マンガ版「風の谷のナウシカ」

このエントリーをはてなブックマークに追加
1Ω

マンガ版のナウシカは最高。
それに比べるとアニメ版は最低だね。
単なる環境保護バンザイ映画に成り下がっている。
原作はエグくて救われない結末。
なんだかいろいろ考えさせられた作品でした。
特に最終巻。

はたして、ナウシカの最後の決断は人類に対する大罪なのか?
それとも?
個人的には墓所の主の意見に賛成。
ナウシカは人類の敵だ。


2ごめん。:2000/02/10(木) 03:37
アニメしか見てない。
だって、見づらいから。
3僕も:2000/02/10(木) 03:39
アニメしか見てないや。
だって紙の質悪くて
手がカサカサになりそうなんだもん
4ていうか:2000/02/10(木) 03:49
シュナの旅の方が好きだし
面白いなあ。
51だが:2000/02/10(木) 03:52

>2
>3
確かに見にくいけど、ぜひマンガ版も読んでください。
いろいろ考えさせられます。
俺的には、今まで読んだ中ではナンバー1です。
ただ、救われない話で、最後ブルーになるけど。

>4
シュナの旅も面白いですね。
映画にして欲しいな。
昔、ラジオではやってたけど。


6>1:2000/02/10(木) 03:55

ナウシカの最後ってエヴァンゲリオンに似てますよね。
人類保管計画と墓所の主の人類総入れ替え計画。
未来を担う胎児たちを大虐殺したうえに、人類の残された最後の希望を破壊したナウシカは大悪人でしょう。
そのうえ、自分の悪行を闇に葬り去ってしまうなんて。
犯人隠匿罪で森の人も罰せられるべき。
何も知らないで滅びていく人類がかわいそう。
7まんが版好き:2000/02/10(木) 04:04
人類の敵かもしんないけど、誰の理想でもない自分の考えを
貫いたナウシカに2000ガバス。
生々しくて好き。
8結局:2000/02/10(木) 04:16

結局、クシャナとクロトワはくっつかなかったのね?
なんかいい感じだったのに。
ナウシカも森の人とくっつかなかったようだし。
アスベルとケチャを除いて、色恋沙汰は何もなかったね。
あのくらい色気のないマンガも珍しい。

9名無しさん:2000/02/10(木) 04:28
だって、ナウシカは女じゃないもの。
外見は若い女性だけど、中身は宮崎駿でしょ。
1028歳童貞:2000/02/10(木) 04:33
>9
中身は宮崎駿でもいいから、ナウシカとやりたい。
あの豊満な胸で抱かれたい。
もえー。
11>9:2000/02/10(木) 04:36

アニメ版はケツ丸見えでメーヴェに乗ってるものだと思っていたら、あれは
実は肌色のスパッツだったらしいですね。
作画の人はなんであんな色にしたんだろうか。
アニオタのおかずにするという用途も見込んでしたのかな。
テープ擦り切れる奴もいたりして(笑)。

12実は:2000/02/10(木) 04:40
宮崎駿は童貞との噂。
13>12:2000/02/10(木) 04:48
結婚してるのに?
14関係ないけど:2000/02/10(木) 05:20
ユパ様モヒカンでビックリしなかった?
もう慣れたけど、最初はビックリだった。
15ユパ様モヒカン:2000/02/10(木) 05:48
アニメ版はお髭と色が違う…
16名無しさん:2000/02/10(木) 06:29
アニメ版と漫画版は時代も違う。
アニメ版の頃は環境保護バンザイですむ時代だったが、
漫画版が完結する頃にはもっと絶望的な観測のほうが
説得力のある時代になっていた。
15年前にもののけ姫が作られてたらこれもきっと
環境保護万歳アニメになってたに違いない。
17名無しさん:2000/02/10(木) 06:31
アニメ版がつまらないのは「物語」としてうまく作られてしまっているから。
つまり話の筋が起伏に富み、クライマックス的なシーンが用意され、フィナーレへと至るよう構成されているから。
感動が用意されてるんだよ。

原作はほとんどカオス状態で、宮崎駿が苦しみ、のたうちまわりながら描いてるように思える。
そのカオスを時間をかけてじっくり読み解くが吉。
18ゴルゴ:2000/02/10(木) 08:00
ナウシカに一票。
19名無しさん:2000/02/10(木) 08:39
>8
>ナウシカも森の人とくっつかなかったようだし。
ラストに「森の人の元に去ったとも伝えられる」ってあったから、
くっついた可能性は大だと思う。
>12
子どももいるよ。
20>11:2000/02/10(木) 09:54
ん・・?ごめん、よく覚えてないけど
ナウシカのスバッツって白じゃなかった?
火に照らされてる所は赤っぽくなってたような気が
しないでもないけど・・・・。
少なくともケツ丸出しで乗ってる様には見えなかったぞ。
21そういえば:2000/02/10(木) 10:05
宮崎さんって、ナウシカの映画作った後、相当落ち込んだ
らしいね。自分の会社の初のオリジナル長編映画、
制作費もかかってる、とかの経済的な事情で
こけるわけにはいかなかったっていうプレッシャーもあったし、
当時の観客がアニメ映画という物に持ってる固定のイメージ
(完全懲悪とか、ハッピーエンドとか)を裏切ることに対する
本人の抵抗感なんかがないまぜになって、どうしても
過激なラストにできなかったんだって。でも最後のナウシカが
生き返ってお手軽に大団円ってのが、本人的に嫌で嫌で
仕方なかったみたい。評価されたのがまた辛かったと
書いてたよ。エッセーみたいなやつで読んだんだけど。

漫画版のラストを読んだ時には、長年の怨念をここで
晴らしたんだな、おめでとうと思ったよ。
22.>6:2000/02/10(木) 10:11
エヴァに似てるんじゃなくてエヴァが真似したんでしょ。
庵野ってぱくり魔じゃん。
23ワク線:2000/02/10(木) 10:59
手書きだよね。
漫画家じゃないから、って意思表示?
それとも、職人の意地?
「てやんでぇ、定規なんて使ってられるかい」
24名無しさん:2000/02/10(木) 11:06
安彦良和もフリーハンドの枠線。
熟練したアニメーターは、定規を使うのが面倒なんじゃないか?
25名無しさん:2000/02/10(木) 12:24
アニメのほうがいいだろどう考えても。すっきりしてるじゃないの。
余計なこと考える必要ねーし、ブルーにもならないし気分もいい。
漫画の方は感動もないし、そもそも動画あってこそのナウシカ。
26名無しさん:2000/02/10(木) 12:56
そう?
漫画を読んでから、アニメを見ると、どうしてもアニメの世界観が
薄っぺらに思えてしまう…
27名無しさん:2000/02/10(木) 13:48
アニメ版と漫画それぞれの情報量の差と、それぞれの読者がついていける
情報量の違いってことでしょ。けなし言葉じゃなくて。
アニメの情報量がちょうどよかった読者もいるし、漫画の情報量で納得が
いった読者もいるってことだと思う。

