1 :
かば田:
ドラえもん最終回ののび太が植物人間だったってのは
デマみたいだけどおれはそれを映像で昔見た記憶が
あるんだがなぁ〜、はっきりと覚えてないのがくやしい。
ほんとにデマすか?!最終回なんてないの?
3 :
>1:2000/06/30(金) 02:44
誰が何と言おうが俺の中でのドラえもん最終回は「さようならドラえもん」。
4 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 02:55
当時,ドラえもんばらばらに読んでたので
さようならドラえもんと帰ってきたドラえもんが
対の作品だとは知らなかったのよ
そんなわけで,俺の中ではドラえもんに最終回はありません
5 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 03:20
ドラえもんが壊れて
のび太が直すって話が一番すき。
6 :
>4:2000/06/30(金) 03:25
ドラえもんバラバラにされちゃうんですか?
初耳です!衝撃です!
>3
なきそうになった漫画ってこれだけかも。
今見てもぐっとくる。
8 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 03:25
ドラえもんの電池切れの話が一番好き
9 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 03:26
>7
お天気お姉さんのドラえもんのパロディで一気に冷めた
「勝ったよ僕!」
10 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 03:29
>6
よく読め。
11 :
>9:2000/06/30(金) 04:00
同感。
あれは、、、。
12 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 04:01
都市伝説です
13 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 04:07
ドラえもんの最終回は3種類あります。
(学年誌連載分もあるので)
14 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 04:10
>3
確か、一時は全6巻完結となっていましたからね。
15 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 04:11
小学館は、ドラえもんの単行本未収録作品までを全て網羅した
「完全版・ドラえもん」を即刻出版すべきである!
20世紀のアジアを代表する漫画であることは間違いないのだから!
16 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 04:13
>13
詳細を希望します、わたしは「さようならドラえもん」知らないので他の分が知りたいです。
17 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 04:14
>16
2のサイトで読めます。
18 :
めがぽに:2000/06/30(金) 04:16
>>15 逆に「でかいボールに乗って、バットでボールのケツを叩いて
空を飛ぶ4ページくらいの話」は削除に値すると思われる。
19 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 04:16
20 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 04:18
>>18 いや笑えたけど(^^;
そういうのも含めて、ドラだと思う。
21 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 04:19
一番笑えたのなんだろな
呪いカメラっぽい
22 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 04:28
>17
>19
両氏ともどうもありがとうございます。
あのサイトの2番の最終回も悪くないですが、「さようならドラえもん」が一番
いいですね。
(16の「さようならドラえもん」知らないは「さようならドラえもん」しか
知らないの間違えです)
23 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 04:28
結局、『ソノウソホント』で、全ての道具が事足りてしまうって言うのには、誰が気付いたのだろう
24 :
16:2000/06/30(金) 04:29
22=16です。
25 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 04:29
1のいってる落ちのは、あたしは
漫画で見たよ。コミックキューかなんか、マイナーな雑誌で、
5〜6年前かな。きもちわるかった・・・・・・・
26 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 04:39
>25
あーあったあった。
古屋兎丸だっけ? カバー特集だよね。
でも1の落ちとは少し違ったような記憶。
27 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 04:55
