日野日出志を語ろう

最近知りました。後輩が一生懸命集めてました。（昔の作品＝プレミア本）　けっこうおもしろかった。パターンではあるけど、救われない展開は良い。誰かカミングアウトしてください。

うむ。ひばり書房のはあらかた読んだ。俺は例の「君は三日後に死ぬ！」
にはさほど衝撃を受けなかったな。「蔵六の奇病」もメジャーすぎる。
堕胎した女性が最後無数の胎児（魚みたいな）の亡霊にとり憑かれる漫画
は「イレイザーヘッド」とタメかそれ以上に生理的嫌悪感を感じた。
…それにしても日野スレって前にもあった気が…とっくに沈んでると思う
けど、探してみた方が良いかもね。

Φめだま・うまうまΦ日野日出志最高スレッド(89)
http://piza.2ch.net/comic/kako/959/959219594.html
日野日出志の漫画で10本ヌけたら１００万円(8)
http://mentai.2ch.net/comic/kako/959/959755564.html

３さん。ありがとうございます。今から行って来ます。

母の田舎へ法事にいったおり、はじめて日野日出志体験。
その時よんだのが「泥人形」、「はつかねずみ」でした。
まだ５歳くらいで、法事を抜け出して蛇が巣を作っているという
蔵の中で読んだんで、大泣きトラウマに。
それから恐いもの見たさで色々読み漁り、かえってトラウマを深くしてしまい・・
でも、３０越えた今読み返すと、おっしゃるとおりパターン化していて
本人も普通の人って感じでそれほどではなくなりました。

大人になってから読んだもので「私の悪魔がやってくる」がちょっとエロくて
面白かったです。
「へえ〜日野先生、こんなのもかくんだ〜」って感じ。
あ、でも期待して読むというほどのエロではないすよ。
心理的エロですよ。（ちなみに私は女性ですが。）

エロといえば、『赤い蛇』は
思う存分エロかった……

すごーく読みたいけど、一度に大量読むのは体力的にちょっと無理ですね。

>>2
恐らく同じ作品だろうと思うんですが（題名忘れた）
同棲してる二人が登場する作品ですかね。
私も、夢の中で男が女の腹を包丁で割って、
中から胎児が出てくるシーン・・・・
胎児が火を通した小エビそっくりで、エビピラフを食べるときは、必ず
この作品を思い出します・・・・。
女が食事にイカを切るコマ、イカもきもかったですね。

時々年を召した女性は、唇が異常に赤くて（塗りつぶし）
かなり露骨に色っぽかったりしますよね。

「わたしの赤ちゃん」に入ってる水色の部屋だね

なんか薔薇？を育てる名人みたいな爺が実は女をレイプして
殺し、その血？肉？で傑作の薔薇を生み出していたってお話
があったような…その時の女性の唇も真っ赤な感じで横顔
が上向き加減で爺に多分レイプ？されてるシーンが妙にそそって…
当時かなりエロさを感じ、オナーニも出来ました…

中学生くらいのとき読んだ『地獄のペンフレンド』。
怖かった・・・・。

とりあえず絵が無意味に恐い。
昔の犬木加奈子もそうだけど。

>>12
犠牲者の主人公でさえ恐いよね。
「うろこの無い魚」とか「泥人形」で煙があたって顔が溶けている少年・・・
あんたたちのほうが恐いんだよ！とつっこみたい。
あわわわわわ・・・・・！！

何のことはない家族旅行のはずだったのに実は旅館のオヤジが殺人鬼で
家族全員殺されてしまう話が初体験だったような。
幼心にものすごい衝撃だったなぁ。

正倉院かどこかの宝物で、死んだ人の顔を模したものが
「芸術新潮」に載ってたんだけど
日野さんのキャラにそっくりでした。

日野先生自身は親日の越中そっくりです

二〇数年前の作者プロフィールの写真は
唐十郎にそっくりだった。

>>10
「赤い花」ですね。「わたしの赤ちゃん」とか
文春文庫の「マンガ黄金時代」（だったっけ？）に入ってます。
>>14
「まだらの卵」に入ってる「おかしな宿」です。

「赤い花」のあの横顔、覚えてます。
絞め殺しただけなんだろうと思うけど、レイプを充分
あんじさせるよね。
そのじいさんにとっては絞め殺すことがレイプなんだろうねー。

