人にしか分からない。そして、この作品は
そういう対象にする価値のある作品だと思う。って何を偉そうに(w

流れを無視したカキコでスマソ