古屋兎丸が「パレポリ」ってマンガで
ドラえもんのパロディやってた。
ドラえもんが未来に帰った後のび太が自閉症になり、
発狂すると言う話をくそリアルな絵で描いてた。
気持ち悪かったけど笑えた。
28 :
かば田:2000/06/30(金) 05:03
1です。たぶん25〜27のをみたのかも。
映像として頭にはのこってるんで。
オバQの未来を書いた「劇画オバQ」なら持ってるんすけどね。
29 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 10:46
「ソノウソホント」は、
椎名高志が四コマで突っ込んでたね。椎名百貨店収録。
ただ、これが第一号かどうかは知らない。
俺が一番笑えたのは「クイック+スロー」
子供のときにも散々笑った。今でも別の意味ですごく笑える。
30 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 11:48
コミック・キューのはたしか松本大洋だったよ。
巻頭カラーで。
年を取ったのび太が幼い頃の自分を諭す感じで、ドラえもんも普通の猫になってて。
31 :
>30:2000/06/30(金) 12:45
いや、それとは別。
あれはイイ話系だったでしょ。
古屋兎丸はドラえもんのパロと同時に、サザエさんもやってた。
サザエさんが妙に色っぽかった。
32 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 13:07
もしもボックスがあれば他の道具は必要無い
もっともしもボックスを使えと思った
33 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 15:05
先祖のノビタをいじらんでも、セワシがドラえもんの
アイテムを使えば、貧乏を脱却できると思う。
34 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 15:29
ドラえもんはどうみても時空犯罪者だよなぁ。
35 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 15:34
ドラえもん、ターミネーターの元ネタなんだよな。
36 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 15:50
セワシの時代には各家庭にドラえもん以上のロボがいるはずだからなあ‥‥
37 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 20:30
>23 @`32
同感。
あと、ふわふわぐすりとタケコプターの使い分けも不明。
38 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 20:38
もしもボックスって、世界を根本から作りかえるものなんだから、少なくとも、政府レベルでのブラックボックスになってないとおかしいと思う
それとも、パラレルワールド移動器具なのかな
39 :
>30:2000/06/30(金) 20:49
違うって「コミック・キューのは」だから
古屋兎丸「Palepoli」は持ってるよ。
風景画でバカボンとか火の鳥”落語編”とかおもしろい。
間違えました。↑は>31でした。
41 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 20:57
タケコプターとかどこでもドアとかの値段を書いてある本ってなかったっけ?
見たことあるような???
42 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 21:12
小論文のテストで、「もしもドラえもんの秘密道具が使えたら貴方はどうしますか?」
という問題があった。そんなもん、もしもボックスを使うにきまっとるがな、思うのだが。
もしもボックスは万能過ぎるのでダメー、と駄目だしされてました。
この出題者、及び解答を作った人間はドラえもんを分かっていないと思うのですが
どうでしょうか?
43 :
名無しさん(赤):2000/06/30(金) 21:20
もしもボックスって電話かけたやつが、中でトリップして
その世界を見ている、という考え方はどうでしょ。
44 :
>39:2000/06/30(金) 23:51
古屋兎丸のその作品もコミックキューに載ってたよ
45 :
39:2000/07/01(土) 00:20
>44
確かに・・。
じゃ、火の鳥〜訪問編〜とタカシ悟りモノと部長シリーズとくまちゃん
で勘弁して。
46 :
名無しさん@1周年:2000/07/01(土) 18:34
デマでも、面白い>のびた植物人間
47 :
名無しさん@一周年:2000/07/07(金) 04:59
>43
三種類。希望した「もしも」の世界に応じて「もしもボックス」は三種類の力を発揮する。
1.ありえそうな世界(魔法世界等)なら異次元のパラレルワールドへ転送。
2.絶対に存在し得ない世界(鏡のない世界)なら夢を見せる。
3.
ゴメン。もいっこ忘れた。なんか教訓ふくんでんだよ。
48 :
名無しさん@1周年:2000/07/07(金) 05:15
のびたの植物人間
49 :
名無しさん@1周年:2000/07/07(金) 05:33
〜かしら。てっよく男キャラが語尾につけてるけど、
昔は、男も使ってたんかな?