切れ長の女性って浮世絵なんかに出てきそうな顔してませんか？

冬コミに参加してたね。
さむえ着て女性ファンと会話してた。

「おかしな宿」、夕食食べに入ったお店においてあったので
読んでしまった。
頼んでたてんぷら定食がまずくなった・・・・・。

あ、作品は好きなんですよ。

「おかしな宿」…！？私を人間不信にしてゴールデンウィークを
引き蘢りタイムにした、あのトラウマ漫画のタイトルがそんなに
ほのぼのしてたなんて…！？

なんか一度、
「先生が脳膜炎にかかったため、連載休止します」
って時があったような・・・
日野さん自身がネタで書いたのかもしれないが。

「恐いマンガを書く人は、やっぱり脳がやられてるんだ・・」
と幼心に思ったものです。

私は、「日野日出志的キャラ」と勝手に決めつけている。
「地獄へのエレベーター」でエレベーターがちょっとずれて
とまるのだが、そこから蛇？を這わせる女の人。
はれぼったい目で三角のべた塗りの口。
あんたが一番恐いんだよ！

「元日の朝」で「ウガアッ」と襲い掛かってくる首。
それと、目が血走った主人公たち。

こう見ると日野日出志先生って結構メジャー？っすね。
私がリアルタイムで読んでたときは、
クラスメイトにいじめられたりしました〜。
「女の子が読むようなものじゃない」とか
無言で去っていった友達多し・・・
こうしてレスできるだけでもうれしい。

怖いよ〜トラウマになるよ。

「まだらの卵」って結局、正体をあらわさないんだよね。
一コマだけ、目玉みたいなのがすーっとよってくる。
その目が忘れられない。

どの作品か忘れたんですが、たしかマネキンがたくさん出てくる作品。
少年が主人公で、家族のなかでおじいさんがとてもブキミ。
気が狂っているのか、人形を娘だと思っていて紐でつるしてあやしているんですが
その顔も化け物じみている。
このおじいさんが一番恐かったのですが、これだけではわかりませんかね？

私もこの方のマンガでトラウマ背負わされた口ですが、
角川ホラー文庫で久々に恐怖のモンスター読み返して見たら「もう一冬越せー！」
と、「何故鏡を割っただけで警察が来る？　不条理だ」というギャグにようやく
気が付いて笑い、ちょっとトラウマが解消された気分になりました。

あと意外にえろちっくに同意。女の人に時折、ぞっとするほどの色気がある。

恐怖のモンスターはギャグじゃないのか？

キングコングのマネをして胸を叩くんだけどビチョンとかベチョンとか
いう音しかしなくて「僕の場合は有機物だから音にしまりがないなぁ」
みたいなことを呟くんだよね、恐怖のモンスター。昔の記憶だけど。

ねずみを飼い始めたらでかくなって家を支配しはじめ、
家族全員ねずみの言いなり（？）状態になる話。
何かあらすじかいてたらギャグマンガのようなのに、
読むと怖いのは日野マジックと言った感じ。

また、マンガの中に出てくる漫画家だか何かの名前の
「血野血出志」が印象に残ってる。

茂蔵の奇病とかいうタイトルのは忘れられない。
ぽろっと眼が落ちて、あ...とかいいながら拾い上げてる。
子供のとき読んで焼き付いてしまったよ。

血野血出志だっけ？子供が生まれたらのっぺらぼうだった
ので、目をしんこ細工で造り、耳の代わりにギョウザを貼
りつけて人間の形にする、とかいう場面があったけど…今
にして思えば「どろろ」のパロディーだったのか！？

補足。血野という漫画家が自分の無茶苦茶な生活ぶりを紹介
するという漫画だった、と思う。血野は、なにかっていうと
自分の脳とか腸を読者に披露するキャラだった気がする。

「悪魔の招待状」の最終話は「地獄の子守唄」異常に狂ってる。

間違えた。。。

異常　→　以上

>>37
ものが日野だけに、間違えたって感じがしませんな…

ワカメの味噌汁萌え

おお、こんなにいるとは。日野日出志作品を子供の頃に読まなかった自分が情けない。トラウマになる漫画って、ある意味すごいですね。「日野ワールド」って言うと、帰ってこれなくなりそうな感じですね。