僕は漫画でアニメ版への不満が解消された口で、漫画版の結論が至上って
読者も多いだろうけど、どっちも同じ作者が作ったものだからね。
後で作者がうじうじ言おうとも、一旦世に出た以上、アニメ版で結論を
見出した観客がいても当然。
ただ、両者はわかりあえないだろうなって思うけどね。
28名無しさん:2000/02/10(木) 13:56
ユパ様の最期は泣いちゃったよ。

漫画のほうがずっと良い。
これ読むためだけに「アニメージュ」買ってたよ。
29.:2000/02/10(木) 14:48
一番泣いたのはクシャナの回想シーン。
「これからあなたとあなたの娘を苦しませた悪い毒蛇の牙を
壊しに行きます」だっけ?
30>29:2000/02/10(木) 15:41
クシャナいいよね。大好き。
子守り歌を歌うシーンとかもいいなぁ。
アニメのクシャナってうすっぺらいもんなー・・。
31.>30:2000/02/10(木) 16:01
確かにクシャナの描写がアニメ版ナウシカの最大の疑問点ですね。
漫画版はクシャナとナウシカ、二人共主役って感じだもんな。
32私は:2000/02/10(木) 17:07
アニメが先ですごく感動したクチだから、マンガ版を最初に読んだときには
すごくショックだった。
でも大人になるにつれて、原作の良さが理解できるようになった。
アニメはあくまで娯楽アニメ、それはそれでいい作品だと思う。
でも原作のクシャナを知ると、確かにアニメじゃ物足りない。
33名無しさん:2000/02/10(木) 17:25
漫画版はメチャメチャ面白いよね。傑作。
ただ、読むのにコツがいる。
読み慣れないと、わけが分からない。

アニメはラピュタが一番。
もののけは、陰惨な話のわりには、最後の最後で日和やがって。
さんざん人を殺しておいて、木が生えておめでとうじゃねぇだろ。
34名無しさん:2000/02/10(木) 17:30
過去の遺産を憎悪を込めてブチ壊す意味がわからんかった。
別にあってもジャマにはならんだろうに・・・。
空気がキレイになった後、肺は大丈夫だったのかな?
どなたか教えてくだせぇ。
35マンガ版を:2000/02/10(木) 17:58
シリーズ立てして映画化、もしくはOVA化してちょ。
映画版や『もののけ姫』がどんなにヘナチョコだったか
思い知らせてやんなさい!!
36名無しさん:2000/02/10(木) 18:09
汚い空気に適応した改造生物だからね。
37名無しさん:2000/02/10(木) 18:21
ナウシカの独断で壊して良かったのかな。
もしもの時に必要な技術とか詰め込まれてたんだよね?

38名無しさん:2000/02/10(木) 19:28
結局、文明否定のエコロジー主義、共産主義者で
んでもって巨乳主義?
39名無しさん:2000/02/10(木) 20:00
文明は否定してないでしょ。
ディープエコロジストは嫌いって言ってたし。
40名無しさん:2000/02/10(木) 21:05
「いのちは闇の中のまたたく光だ!」という
ナウシカのセリフにしびれました。
41名無しさん:2000/02/10(木) 21:05
このスレッドを読んで買いたくなったのでいまから買ってきます。
42名無しさん:2000/02/10(木) 21:07
でも世間の受け止め方は違っちゃってるね。
「もののけ姫」も、本人の弁を信用すると、意図を伝えきれてないし…
娯楽作品以上のものの作り方が下手なのかも。

>37
でもみんなあの存在と知識にすっかり盲従状態になってたわけだしね。
陳腐だけど、いずれ滅びるにしろ自分たちの決定で生きていくんだって
ことでしょ。その点で、クシャナの父の皇帝は好きなキャラだったな。
4342:2000/02/10(木) 21:08
>娯楽作品以上のもの

アニメでの話っす。
44名無しさん:2000/02/10(木) 21:11
あれはSFとしては世界に誇れるミュータントテーマの傑作だと思うすね。
45名無しさん:2000/02/10(木) 21:43
>42
その解釈が作者の意図なら(絶対そうだが)本当に陳腐だ。
彼女がアチコチへ飛び、学び、考え、そして出した「結論」に
ついて、肝心な部分の情報が少ないもんだから(いずれも
『人類の共有財産』であるハズの文明を壊す理由になり得ない
程度)、読者はナウシカの突飛な行動に驚かされる。

こーゆー結末は嫌いじゃないけど、足掛け十数年の大作だし、
「主人公以外が納得できる文明を壊す理由」が欲しい>作者
ちょっと叫ばせてくれ。

大事な事は独断せず、みんなで決めてくれー。
密教から文明を開放するだけでも良かったんじゃないかー?
過去の過ちを踏まえた上でなら、文明を持ってもいいだろー。

皇帝は確かに豪傑で好感が持てるキャラだ。
楽園に迷い込んだ二人の息子も、芸術肌で良かった。
クシャナも魅力的だし、この一族は偽善がなくて良い。

46170:2000/02/10(木) 21:52
ナウシカが墓所ぶっこわしたことで
人類が滅びるって決っちゃったのかな?

おれはそうは受けとめなかったけど・・・
つくりかえられようがなんだろうがしぶとく
生きていきそう.とくにクロトワの子孫
4742:2000/02/10(木) 22:13
>46
僕も同感。>しぶとく生きていく
案外、あの世界をそのまま続けてしまう技術を自分たちで開発してしまう
かもしれない。自分たちで再発見する根性くらいあるでしょ。
あの存在は、その知識があっても与える気なかっただろうしね。
>45
突飛かな。例えば賢明だったという土族の初代皇帝。彼は属民に失望して
死んだと伝えられるが、それは借り物と権威に頼ったためと考えることも
できる。
そういうそれまでに描かれてきたもろもろのことをあわせた上で、
ナウシカの決定は自然に感じた。
48名無しさん:2000/02/10(木) 22:16
うんにゃ、ナウシカたちのその後が、伝記風に書かれて
いたから、しぶとく生きたとは思うんだけど、
いかんせん、せっかくの文明がもったいないと思ったの。
先人の粋なはからいを蹴散らしちゃってさ・・・。
49名無しさん:2000/02/10(木) 22:22
なぜ、ナウシカは皆に苦労を強要するのデスカ?
研究・開発が間に合わず、肺が血を吹く可能性については、
どうお考えだったのだろう。
もう沢山だーッと思ってるのはナウシカだけに見えたのだが。
50名無しさん:2000/02/10(木) 22:31
文明は諸悪の根元かも知れんが、人望あるナウシカならうまく使えた
だろうに。壊す以外に解決法は全く無かったのか。
壊してもいずれは技術力は上がるものだし、子孫の為に技術の法でも
作った方が良かったのでは。
すがすがしいけど、一人で決めてしまうところを見ると、今までの
独裁者と変わらんナ。
51名無しさん:2000/02/10(木) 22:33
ヴ王が息を引き取る時、クロトワが「よく言うよ」としらっと
していたのが好き。へんにいい人にならなくてよかった。
男と女の関係ではなく、クシャナの良き参謀であって欲しいな。
ヒドラの庭の、文学と音楽はあのまま封印されているんだろうか。
52名無しさん:2000/02/10(木) 23:04
クロトワってある意味理想だなぁ。
一歩間違うとただの姑息な奴だけど、
ああいう狡猾さっての、ちょっと憧れる。