50 :
名無しさん@1周年:2000/07/07(金) 05:45
「●●だったのかしらん。」
と国語の教科書で男が喋ってた
オエ〜
51 :
かしらん:2000/07/07(金) 05:55
「〜か知らん」と書く。文語体です。
52 :
名無しさん@1周年:2000/07/07(金) 06:59
第1章 出来事
それは、子供達が心おどる正月の出来事だった。
「のび太さぁ〜ん。羽子板で一緒に遊びましょうよ。」
「うん。やろうやろう。」
しかし、運動音痴なのび太は、あっという間に真っ黒な墨だらけの顔になった。
「よ〜し。今度は負けないぞ。」
「え〜い。」
のび太が打ち上げた羽は、とんでもない方向へ飛んでいき、
大きな木のてっぺんに引っかかってしまった。
「ごめ〜ん。僕取ってくるよ。」
「あんな木に昇るとあぶないわ。あきらめましょうよ、のび太さん。」
「だいじょぶだよ。」
そういうと、少しは頼りになる所を見せたかったのか、のび太は大きな木をのぼり始めた。
「のび太さん、降りてきて〜。危なくてみてられないわ〜。」
上に昇れば昇るほど、足をかける枝は細くなる。
その時である、
バキッ!!!
乾いた枝が折れる音とともにのび太が落ちた。
「きゃ〜〜〜〜〜ぁぁぁぁぁぁぁ。」
ドスン!
鈍い音がした。
この木はどれぐらいの高さなのだろう。
何メートルあるかはわからないが、のび太としずかにはとても大きな木に見えた。
53 :
名無しさん@1周年:2000/07/07(金) 07:02
第2章 告白
「のびちゃん!のびちゃん!」
「のび太! おい のび太!」
「のび太くん!のび太くん!」
「のび太さん!のび太さん!」
ここは私立病院。不幸な事にのび太は頭から落下し、意識を失っていた。
ママ、パパ、ドラえもん、しずかが、涙を流し、必死にのび太に話かけている。
連絡を受け、ジァイアン、スネオも駆けつけた。
「おばさん。のび太はだいじょうぶなんですか?」
「うぅぅぅうぅぅぅ。」
ママはその場に崩れ座り込んだ。
「手術をしなければ、このまま・・・ずぅ〜っと
このまま、のびちゃんはこのまま・・・植物人間のようになってしまうんだって・・・。」
「じぁあ手術をしてのび太を助けてよ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「失敗すれば、死んじゃうかもしれないの・・・・・・・。」
「うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ。」
「おい。ドラえもん!!!!いつものように何とかしろよ!タイムマシンだとかなんかあんだろ!」
「そうだ!そうだ!何とかしろっ!」
「・・・・・・・・・・・・・できないんだ・・・・・・・。」
ドラえもんの脳の中に「生命救助」に関する禁止事項プログラムがある。
そのプログラムの中の111059841行目に、このような命令がある。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
歴史を壊す可能性大。生命を直接的に救助する事を禁ず。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
この事実をドラえもんはみんなに告白した。
「この役立たずロボット!」
「お前なんか未来へ帰れ!」
「みんなごめん・・・・・僕はのび太くんの為に未来から来たのに・・・」
ボカッボカッ!!!
ジァイアンはドラえもんを殴った。
「うぅぅぅぅぅぅぅぅ。ごめん・・・。」
ボカッボカッ!!!
