アルプスの少女カイジ

このエントリーをはてなブックマークに追加
39名無しんぼ@お腹いっぱい
「涯」「人間学園入所エピソードより」

ハイジ「あの・・・いや・・・こんな事聞くのは・・・ちょっと
    あれなんですけど・・・」
ロッテンハイム「はいはい。なんでも聞いてくださいな・・・!」
ハイジ「はぁ・・・その・・・白パンの持ち帰りとかは・・・」
ロッテンハイム「フフ・・・なんだそんなことですか・・・もちろん、いいでしょう・・・!」
ハイジ「え?」
ロッテンハイム「認めます認めます・・・!」
ハイジ「いいんですか・・・?」
ロッテンハイム「当然の権利です」
ハイジ「暖炉で串にチーズを刺して焼いて、黒パンに載せてワイルドに食うってのは・・・?」
ロッテンハイム「問題ありません・・・!」
ハイジ「あの・・・」
ロッテンハイム「ん?」
ハイジ「好きなときに遊びに行くのは・・・?」
ロッテンハイム「いいでしょう・・・!望めばそれも認めます・・・!」
ハイジ「本当っ・・・!」
ハイジ「あの・・・アルプスの友達のペーターを呼ぶとか・・・?」
ロッテンハイム「OKOK・・・!」
ハイジ「こんな動きにくいピラピラの服じゃなくて、アルプスで着てた服を着ても・・・?」
ロッテンハイム「ホホホ・・・好きなだけ着なさい・・・!」
ハイジ「白パンもらったら、すぐアルプスに帰っていいですか・・・?」
ロッテンハイム「・・・・・・・フフ・・・やはり・・・アルプスのクソ田舎モンよっ・・・!」
ハイジ「え?」
ロッテンハイム「考えてみろ。貴様はあくまでもクララ様のための居候だ・・・いわば金で買った奴隷・・・貴様の教育係の私が、貴様が今、言った事を一つでも許すと思うか・・?」
ハイジ「え・・?」
ロッテンハイム「貴様だってそれはわかっていたはず・・・最初はな・・・しかし・・・
    こちらが少し甘い雰囲気を出すとものの5分でもう心がゆるみ・・・
    本性が立ち上がる・・・!自分勝手な欲求が始まる・・・!
    それは許していくと際限なくエスカレート・・・!
    次第に言葉も人を舐めた口調となるっ・・・!慎みも分もわきまえない・・・!
    まさにそれこそがお前らの正体・・・!田舎者の山猿・・・クズがっ・・・!
    その膨れあがった自分本位・・・叩きつぶしてやるっ・・・!
    上流階級としての教育開始っ・・・!
    田舎者めっ・・・!
    アルプスの田舎者のままでいられると思うなよっ・・・!」