・・・ってゆーかトルメキア側、けっこう好きだわ。
53名無しさん:2000/02/10(木) 23:44
50>人望あるナウシカならうまく使えた

土鬼初代の神聖皇帝だって、ナウシカに負けず劣らず
人望も能力もあったと思うよ。でもだめだった。
54マルセロ・サラス:2000/02/11(金) 01:35
このスレッド反応凄いですね。

ナウシカが墓所を破壊したのは、新人類の卵があったからではないのかなあ。
今の人類と違う、性格も穏やかな、理想的と思えるような人類と今の人類を
とっかえるという旧人類の計画に反抗した、ということだと私は思いました。
「清浄も汚濁も両方含めて人間なのだ」とか言う台詞があったと思いますが、
これから考えて、その前提を人為的に変更する計画が許せなかったのじゃ
ないでしょうか?そう考えないと、墓所を壊したのが非常にもったいない。
55名無しさん:2000/02/11(金) 02:11
>54
ナイス解釈! ソレ面白い。
それならナウシカが異常にブチキレた説明がつく。
56名無しさん:2000/02/11(金) 02:35
無情にも人類の入替えを計画できるなんて・・・
もしそうなら、旧人類は「世界」←→「人間」の関係を
客観的に見つめる事のできる人々という事になりますな。
ナウシカちゃんは「汚濁したアタイらをなめんじゃねぇ!」
とダダこねて暴れたっちゅー事か・・・おもろいなぁ。
普段、聖人君子なナウシカが熱くなってんなーとは思ってたんだ。
57ってゆうか、:2000/02/11(金) 02:49
オームたち虫も、今ある人類も、すべてが旧人類の世界再生計画のもとに
いずれ滅びる運命にあるんでしょ?
墓所があったら計画通りに確実に滅ぼされてしまうわけだから
すごく利己的な理由で壊したんじゃないのかなあ。
自分たちが生き残るために。
58名無しさん:2000/02/11(金) 02:57
墓所を60分で壊したら100万円

って村でやっていたに違いない。
59名無しさん:2000/02/11(金) 03:03
ナウシカに懐いていた巨神兵に意志があったということは、
旧世界を滅ぼした巨神兵にもあったって事でしょ。
どんな意志があってそうしたか・・・
単なる暴走か、それともこの計画の実行者達の仕業か。
60マンガさん:2000/02/11(金) 03:09
・「なんだかんだ云っても、エコよりエゴだわね」
 という結論?

 クワトロ恰好良い。

61名無し:2000/02/11(金) 03:24

この間、映画「マトリックス」を観て、ナウシカを思い出しました。
主体性をなくし、盲従による偽りの幸せは本当の意味で幸福なのかという意味で。
個人的には過酷な現実よりも、盲従による偽りの幸せの方がいいなー。
まあ、知らぬが仏とも言うし。

個人的にはナウシカは大罪人です。
人類の将来の可能性を潰し、苦しみと絶滅をもたらしたわけだし。
そのうえ、何の罪もない胎児を大虐殺。
ヒトラー以上の犯罪者ですな。
62>60:2000/02/11(金) 03:28
それは、グラサンをかけていて、金色のモビルスーツに
乗ってる大尉さんでしょうか。
……すみません失礼しましたーーー。
63にゃふにゃふ:2000/02/11(金) 03:28
ていうか、あの墓所を葬るのはアレだろ、宮崎のマルクス主義とかへの
訣別だろ。よーするにあれだ、「人間には理性があるんだから、それを
上手く働かせて合理的な社会というものをちゃんと再構成すればちゃん
とした社会というものは創れて人間もずっとマシになれるんだ」って
いう、密かな信仰を捨てたんだよ。
「ごめん、やっぱ無理だ!だって人間てしょうもないんだもーん!」

「でもなーそうはいってもなー」ってへこんでるのが「もののけ姫」。

「えー、というわけですが、今日もこれで締めくくりたいと思います。
1、2、3、ダーッ」で終らせられねえもんなー。人間てやつあ。

やっぱり最高傑作は「ラピュタ」でしょ。
でも漫画「ナウシカ」も大好き。
64>63:2000/02/11(金) 04:05
宮崎も庵野と同じ穴に入ったってことか
65猿2001:2000/02/11(金) 04:06

漫画版の最後のあたりはちょと無理やり理屈づけた感じで好まぬ。
66マンガさん:2000/02/11(金) 04:08
>62
・アハハ。
 多分、若さ故の過ちを認めたくない人だ。


67名無しさん:2000/02/11(金) 04:47
うーむ。旧人類は発展しすぎて世界を虫食んでしまったと。
んでもって世界の浄化をする為に選民を隔離して文明を
守らせていたという事か。

で、オームも汚濁人類も全部浄化(滅ぼす)してから、
新人類の卵を開放するつもりやったんやね?
ナウシカは汚濁人類だし、オーム好きだから、新人類の
子供・文明をブチ壊したと。深いねぇ・・・。
でも、そこまで邪悪な事するなら、めぼしい技術パクッて
行けばよかったのに。
68名無しさん:2000/02/11(金) 05:31
ナウシカは墓所の技術を生命への侮蔑とかなんとか言って嫌ってたよ。
「あるがままに生きろ。それで滅びようが、それはごく自然なこと。
 よけいな手を加えるんじゃねえ。よって墓所破壊」
ってことじゃないのかなぁ。

ラストも良いけど、庭園のくだりは何度読んでも好き。
音楽と詩の他に人類は後世に残す価値のあるものを
生み出せなかったのだってセリフは衝撃的だったなぁ。
69名無しさん:2000/02/11(金) 06:34
んー、でもその、ナウシカを重罪人だとか大悪党だって見かたは
あくまで完全傍観者の読者の視点だからなぁ。
いやマンガだしソリャ当然なんだけど(笑)どっちかとゆーと
腐海と砂漠と略奪と戦争の世界より、旧人類の側に身近さを
感じられるわけだし。