今度はドラえもんが自分で自分を殴りつけた。
「たけしさん!ドラえもん!もうやめて! 私が悪いのよ。 私が一緒に羽子板遊びなんてしなければ・・・」
しずかは自分を責めた。
「いいえ。みんなのせいじゃないわ・・・。」
ママの声が、みんなに届いたかどうかは定かではない。
54 :
名無しさん@1周年:2000/07/07(金) 07:03
第3章 未来へ
それから1週間。
のび太の意識はいっこうに戻らない。
「先生。手術の成功率はどのくらいなのですか?」
「・・・・・・・・・・いままでの成功例から言いますと、20パーセント以下です。」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「でも、このまま何もしなければ、のびちゃんは・・・・・・。」
手術をしなければ、のび太は生命すら危険な状態であった。
しかし、手術の成功率は絶望的に低い上、手術にかかる多額の費用も野比家にはあるはずもなかった。
「20パーセントでも、助かる確率があるなら、手術して、のび太くんを助けましょうよ。」
出木杉がママに言った。
「僕、クラスのみんなにカンパを呼びかけます。」
「よし、できすぎ!そうしようぜ。」
ママの目にまた涙がこみ上げた。
しかし、いままでの涙とは違う別の涙だ。
みんなにこんなに愛されているのび太・・・。
ママはのび太を産んで本当に良かった。そう思った。
そう思ったら、涙があふれた。
数日後。
もう決断しなくてはのび太の命が危ない。
出木杉や、ジャイアン達が集めてくれたカンパも微々たるものだった。
成功率は低いが手術をしなくてはのび太は助からない。
しかしそんなお金はどこにもない。
「だめか・・・・」
「パパ!そんな事言わないで!うううぅぅぅぅぅ。」
「すまない。ママ・・・・」
ママとパパは我が子の為には命さえ、惜しくないと思った。
しかし何もしてあげられない自分達に無性に腹が立った。
「ママ、パパ、お金は僕が何とかするよ。
僕はのび太くんの為に未来からここに来たんだ。絶対にのび太くんを助けてみせる。」
「ドラちゃん・・・・・。」
ドええもんはそう言い残すと、家に帰り、引き出しの中のタイムマシンで未来へ戻った。
55 :
名無しさん@1周年:2000/07/07(金) 07:04
第4章 急げ!
ドラえもんは21世紀に帰ると、真っ先にリサイクルショップへ向かった。
「いらっしゃ〜い。」
無愛想なロボットの店員がドラえもんを迎えた。
「これ全部売りたいんだ。」
「全部????」
「そう。全部だ。」
「本当にいいんですね?」
「はやくしろっ!」
ドラえもんは何と、4次元ポケットの中の道具を全部売り払ってしまった。
額にすると、どこかの惑星を1つまるごと買えるぐらいの金額だ。
「ありがとうございました。2.68秒後に、あなたの電子マネーの口座に全額振り込まれます。」
「またのお越しをおまちしております。」
それを聞かない内に、ドラえもんは店を飛び出していた。
のび太くんを絶対に助けてみせる。。。。ドラえもんの頭は、その事でいっぱいだった。
オーバーヒート寸前だ。
いや、もうすでにドラえもんの内蔵コンピューターは、すでにおかしくなっていたのかもしれない。
ドラえもんは次に、宝石博物館へ向かった。
この時代、ほとんどの宝石は人工的に作られて、
天然の宝石は、莫大な金を積まなければ、手に入れる事は出来なかった。
「いらっしゃいませ」
人間女性型ロボットが迎える。
「ご見学ですか?」
「いや。」
「天然のダイヤで一番大きいのください。」
「少々お待ちください。」
女性ロボットはそう言うと、奥のスタッフルームへ入っていった。
数分後、10人のガードマンロボットを引き連れ、
館長らしき人が出てきた。
「あなたですか?天然の一番大きいダイヤをほしいというお客様ですか。」
「そうです。売ってください。」
「本当ですか?とてもあなたのような方が買える代物ではありませんよ。」
館長は明かにドラえもんの事をバカにしていた。
「お金ならあります。見て下さい。」
そう言うと、ドラえもんはマネーカードのバランスボタンを押し、 残高を館長に見せつけた。
「おおおおおお」
「す、すいませんでした。どこぞの大富豪様にお仕えしているロボットだとは ・・・」
「今すぐそのダイヤをお見せいたしましょう。」
全く、現金なものだ。商人あがりの人はいつもこうである。
館長は奥の金庫から大きな箱を大事そうにかかえ、再びドラえもんの前に現れた。
ゆっくりとその箱を館長が開ける。
「どお〜ですか。この輝き。すばらしいでしぉ。私のコレクションの中では最高です。」
ばかでかいダイヤだ。その大きさはドラえもんのこぶし位ある。
「このお金全部払うから、そのダイヤをください。」
「ぜ・全額いただけるのですか?」
「そうだ。早くして。」
「はいわかりました。」
ドラえもんはダイヤを受け取ると、店を飛び出し、
のび太くんがいる時代へとタイムマシンで再び戻った。
現代で、ドラえもんはダイヤを宝石コレクターに売り、のび太の手術費を作った。
その宝石コレクターの孫が、21世紀で先ほどドラえもんがそのダイヤを購入した
宝石博物館を開く事になるとは、ドラえもんは知るよしもなかった。
56 :
名無しさん@1周年:2000/07/07(金) 07:05
第5章 「友達」だということ
「今夜が山場ですね。手術を行わなければ、命が危ないです。」
先生がママに言った。
ママはその場に崩れ倒れた。
その時である。
バタンッ!