この人、一番好きな漫画家が杉浦茂なんだよね。
だから残酷なんだけどちゃんとユーモアがある。
そんなところが好きです。

日野作品が好きな奴で、実際に犯罪を起こしそうなヤバイ奴はいないとおもうが、どうか。

おいおい、典型的日本人的健忘症にかかってんなよ。
世間はそういう自己弁護は逃げ口上としか思わない。
かのＭが所蔵していたビデオに日野日出志監督「ギニーピッグ」が入ってた
ことで、残酷ものが規制されたじゃないか。

百歩譲ってもだ、自分だけじゃなくファンでありさえすれば全ての他人が
そうだと無邪気に信じられるのはどういう感覚なのかと思うね。
作家は多かれ少なかれ毒を吐き出して商売してるんだから、その毒に
悪い影響を受ける人間が出る可能性もあると覚悟しておくべきだ。

>>43のいう事にも一理あるが、宮崎が所有していたホラービデオ
の中に日野が監督した『ギニーピッグ２』はなかったという噂だ。
噂と言うか日野がインタヴューでそう言ってるんだが、本人の弁
はかえって怪しいからな…。宮崎の所有物のリストは市販の本に
も掲載されてたと思うので、誰か確かな情報を頼む。

http://evildead.virtualave.net/cgi-bin/newgore/127.jpg
ギニーピッグで、実際に日野宅に送られて来たスナッフビデオを
使ったっていうのは本当なのか？

>>45
そりゃ嘘だろ…。
な〜、もういい加減、漫画の話に戻らない？折角マタ〜リと流れていたスレ
も今じゃ沈みっぱなしだし。

高校時代は美術部だったが＠｀日野作品の人物を油絵で
描こうとしたらとめられました・・・・

「どろ人形」は掲載されたマンガ少年だったか少年キングだったかの
表紙絵になってましたね。

最近の日野キャラ、女性が変わってきた。
やっぱり時代に合わせてちょっとだけ軽くなったかな？

ということで上げます。

1970年ごろ少年マガジンかぼくらマガジンに掲載してた
恐竜がアンモナイトをずるっと食べるシーンのある
作品ってどこかの単行本に収録されてます？

『幻色の孤島』ですな。虫プロ商事とかから出版されてたはず。
今はどうだか知らないが。

親父のクソが札､小便が砂金（だったっけ）となって排出され､
大金持ちになる話はうらやましかったな。展望台のような高いところに
便所を作って､景色を眺めながら､肉をうまそうに食ってやがった。
しかし最後は､いんちき臭い発明家か何かに札束製造機に改造されて､
オーバーワークの末､破滅するのであった。

>>50
確かつい最近、少年マガジンコミックスか何かで復刊、もしく
は再編集版が出たと思う。何故か唐突に。「蔵六の奇病」とか
「まだらの卵」も収められていたような気がする。古本屋で
ちらっと見ただけだから詳細は不明だけど。

「恐怖のモンスター」は連載してた時は「いとしのモンスター」って
タイトルだった。だから結構笑いも入ってるわけで。
あと「おかしな宿」も掲載時とタイトル違う。覚えてないけど、やっ
ぱり「狂った」とか「きちがい」とかそっちの形容だった。

ギニーピッグ２ばかり話題になるが、その後に監督した
「マンホールの中の人魚」も結構いいぞ。
グロだけど悲しく、短編をそのまま映像化した感じで。

>>53
そうか…「おかしな宿」は「（頭の）おかしな宿（主）」の
略だったのか！最後のコマは「山海の珍味が味わえる楽しい
民宿！」とか何とか書かれたビラがヒラヒラしてる、という
ものだったと記憶してるけど…違うかな？新しい宿泊客が来
ておしまいとか？
>>54
うん。あれはなかなかの逸品だった。

>>56
…意外に今でも数が出てるんだな…日野漫画。
タイトル見ていくだけでお腹一杯だ。
それはそうと、俺が前レスで言ったのは「怪奇のはらわた」
だったと思う。

どなたか自分の日野トラウマ本のタイトルを教えて下さい。

作者自身の話という展開で子供の名前が「狂太」と「狂子」
妻は正気ではなく、子供達はサイコロで遊んでいた様な。

話の最後の扉絵で「君も死ね！」と斧がこちら側に飛んでくるのですが。
今、再読してトラウマを克服したい・・・

『地獄変』ですな。代表作クラスです。

『地獄変』…色んな意味で凄い漫画だなぁ…。
とりあえず俺が一番キタのは、主人公の父親の少年時代、
キ○ガイの世話をさせられて、涎とか鼻水のまじった飯を
食わされる場面。逆にほのぼのとさせられたのは、奥さん
の経営する居酒屋に集う死人達の和気あいあいとした食事
風景。とにかく…読むと疲れる（憑かれる？）漫画です。