あの世界ではナウシカは「浄化されねばならないサイド」に身を置く
かぎり、清浄にして侵略者でもある旧世界の遺物は亡ぼさなきゃ
ならない立場なんだよな。
自分らの運命は自分らで決める。結果、それでダメならそれはそれで
仕方ない、って事で。何より旧人類は一回世界を亡ぼしてるんだから
彼等に託してもそれで世界が浄化&再生されるって保証は無い。
って事かな。

>でも、そこまで邪悪な事するなら、めぼしい技術パクッて
>行けばよかったのに。
これは同感(笑)
70名無しさん:2000/02/11(金) 06:58
アニメの映像を自分の中で思い浮かべながら
漫画版を読み進めていった感じがするなぁ。
アニメがあってより世界が細かく想像しやすかったというか。

これは確かにミュータントテーマの傑作だね。
71>:2000/02/11(金) 14:34
うーん,僕も漫画途中まで読んでたけど(6巻くらいまで)面倒くさくなって後のことは知らなかったなあ.やっぱりアニメの表現力には劣ると思ってたけど,確かにアニメはいろいろ規制とかあるそうだなあ.今度見つけたら買ってみるか.
72名無しさん:2000/02/11(金) 15:27
>71
7巻は最近出たばっかりやで。ラッキーやね。
73>72:2000/02/11(金) 17:50
でたのはすっごく前だろう
74名無しさん:2000/02/11(金) 21:12
テレビでアニメやってるね。
75名無しさん:2000/02/11(金) 23:18
確かアニメの巨神兵復活のシーンを描いたのは
庵野だったっけ。
宮崎がそのシーンを気に入らなくて何度も書き直させたって。
76名無しさん:2000/02/11(金) 23:53
よく「破壊なくして建設はありえない」って言うじゃないか。
ナウシカが墓所もろとも過去の遺産をぶち壊したのはソレそのまま
だったんじゃないの。過去の遺産は、「本当の意味での人間」を
無視した「偽者の『正しく美しい』人間」のためのものなんだから。
そんなもんあったって、「本当の人間らしく生きたいナウシカ」達に
なんの必要もないだろう。
それに、ナウシカこそが本当の世界を知り、現状を救おうとして
走りまわり、戦いまくり、自分の手を血で染めまくった存在。
(クシャナもまた、方法は違えど同じ)だからナウシカの独断で
墓所をぶっこわしても誰も文句は言えないはずだ。たとえみんなが
真実を知ったとしても、ナウシカの意見に同意しただろうしな。
苦しみを知っている人間はそう簡単にくたばりゃしないのよ。
77名無しさん:2000/02/12(土) 01:53
オマエラ考えすぎ。
78>75:2000/02/12(土) 02:30
あれ、そうだっけ? 人間がへたくそでリテイク出したかったけど
巨神兵の動きがすごすぎるのでそのままにした、と聞いたけど

ところで、漫画は普及版と保存版って内容は同じですか?
79転載くん:2000/02/12(土) 02:58
原画 庵野秀明
──庵野さんは巨神兵のシーンを担当されたときいたのですが。
「ええ。でも始めはBパートの頭の空中戦のコンテを見せられて
『こういうのやりませんか?』って話だったんですけど、巨神兵の
シーンを誰もやりたがらないっていうんでやってみないこかという
話になりまして、やらせていただけるならなんでもやりますって
感じで(笑)。宮崎さんは話術がうまいからいかにもおもしろそうに
話すんですよ。(中略)
で、やってみてから初めて『こ、こんなに大変なカットだったのか!』
ってね(笑)」
(中略)
──巨神兵のデザインはきまっていたのですか?
「いいえ。簡単なものはありましたが、最終的にはぼくがデザインした
という感じです。でも人物がダメで全部宮崎さんに『お願いします』って
描いていただきました(笑)。」
ロマンアルバム「風の谷のナウシカ」より
80名無しさん:2000/02/13(日) 05:09
でもさぁ、めぼしい技術をパクって生き延びたら
ナウシカ達が旧人類と同じ道を歩むのが見えていないか?

新人類だって戦争戦争だったんだから、
技術が加わったらあっという間に巨神兵againということに
ならないだろうか。
81君ら本当に読んだの?:2000/02/13(日) 05:41
文明に対するアンチテーゼ。

幸せは与えられるものではなく、掴み取るもの。
82あぼーん:あぼーん
あぼーん
83あぼーん:あぼーん
あぼーん
84あぼーん:あぼーん
あぼーん
85あぼーん:あぼーん
あぼーん
86age:2000/02/14(月) 07:27
82〜85がウザイが
ナウシカは好きなので。
87三ッ目犬:2000/02/14(月) 12:17
マンガ版「ナウシカ」のエンディングって、サンライズの古いアニメ「ボトムズ」で、
主人公キリコがワイズマンの後継者になるフリをして、最後の最後に裏切って惑星間
戦争を終わらせるというのに、えらく似ていますです。
「ボトムズ」の原作・高橋良輔は、あのパクリ見て笑ってたんじゃないか?
...って、昔、「綾波伝言板」で読みましたワン。

88ボトムズだって:2000/02/14(月) 12:32
地獄の黙示録やら2001年宇宙の旅やら、山ほどパクっ
てるじゃないか。人のこといえた義理じゃないと思うがね
89名無しさん:2000/02/14(月) 12:38
「全ては絶対者によってしくまれていた」ってジャンルの物語が
あるだけだと思うけどなあ。
「デビルマン」とか「百億の昼と千億の夜」とか。
90タンブラー:2000/02/15(火) 06:17
ナウシカに限らず宮崎アニメには行き過ぎたテクノロジーに対する
警鐘という反科学万能主義的な側面が見え隠れしますね。
エコロジーも考えようによっては解釈可能ですが、
これから派生したものと思われます。
ちなみにボクはナウシカは大罪人と考えています。
だって遙か未来たちの人々の救済法を侵害する権利は
ナウシカには持っていないと思うからです。
一言で言えば 「よけいなことをするな!!」
91名無しさん:2000/02/15(火) 08:43
おまえらは捨て石だ、っていわれてキレナイ奴がいたらお目にかかりたい。
自分の力で生きたことの無い奴に、ナウシカは大罪人だとか言われても
説得力ないぜ、ぼうや。
92名無しさん:2000/02/15(火) 13:57
過去の文明を葬っても、また人間は発展し尽くすものだし。
なら、今後の為に文明のあり方を模索するのも良かったのでは?