ドアが勢い良く開くとともにドラえもんが、病室に飛び込んできた。
「のび太くん!」
「ドラえもん。こんな時にどこ行ってたんだよ!」
「ごめん。のび太くんの手術費を作る為に、ポケットの中身を全部売ってきたんだ・・・」
「え?本当か?これでのび太は手術できるのか?」
「ママ・・・このお金でのび太くんを助けてあげようよ。」
「ドラちゃん・・・・・・・・・ありがとう・・・・」
「先生。おねがいします。」
迷ってる時間はない。パパは先生に手術をお願いした。
「よし。緊急手術を行う。大至急手術室へ運んで!」
病院内に緊迫した空気が一気に張りつめた。
手術室は1階のB棟だ。
みんなも、意識のないのび太をのせたベットの後を追った。
「全力をつくします。」
ドアが閉められると、
手術中のランプが点灯した。
3時間位たっただろうか・・・。
ママとパパは親戚に連絡をとり、近い所に住む親戚は、もうすでに駆けつけていた。
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ。」
みんなが驚いた。ジァイアンが突如大声を張り上げたのだ。
近くの看護婦が大声の元を探して、こっちへ来た。
「ここは病院ですよ。他の患者さんも居るんですから、大声ださないでください。」
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ。」
「静かにしてください。」
「のび太ががんばってるっていうのに、何もしてやらないのが友達って言えるかっっっっ!!!!」
「のび太は俺様の友達だっ!!! いじめる事もあるが大事な大事な友達なんだっ!!!」
「フレ〜!フレ〜!の・び・太〜!フレッフレッのび太!フレッフレッのび太〜!」
看護婦はジァイアンの迫力に驚いた。
そしてみんなもジャイアンの後に続いた。
「がんばれ〜のび太〜!」
「のび太さん〜。絶対に負けないで〜!」
「がんばれがんばれ のっびっ太!」
「のび太く〜ん。ファイト〜」
「野比〜負けるんじぁないぞ〜!」
みんなの声援は館内中に響きわたった。
看護婦はみんなののび太を思う気持ちに心を打たれたのか、
それ以来無理にやめさせようとはしなかった。
57 :
名無しさん@1周年:2000/07/07(金) 07:06
第6章 不幸
手術中のランプが消えた。
8時間におよぶ、大手術だった。
「やった〜終わったぞ。のび太は助かったんだぁ。」
「やったやった〜。」
クラスのみんなは、抱き合って喜んだ。
ドアから手術を終えた先生が出てきた。その白衣は赤く染まっている。
「先生っありがとなっ。」
ジァイアンは泣きながら言ったが、
先生は笑顔を見せなかった。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「のび太くんが直る見込みはありません。
思ったより、病状がひどく。。。命をとりとめはしましたが、それが精一杯でした ・・・」
「え?・・・・・・・・・・・」
「どういう事ですか?・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
「命はとりとめましたが、のび太くんは
このまま意識が戻る事はありません・・・・・・植物人間です。」
「そんなっ!うそだっ!」
「嘘ですよね先生!」
「我々、この病院の名医と呼ばれる医師全員で、全力を尽くしました。」
「もうしわけございません・・・・」
バタッ
「おまえっ!」
