漆原友紀『蟲師』−本当の闇、異質な光−

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123Snapdragon
>>118
だれか「蟲」て何に影響されてるか教えてくれませんか?
蟲自体は作者の独創なんだろうと思いますが、ストーリーは泉鏡花や宮崎駿の
影響を強く受けたものになっていると思います。特に第5話「やまねむる」は
『夜叉ヶ池』の前半部と『もののけ姫』を思わせますね。
蟲のデザインですが、実際の生物もモデルにしていると僕は思っています。
『緑の座』では光学顕微鏡レベルの微生物が多く使われているようですし、
『枕小路』に出てきた夢を現実化させる蟲は、ウミシダという棘皮動物を
思わせますね。欄外の作者自画像は先カンブリア代の古生物ハルキゲニア
のデザインを借りてきているんでしょう。スティーヴン J グールドの
『ワンダフルライフ』は多分読まれているでしょうね。

五十嵐大介……。僕はアフタ2000年8月号に掲載された『すなかけ』しか
読んだことがないのですが、ちょっと不思議な設定をうまく現実世界に
解け込ませた物語が非常に印象的でした。が、幻想風味の強い『蟲師』
との関係となると、ちょっとぴんとこないかな……(^^;;

>>120
>話し作りにも関係しているような気がします
ちょっと検索してみたんですが『はなしっぱなし』は今絶版なんですか?
もしよかったら、内容上の類似性をもう少し説明して頂けると有り難いん
ですが。