>>51
それは「恐怖列車」の最初の版に入ってるやつですね。
のちに他の作品と差し換えて出たので、あまり知ってる人いないかも。

とてつもなく悲しい物語「水の中」を押す！

>>62
魚好きの少年が交通事故で手足がなくなって、お母さんと
暮らしてる話？「ですます」調のナレーションが何かもの
悲しい童話のような雰囲気を醸し出してたような…。
ところでお母さんは死んじゃう（唇から血を流して倒れて
た）んだけど、死因は何だったっけ？

ホステスやってて、家に連れ込んだ男に絞殺されました

＞32
子供が怪しいペットショップから買ってきたハツカネズミが大きくなり凶暴化して
家の中を支配して（畏敬の対象）家族が逆らうと赤ん坊をかじり殺し、母親が発狂
してネズミにお乳を吸わせる。父親はなにもかもあきらめたが、主人公の子供だけ
は「いつか大きく強くなって、あのネズミを家から追い出してやる。」と希望に胸
を膨らませて元気に学校に行く。
・・・私達は、このラストに何を期待すれば良いのだろう・・・。

「あしたの地獄」読みてぇ。
どこかの出版社が出してくれないかな。
太田出版あたりとか。

＞６６
同じタイトルでどこかで連載やってるよね。
もう終わったのかな？

子供の頃に日野漫画愛読してた。
「地獄変」「蔵六の奇病」「はつかねずみ」あたり。

あとタイトル思い出せないのがあるんだけど
子供が主人公で、ドブから拾ってきた死体なんかをコレクションしてる話。
確かオヤジがジイサンが豚を殺したりしてて
妹だったか母親だったかがヘビの卵を暖めてたような・・・？
誰か憶えてる？

>>66
今なら青林堂が出さないかなあ。誰かリクエストしてくれ。

「ＧＯ！ＧＯ！豪！！」が未だに見つからん。
超読みて〜〜〜！！

ガイシュツだったらスマソですが「蝶の家」という作品は
短編ながら「これぞ日野日出志」といった雰囲気タップリ
の傑作だと考えマス。

蔵六の奇病..巻頭カラーだたような記憶。キモチワルー

７２さん。寺沢武一よりも、日野日出志にＣＧで漫画を書かせるべきですかね？　（寺沢武一はCG漫画になってから、つまらなくなったけど。）

ポリゴンで目玉がぐりぐり動く日野日出志作品……
って、そりゃＰＳの『厄』だ（笑）。

>>73
日野氏は実際にMACを使う漫画家の会「J・MAC」に所属、
現在ではお仕事にマックを使ってらっしゃいますよ。
やはり会員である御茶漬海苔氏と協同作業でそら恐ろし
いCD-ROMを製作中（もう出たのか？）とのこと。
…以上、ネタではなく実話です。

J-MACのアドレス。
http://j-mac.netjoy.ne.jp/
リンク（アーティスト）のメニューから日野氏のHPへ逝ける
…筈ですが、ここ１年間くらい「工事中」です。

日野作品キャラのフィギュア、
すごくいい出来だけど、買う勇気がない・・・・・

古今東西のフィギュアで一番じゃないだろうか・・・
（私だけか。そう思うのは。）

確か「蔵六の奇病」をレコードジャケット（ＣＤがなかったか
普及してなかった時代）にしたアーティストがいたよね？誰か
知ってる人いない？

非常階段（ノイズ系）ですね。
あと、ちょっとまえに「地獄の子守唄」ってタイトルで
日野日出志の絵をジャケにしたバンドもあるよ。

http://www.fake-co.com/artist/inugami.html
「地獄の子守唄」は犬神サーカス団でした。ちょっと小さいけど。
「蔵六」のＣＤも入手可能。日野先生の顔もインナースリーヴに載ってます。