のび太のママは気を失って、倒れてしまった。
「そんな・・・そんな・・・・のび太が・・・・
のび太・・が・・・の・・・び・・・・ 嘘だぁぁぁぁぁ!!。」
「昨日まで元気だったのび太さんが・・・嘘よ。そんなはずないっ」
ダダダダダダッ
みんな手術室に駆け込もうとした。
「いけませんっ!のび太くんは手術は終わりましたが今は危険な状態ですっ。
あ、ちょっと!入ってはダメです。」
「うるせ〜!!!!!!」
58 :
名無しさん@1周年:2000/07/07(金) 07:08
最終章 さよならドラえもん〜〜みんな友達〜〜
忙しい1月が終わろうとしていた。
3日間降り続いた雪もやみ、今日はお日様が燦々と輝いている。
いつものように平和な1日が始まろうとしている。
ただ1つ、のび太の病室を除いて・・・・・。
「のびちゃん♪ 学校行かないと遅刻するわよ。 それにしてもかわいい寝顔だ事♪」
ママはショックのせいでおかしくなってしまったのだろうか?
毎日毎日、朝から晩まで、のび太に話しかけている。
どれほど寝れない日が続いたのだろう、今ではママはガリガリにやせ細ってしまった。
のび太の寝顔はまるで天使のようだ・・・・・。
パパも会社を辞め、毎日のび太のそばにいる。
ドラえもんはあれ以来、誰とも口を聞かなくなってしまった。
ちょうど小学校が終わる時間・・・・
「おばさ〜ん。のび太は?」
ジャイアンを筆頭に今日もクラスのみんながお見舞いにきた。
「あら剛くん。 今日はのびちゃん まだ起きないのよぉ、
しょうがない子でしょ?のびちゃ〜ん、クラスのみんなが来たわよ。ほらっ起きなさい!」
「おばさん・・・起こさなくていいよ。まだ寝かせてあげてよ・・・まだ眠いんだよ、きっと・・・・」
「そお?ごめんなさいねぇ。せっかく遊びに来てくれたのに。」
「ドラえもんっ元気だせよっ」
「のび太は死んだ訳じぁないさ。」
「そうよ、私達の友達ののび太さんはここにいるじぁない。」
「・・・・・・・・・・・・・・みん・・な・・・・・・・・・。」
ドラえもんが口を開いた。
堰を切ったように、いままで我慢してきた涙が一気にドラえもんの目からあふれる 。
「みんな・・・・僕、のび太くん大好きだから、
病院で寝たきりののび太くんをどこかに連れていってあげたいんだ・・・・」
「パパ・・・ママ・・・・・・・いいでしょ?僕はのび太くんの為に未来から来たんだ・・・・。」
「ドラえもん・・・・・。」
「ドラちゃん・・・・・。」
そういうと、ドラえもんは空っぽのはずの4次元ポケットから、
「どこでもドアー」を取り出した。
ドラえもんは何かあった時の為に「どこでもドアー」だけは
売らずにとっておいたのである。
ドラえもんは「どこでもドアー」を狭い病室の中に立てると、
寝たきりののび太に話しかけた。
「のび太くん・・・・どこに行きたい?のび太くんの好きな所に一緒に行こう。
僕達、いままでだってどこに行くにもず〜っと一緒だったもんね。」
ドラえもんはそう言うと、のび太を背中におんぶした。
「どっこいしょ。 重くなったねぇ のび太くん・・・・。」
のび太を背中に背負ったドラえもんは「どこでもドアー」の前に立って、もう一度のび太に聞いた。
「どこに行きたい?ねぇのび太くん。」
答えが帰ってくるはずはなかった・・・・・。
しかし、一瞬みんなにはのび太が笑ったように見えた。
幻だったのかもしれない・・・・。
「わかったよ。のび太くん。 そこへ一緒に行こう・・・。」
ドラえもんには何か聞こえたのだろうか?