>自分の力で生きたことの無い奴
んなオーバーな。
読者は各々感想を語る権利がありますぜ、旦那。

93名無しさん:2000/02/15(火) 14:15
あぼ〜んの内容見たかった。
94名無しさん:2000/02/15(火) 15:36
>92
そりゃそうだ。でもな90君。自分の意見は一般大衆のことを考えた
高尚な意見だと思ってるんだろうけど
ようは
ガンの特効薬の研究施設と孤児院が隣り同士で両方が火事になった時
孤児院の火を消すのに尽力した消防隊員に向かって
「子供が何人焼け死のうが、人類の為になぜガンの研究施設の火を消さなかった」
「お前は人類の敵だ」
っていうお偉いさんが君だわ。
95タンブラー:2000/02/17(木) 05:01
反論します。
確か、腐海に住む人間たちは、やがて訪れる清浄の世界の空気に
耐えることは出来ませんので、
墓所の人間(?)は清浄の空気に耐えられる方法を
用意していました。
それなのに何故、ナウシカは墓所を破壊したのか。
このまま行くと世界から腐海が消え、すべての生物が
滅んでしまうのではないでしょうか?
(マンガでは腐海誕生以前の生物は一種も存在せず、
腐海の生態系は墓所の人間によって作られたものと
いう設定になっています)
以上の理由から腐海に住む人間は別に捨て石ではありません>91
主張している内容がよく把握できません>94


96名無しさん:2000/02/17(木) 10:00
「汚染に適応した人間を元にもどす技術がある」って言ったあと、
「交代はゆるやかに行われるはずだ」って言ってるから、
ナウシカたちはやっぱり捨て石なんじゃないかなあ。
97名無しさん:2000/02/17(木) 11:57
ダークなナウシカを、ゾイドの技術を使って、
TVアニメ化して欲しい。ダメ?
未来少年コナン2はいらない・・・
98>タンブラー:2000/02/17(木) 15:40
94です。
気にしないでいいですよ。
「タンブラー」=「人でなし」ってのを婉曲表現しただけだから。
あなたが生物全体の未来を考えて思考してるのはご立派。
増えすぎた人類が地球環境を破壊しないうちに、
サリンでもばら撒いて下さい。
99名無しさん:2000/02/18(金) 00:55
要するに、
闇無くして光は存在し得ない、ってことだよね。
空の星だって、まわりが闇だから光り輝く事が出来てるわけだし。
それに、清浄な空気の問題も、急に世界の全てがそうなるわけじゃないし、
確か一つの森が清浄されるまで1000年だよね。
空気は世界中全てつながってるわけだから、
清浄な空気は、汚染された空気と交じり合い、森が徐々に正常になるにつれ、
清浄な空気の濃度も徐々に濃くなり、それに合わせて人間達の身体も
1000年かけて、徐々に変わっていくんじゃないかな。
現実の僕達の身体も、何年もかけて今の汚染されかけた空気に
適応した身体になってきたようにね。
100>95:2000/02/18(金) 02:10
生命をいじくり回し冒涜した技術で生き長らえることは許されない。
清浄な環境に対応しきれなくて、生命が滅んでしまうなら
それはそれでよい。それでも、生命はどうにか生き続ける道を
さぐりあてるだろうことをナウシカは信じたのだ。

「風の谷のナウシカ」は、限りない生命への讃歌だと思う。
101君ら本当に読んだの?:2000/02/18(金) 05:26
汚染に適応した人間を元に戻す技術は存在するだろう。
その後、清浄な世界で共存する為「おだやかな種族」に改造される。

おだやかな種族になってみる?
102金八っあん:2000/02/18(金) 05:42
キーンコーンカーンコーン
はーい、今日の学級会ここまで。忘れ物しないで帰るんですよお。
103名無しさん:2000/02/18(金) 06:50
ところで、エピローグでナウシカはめんどくせえ責任や問題を
チククに押しつけて風の谷に逃げ帰ったような印象を持ったのだが
オレだけ?
104名無しさん:2000/02/18(金) 06:55
いいから帰るぞー
105マニアックな解釈は:2000/02/18(金) 20:00
おいといて、一つ気になってる点。
アスベルの戦闘能力ってどのくらいなんだろ。
虫使いの村でユパと1回だけ切り結んでるけどあの時は、ユパ様手加減してるでしょ。
でも、その前ナウシカを逃がしてからあの期間で僧正の護衛役にまでついてたってことは
少なくとも土鬼の戦士たちより強かったってことだよね。
ガンシップの操縦能力はクロトワと互角(あれはナウシカに邪魔されたからな)
クシャナとも結局切りむすばない。
ユパ>アスベル>クシャナ>ナウシカ>クロトワ
剣技としてはこんな順番か?クシャナとナウシカは逆か?
106名無しさん:2000/02/19(土) 13:15
蟲使い>ユパ
ユパは近づけない。
107名無しさん:2000/02/19(土) 13:23
かっこよさ

クワトロ>>>>>クロトワ
108名無しさん:2000/02/19(土) 15:00
>105

逆上したナウシカ>逆上したクシャナ>現在のユパ>
>若い頃のユパ>アスベル>ナウシカ>ナウシカ父>コマンド>クロトワ

これが正解です。
109名無しさん:2000/02/19(土) 15:25
>105
クシャナの戦闘能力はナウシカより低いでしょ。
指揮能力は比べものにならないほどクシャナが高いけど。
ただし、大の男を担いで逃げ出す体力があるのは実証済み。
110名無しさん:2000/02/19(土) 19:06
原作版のナウシカ、あの絵についていけん。
色をつけるとなんであんなに綺麗になるんだろう。

スクリーントーンもっと使え。
111名無しさん:2000/02/19(土) 21:01
クシャナが自分の夫になる者はもっと惨いモノを見るって
いってたのは、何だったんですか?
アニメの話で申し訳無い。そこちゃんと見てなかった。
112>110:2000/02/19(土) 21:37
君はオタクアニメ絵に毒されてるよ。
113>110:2000/02/19(土) 22:22
スクリーントーンをつかわないで、あそこまで見せていることのほうが
ある意味すごいよ。
スクリーントーンを使わないと書けんやつは画力がない。
114名無しさん:2000/02/20(日) 02:46
>111
クシャナは乳房がありません。
酸でとかされました。部下をかばうときに。
115名無しさん:2000/02/20(日) 02:56
クロトワのコルベットやケッチ操縦術とアスベルのガンシップ操縦術は
同線上では比べられんでしょ。
何せ操る船自体の性能や製造目的が違いすぎるから。
特に風の谷のガンシップは、撃った弾丸追い越すほどだし。
個人的には・・・アスベル>ミト
116名無しさん:2000/02/20(日) 03:03
紙質をよくして欲しい。
117ああ:2000/02/20(日) 16:01
マンガ版は徳間書店?
近くの本屋に見当たらない〜。
大きい書店なのに!!!!
見たいよ〜。
118名無しさん:2000/02/20(日) 16:18
>117
大きい書店ならほぼ間違いなくありますけどね。
サイズがちょっと変則なので(B4ぐらい?)
コミック棚じゃなくてイラスト集とかの棚にあったりします。

