ハロルド作石

マジレス。
ハロルドのサラリーマン観論争だけど、確か「ゴリラーマン」で
幻の五輪代表といわれた用務員大野さんの仕事を小バカにした
物言いをした柔道部員に対して大野さんは（自分はこの仕事を）
「食うために誇りを持ってやっている」と言い放つ場面があった。
ハロルドはサラリーマンの職業そのものを否定してるのではなく
目的もなくただ漠然と生きている人間が、とりあえずサラリーマン
になって、自分よりも社会的地位や収入が低い人間を見下すような
生き方を否定してるんじゃないのか？
白武高でバンドやってた先輩の話にしても、藤本達を憂鬱にさせたのは
先輩が夢を諦めて就職した事ではなく、パン屋に就職した先輩の、まだ
ミュージシャンを目指している昔のバンド仲間に対するあまりにも冷淡な
態度だったのではないかい？
ハロルド作品の登場人物はそんな単純な図式でサラリーマンという仕事を
否定していないと思うよ。