またのび太が微笑んだ。
見間違いなどではない。みんな見たのだ。
「のび太くん。じぁそろそろ行こうか・・・・。」
「どこでもドアー」が一人でに開いた・・・・
開いたドアの向こうに素晴らしい景色が広がった・・・・。
綺麗なチョウチョが飛んでいた。
見たこともないほど可憐で、嗅いだ事のないほどいい匂いのお花が咲いていた。
まぶしい程の光でいっぱいだった。
のび太が最後に行きたい所。
そこは天国だった。
「さあ 行こう。」
ドラえもんは動かないのび太くんを背負ってその中に入っていった。
ギィー バタンッ・・・
59 :
ドラマニア!:2000/07/07(金) 07:09
ふ〜…疲れた
これが噂の植物人間最終回です。
60 :
名無しさん@1周年:2000/07/07(金) 07:15
>59
朝からそんな油っこいもの食わすな!
でも感動
61 :
名無しさん@1周年:2000/07/07(金) 07:18
おおすげぇ!ほんとにあったとわ!
すごいですね…
ドラマニアさんありがとうございます!感謝です!!
62 :
名無しさん:2000/07/07(金) 07:22
朝マック3人前をビールで流し込むようなカロリーですなあ…
まあ,でも拍手。
63 :
ごほうび>59:2000/07/07(金) 07:22
64 :
名無しさん@1周年:2000/07/07(金) 09:18
suge-
65 :
名無しさん@1周年:2000/07/07(金) 12:07
植物のびたあげ
66 :
名無しさん@1周年:2000/07/07(金) 12:09
ドラえもんとのび太はどこに行っちゃったの?(泣)
67 :
しかし:
>59
98年夏頃「のび太が成長して科学者となり、故障したドラえもんを修理する」…といった内容の最終回ストーリーのうわさ話がチェーンメールでネット上に広まりました。しかし、これはもともとは、名古屋の大学生の方がホームページ上で「僕が勝手に考えた、ドラえもん最終回」と題して公開した創作のストーリーです(元は
http://gamella.elcom.nitech.ac.jp/~satoh/doc/ware/dora.htmlです。※移転しました→
http://www3.plala.or.jp/nmf/dora/)
こちらを見れば、この話は創作であることがハッキリと明記されていることが判るかと思います。混同しないようにご注意ください。
また、1986年の大長編「のび太と竜の騎士」連載中の頃、「のび太が植物人間になり最終回を迎える」という内容のうわさ話が日本中を流れました。まさか信じている人はいないと思いますが、これも単なる噂話です(当時藤子・F・不二雄先生が病気のため学習雑誌ドラ連載を休載していたことが噂の一因と見られています)。 噂の内容は「のび太が交通事故に遭い植物人間になってしまう。のび太が目を醒ますと、そこにドラえもんはいない。のび太がドラえもんと一緒に過ごしたあの日々は、全てのび太が植物状態だったときに見た夢だったのだ…」という、かなり悲劇性の高い内容でした。藤子・F・不二雄先生自身、この噂について「ドラえもんはそのような悲劇的な終わり方にしない」と生前ハッキリと否定していました。
ちなみに「藤子・F・不二雄先生の手によって描かれたドラえもんの最終回」は3種類存在します。 くわしくは「ドキドキ最終回ランド」のコーナーのドラえもんの項を参照してください。これらの最終回は、全て「ドラえもんが未来の国に帰る」という結末になっており、それ以外は全て誰かの創作か、或いはデマと思って間違いありません。
(追記) なお、この「3種類の最終回」というのはいずれも『ドラえもん』に対する人気が確立していなかった連載初期、昭和40年代に描かれたものです。作者自身の手により最終回が描かれた…とは言っても、ご存知のように連載はその後も続いており、『ドラえもん』は未完の作品であるということは、念のために付け加えておきます