ナウシカ読むと、宮崎駿の絵の上手さと動きの素晴らしさに感動する。
いかに一般漫画家の絵が下手くそなのかも分かる。
119名無しさん:2000/02/20(日) 16:42
ごちゃごちゃしててよみにくい。
コマの流れも不自然。
同じ元アニメーター漫画家の安彦良和を見習ってほしい
120>119:2000/02/20(日) 17:01
安彦さんがアニメーター止めようと思ったきっかけは宮崎さんのアニメ
ってのが因果ですな。G20でのインタビューだったかな。
121男限定:2000/02/20(日) 17:31
全体として見るとあれだけ悲劇が繰り返されて、その元凶の真のボスに
たどりついたんだから倒さないとスッキリしないよね。
理屈は後付けだと思うよ。
122名無しさん:2000/02/21(月) 02:24
アニメショップや漫画の森行けばあるかな?

ヤスさんまたアニメもやって欲しいな〜
せめてキャラデザくらいは


http://www.wcn.to/~serch/cgi-bin/
123名無しさん:2000/02/21(月) 03:40
神村さんでわダメですか
124こうゆう:2000/02/21(月) 06:20
宮崎さんみたいな経歴の人って後にも先にも
宮崎さんしかいないですよね。ハイジや未来少年コナンとか
シャーロックホームズみたいな、アニメ作れる人って
他にもいるのでしょうか?あーゆうのまたやってほしいな。
125名無しさん:2000/02/21(月) 09:55
ハイジは高畑勲作品では。
宮崎さんもかかわってるけど。
126名無しさん:2000/02/21(月) 11:30
>ハイジ
まあ、宮崎さんの存在なしには成立してなかったのは確か。
なんだけど、最近なんでもかんでも宮崎さんの(絡んだ)作品だといってる
のはどう見ても商売上だからなあ(新聞広告とか)。

近藤喜文さんとか期待できたんですけど、ホント惜しい人なくしました。
127ハイジといえば:2000/02/21(月) 14:12
「Newハイジ&クララ2000」は宮崎さん、高畑さんは関わっているんですか??
期待してるんですけど…。
(関係ない話でごめんなさいー)
128!WU?:2000/02/21(月) 14:47
>127

クルマの名前みたい。
乗ってみてえ〜
129名無しさん:2000/02/21(月) 15:29
「王蟲の体液と墓のそれとが同じだった」ってどういうことですか?
130名無しさん:2000/02/21(月) 15:34
徐々にアニメ板になりつつありますね、ここ。
131130:2000/02/21(月) 15:36
失敬、129さんで復帰
132名無しさん:2000/02/21(月) 16:46
>129
そのままだろ。
133名無しさん:2000/02/21(月) 16:49
>129
腐海を作り出した者、腐海を護る者。腐海肯定派。
134どーでもいいけど:2000/02/22(火) 00:12
はなしが進んで行くごとに、ナウシカの笑顔がなくなって
行くのが、読んでて哀しかったなあ。
135名無しさん:2000/02/22(火) 02:53
みんなは、1巻〜7巻まで読んでナウシカを人類の代表者として
認めることが出来たか?そこの所が大事だと思う。
俺はあのナウシカの姿を見ていると許せる気がする。
136わかりやすく:2000/02/22(火) 04:00
>129
物語中では、 王蟲=聖、墓所=悪
で描かれてるでしょ。(ナウシカ側から見て)
ナウシカもそう信じて、旅を続けてきたんだけど、
>「王蟲の体液と墓のそれとが同じだった」
こう感じたってことは、↑が=で結ばれたってことだよね。
王蟲の“青い体液”のついた服(体液そのもの)の意味、効果、等を考えて
みれば、すぐにわかるよね。
自分が命を架けて、悪(と信じているモノ)を倒しにきたのに、
いざ倒してみたら、聖(と信じているモノ)と同じだった。
この先の解釈は、人それぞれでいいと思うよ。
137129:2000/02/22(火) 15:25
>133、136
なるほど。そんな感じだとは思ってたけどセルムが「これはおれらだけの秘密」
とか言うから少しこんがらがった。解説、どうもありがとう。
138名無しさん:2000/02/22(火) 15:32
セルムは「おれら」なんて言わないー!(笑)
139セルムって:2000/02/22(火) 23:30
性欲はあるのだろうか。。。
虫の卵しか食ってないんでしょ?(うげー)
140名無しさん:2000/02/23(水) 00:17
アスベルは結局ケチャとくっついたということでいいんでしょうか。
「僕の愛する風使い」とか言ってた時はおおっと思ったんだけどな。
141セルムって:2000/02/23(水) 00:17
虫の腸(きもい。。)以外の服は着ないんでしょうか。。
142>136:2000/02/23(水) 01:11
王蟲と墓所は元を辿れば同じだか決定的に違うことがひとつ。
墓所自体は世代交代もせず千年近くそのままだからゴミになって
しまった。しかし王蟲はその千年間を生物として新陳代謝をくり
返し生まれ変わっていたから生きることの意義等を学んでいたか
ら聖なる生き物になった。「個にして全、全にして個」これを学
べなかったから墓所はゴミ。こんな解釈いかがでしょう?
143ひーちゃん:2000/02/23(水) 02:07
宮崎さん、ナウシカは本当は諸星大二郎さんに書いてもらい
たかったらしいっすよ。
そしたらどんなナウシカだったのだろう。
144名無しさん:2000/02/23(水) 02:25
たぶん開明獣とかでてくるよ!
145通りすがりに拍手:2000/02/23(水) 02:58
>142 ナイス解釈だと思います。
墓所は死なずに(死から逃げて、かな)きたから
「生きるとは何か知ることなもなく
最もみにくい者になってしまった」のだと思ったよ。
146名無しさん:2000/02/23(水) 03:32
このスレッド読み応えあるのでAGE
147名無しさん:2000/02/23(水) 09:08
このスレッドは見てて楽しい。
136さんや142さんの様に良い考えに会えると見てよかったと思える。
私も書き込んだのですが、自分の考えがあまりにもチープで
恥ずかしくなりました。
これからも良い意見に会えることを願い
        みんながんばろう!
148:2000/02/23(水) 23:12
149通りすがり菊蔵:2000/02/23(水) 23:24
なんか漫画版ナウシカが読みたくなった
150名無しさん:2000/02/26(土) 02:19
age
151>135:2000/02/26(土) 02:55
>みんなは、1巻〜7巻まで読んでナウシカを人類の代表者として
>認めることが出来たか?

俺は「人類の代表者」として認められんなぁ。
だって、極論するとナウシカって「人間」じゃないんだもの。
(作られた人類だし)

もし俺が墓所破壊の場に居たら、絶対に抗議するなぁ。
「お前一人で決められる事なのか!?」
って。
152名無しさん:2000/02/26(土) 02:59
人一人一人が自分の意志で決めていかなければならないって事だったんじゃ?
より大きな意思にただ流されるのではなく。
153名無しさん:2000/02/26(土) 03:04
滅びを待つ世界(ナウシカ達にとってはね)より
時分達で未来を切り開いて行く方をとったのは
生きている人間にとっては妥当な判断じゃない?
154ナウシカと:2000/02/26(土) 03:10
もののけ姫(名前忘れた)って髪の色違うだけ?
シータ萌え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
155名無しさん:2000/02/26(土) 04:23
>151
日本人には認められないかもしれませんね。
ひがみ根性しか持ち合わせてないですから。
156151です:2000/02/26(土) 04:30
>155

ごめん、ちょっと意味が判らないんだけど、
「日本人の貴方はひがみ根性しか持ちあわせていないので、
 ナウシカの行動が認められないのでしょうね」
って事?

んー。
日本人一般はどうか知らんけど、
俺はご指摘の通りひがみ根性で一杯の人間なんで、
やっぱりナウシカの行動は認められないです。
157名無しさん:2000/02/26(土) 04:49
自分達の未来はないとその他大勢が知った時どうなると思う?
結局墓所さえなければ・・・となると思うが。
158151です:2000/02/26(土) 04:58
んー。

そりゃ虐殺されるとかなら「墓所さえなければ」と考えると思うよ。
でも、そーじゃないでしょ。
特にあの世界って
「戦乱が続いて、食い物も無くて、人がドンドン死んで行って………」
って世界観じゃない?

俺がもしあの世界の住人なら、
「墓所の技術を使えば、より楽に生活出来る」って考えると思う。
で、ナウシカの仕出かした事を知ったとすると、
やっぱり許さないと思うけどなぁ。

今が精一杯の世界だもんなぁ。
普通の人にとっては(何百年先の)子孫の行く末より、今の自分の生活だよねぇ。
159155:2000/02/26(土) 05:03
>151
べつにあなた本人に直接言ったつもりは無いです。
「>151」は、内容としての「>151」と考えてもらえればいいです。
現実を考えてみても、日本にスターはいません。スターってのは、
生まれてくるものじゃなく、周りが創り出す物だと思うんです。
それなのに、日本人は相手のすごさを素直に認め称える事が出来ずに
とりあえず難癖つけたがる。しかも相手の見えないところでコソコソとね。
プロスポーツ選手なんかがちょっとでかい態度でもとろうもんなら
すぐ文句言いたがるでしょ。そのくせいわゆる「ガイジン」なんかに対しては
態度がでかくて当たり前とでも言うが如く、ヘイーラヘーコラしやがってね。
そういう日本人には、無理な話だろうという事を言いたかったまでです。
160名無しさん:2000/02/26(土) 05:06
でも、墓所の技術を使えば、はたして幸せになれるんだろうか?
って考えたら・・・それは難しいよな・・・・・・
161名無しさん:2000/02/26(土) 05:10
>158
>俺がもしあの世界の住人なら、
>「墓所の技術を使えば、より楽に生活出来る」って考えると思う。

そう考えたら、またその技術を奪い合って戦争が起こるよ。
残された少ない土地を奪うために戦争するような、
所詮それが人間なんだから。
162名無しさん:2000/02/26(土) 05:12
あの世界の人達は、未来にいつか、墓所の技術のようなものを
生み出せるかもしれない・・・って考え方は、駄目?

だって、かつて人が生み出した技術なのだから
今からだって、生み出せるんじゃないかと
163名無しさん:2000/02/26(土) 05:19
人間ってのは、自分が到底太刀打ちできそうもないものには嫉妬しないものなのです。
その反面「これくらい俺でもできるんではないか?(実際問題思うのと実際に行動を起こすのには雲泥の差があるのだが)」「なんだ凄いと思っていたこの作品作った人間は俺と変わらない普通の人だなあ(内面と外面を混同するのは誰でもやることですね)」
などと思い始めたらさあ大変、嫉妬心がドロドロ湧き上がってきます。
155の人の言っているプロスポーツ選手のくだりがまさしくそれです。凡人には真似できないプロの圧倒的な技の数々を見ていただけだったら「スゴイ」の一言で片付くところですが、情報過多のこの世の中、ワイドショー等がどんどんプロの私生活や本音を見せてくれます。
そうすればプロも人の子、仕事以外ではごく普通の自分らと変わらぬ価値観を持っている一般人と変わりありません
そこでクズ人間には「なんだ俺と変わらない奴じゃないか(同じ共同体で育ってそれほど極端に差が出るわけない)」→「あいつ大した事ないよな(常にパーフェクトを維持できる人間などいない、スランプは誰にでも起こりうるという常識には無意識のうちに目を瞑る)」→「死ね死ねバーカ(絶対本人を目の前で言えるわけない言葉)」
といった構図の発想が浮かんでは消えしてきます。
2CHであたりまえのように見る、クリエイターに対する無責任な非難はそこから生じるわけです。
実際、口で言うのと実際に行動起こす人間の差がどれだけあるのか、行動起こさないで影から批難のみ行なって生きている人間には絶対わからないだろうな

164>159:2000/02/26(土) 05:28
中田なんかが良い例だね。
アンチうざい!!趣旨に関係なくてごめんね。
165名無しさん:2000/02/26(土) 05:34
>162
いや、墓所の技術とか、そういう他動詞的なことじゃなくて、
もっとこう、自動詞的な、う〜ん、うまく説明できないけど、
都会のコンクリートに囲まれた生活より、
田んぼのあぜ道を、虫取りあみと虫かごを持った子供が歩いてる、
そんな生活の方がいいと思わない?
でもこれって口で言うのは簡単なんだけど、実際行動に移すのは大変だよね。
仕事の事もあるし、環境の事もあるし、いろんなしがらみに縛られちゃうからね。
でも物語中の人々は、目先の利より生活の実をとるって言うとっても難しい選択
をしたんだよね。そこには技術の発展とか、将来の繁栄とか、
そんな事はまったく頭に無いと思う。ただ純粋に、自然と共に生き、
自分達が生きてきたこの時代を生きていく。って言う、僕等にとっては難しいけど、
彼等にとっては当たり前の選択をしただけなんだよ。きっと。
166名無しさん:2000/02/26(土) 19:00
あげるらむー
167名無しさん:2000/02/26(土) 19:47
ナウシカの物語はあそこで終わったけど、ナウシカ自身は
残りの人生を、ずっと人類の未来に関わる重い秘密を抱えて
生きていったわけだよね。やっぱり、悩みながら生きたんじゃないかな。
あの終わり方って、重苦しいよね。
168不思議な事:2000/02/27(日) 02:36
漫画版ナウシカの5巻最後の広告(158p)に使われている絵ってなんなの?
「ナウシカがメーヴェみたいな小型飛行機に乗って王蟲を攻撃している」絵なんだけど………。

昔っから不思議で不思議で仕方ないんで、誰か教えてプリーズ!
169名無しさん:2000/02/27(日) 08:23
>168
「風の谷のナウシカ 宮崎 駿 水彩画集」P199より

「この絵は、漫画連載が始まる前に描いてあったものです。
『風の谷のナウシカ』の物語をすでに意識している頃ですが、
飛行帽を被った少女が乗っているのは〈メーヴェ〉の原型で、
この機体は漫画にも、もちろん映画にも出ていません。」

だそうです。以上。

170名無しさん:2000/02/27(日) 23:26
漫画版が原作なんですか?
171>165:2000/02/27(日) 23:53
な〜んか違う様な気がする。
だったナウシカの世界は全部、旧世界の人類が創り出したものなんだよ。
「自然のままが一番さ〜」ってのんきなアイデアではないと思うよ。
思うに墓所とナウシカとの違いは、越えてはならない一線を守るかどうかに
あると思うな。それ以外は両者に違いは無い様な気がする。
172名無しさん:2000/02/28(月) 00:08
ナウシカってさ、連載開始前はああいう美少女系のデザイン
のほかに、不細工なご面相のラフ案もあったんだよねえ。
一歩間違えてたらナウシカはジムシイだったんだよ。
173名無しさん:2000/02/28(月) 00:15
私たちはおまえを必要としない!おまえも闇に帰るがいい!
…うーんカッコイイ台詞だな。
どこで出たか忘れたけど「胞子はたったひとつの発芽のために
何千もの無駄な死を重ねます」の台詞みたいな感じで生き残っ
たんだろーな。
今日のNHK特集でやってたけどある動物に致死的なウィルスが流
行った時もごく少数が耐性を身につけて絶滅はしなかったんだ
ってさ。
174名無しさん:2000/02/28(月) 02:12

ナウシカは最低な女だ。
自分の勝手な価値観で世界を破滅へと導いた。
まるで、碇シンジのようだ。
なんか似てる。
175>174:2000/02/28(月) 02:32
実に。
私見を言わせてもらえばナウシカは女性特有の
ヒステリーによって、勢い余って墓所を
破壊してしまったように思えます。
ナンかラストが釈然としないんですよね。


176151です:2000/02/28(月) 03:23
>161
>そう考えたら、またその技術を奪い合って戦争が起こるよ。

でも、あのままでも戦争起こるよね、絶対。
クシャナとかナウシカとかチクク(だっけ?)が生きている内は平和だろうけど。

墓所の技術があろうが無かろうが、どっちにせよ戦争はまた起こるでしょ。
だったら、技術を使ってより良い生活になる方がマシじゃない?

俺はそー思うけど。
177名無しさん:2000/02/28(月) 06:36
>176
世界から戦争は無くなりません。それは人類の歴史が証明してます。
ただし
>クシャナとかナウシカとかチクク(だっけ?)が生きている内は平和だろうけど。
この間だけでも平和ならいいと思わない?

>171
>ナウシカの世界は全部、旧世界の人類が創り出したものなんだよ
旧世界の人類が創り出したものなんだから、君達は消えなさいって言われて
ハイわかりましたって素直に従う人間がいると思う?
いなくならなきゃいけないんだ、なんて本気で言い出す人間がいると思う?
あの世界の人々には、そんな事知ったこっちゃ無いでしょう。
生きている「今」が大事なんだよ。実際、今を生きてるのは自分達なんだから。
178名無しさん:2000/02/28(月) 08:43
道化に乗り移ってナウシカに語りかけてるのって、庭園のヒドラと
同じ顔だよね。あれが旧世界の計画の立案者の顔なのかな。
なんかやっぱり傲慢。「人類は私無しには滅びる」
そんな、1000年前にたてた計画が、本当に全て思い通りに
動くのかなあ。
土鬼の皇帝兄弟は、墓所の技術で200年生きたけど、それが
いいことだったのか。皇弟だって、普通の寿命なら名君で死ねた
だろうに、長生きしたばかりに暴君になったわけだし。
墓所の技術を残すことが、本当に人類にとって良いことなのか疑問。
179178:2000/02/28(月) 09:00
続き。
皇帝兄弟の父である神聖皇帝は、ヒドラの庭で、ナウシカと同じことを
知ったはず。ただ、ナウシカと違って、人類の未来のために
墓所の技術を守る道を選んだ。ヒドラが彼のことを「ナウシカと
よく似ていた」と言ったように、神聖皇帝も皇弟も最初は真剣に人々を
救いたかったはずなのに、結局墓所の技術は権力の道具になってしまった。
ナウシカが墓所を破壊したのは、自分自身が同じ道を歩まないためでも
あるのではないか。
180>175:2000/02/28(月) 11:06
ナウシカのあの行動を女性特有のヒステリーで片付けるのは
どうでしょうか。私はナウシカを女性とは思ってません。
もしナウシカが女性として描かれてあったならば、ストーリー中の
彼女の行動は少し違ってくると思います。
181名無しさん:2000/02/28(月) 18:29
元々男設定で次に女らしい女性、もののけと分岐して男勝りの女性登場。
そしてナウシカ。だよね。
182171:2000/02/28(月) 23:52
>ハイわかりましたって素直に従う人間がいると思う?

別にオレはナウシカの時代の奴らは旧世界の産物だから滅んじゃえば
いいなんて言ってないって。
ただこの話を「自然賛歌」だって思ってる人がいたから
「ナウシカもオウムも腐海も自然じゃねーよ」って言ったんだ。
たぶん、オレの意見はあんたとそんなに違わないと思うよ。
183名無しさん:2000/02/29(火) 01:02
アニメの続編作れ、とか思わないけど、動いてしゃべるナムリスは
ちょっと見たかったかも。
あと、音楽こみでヒドラの庭の一連のシーン。
粘菌の変異体はもののけ姫で見たからいいや。
184君ら本当に読んだの?:2000/02/29(火) 02:14
1ページ目、表紙のカバーを外して読んでみよう。
巨大産業文明がもたらした物、それがこの世界。
墓所の技術は過去を再現するだけ。本当に平和
を望むなら、庭園だけあれば良かった筈。

ナウシカは墓所を破壊するのが悪い事なのは
当然解っている。セルムと旅をした後、こっち
の世界で生きていく事を決意したよね?
今生きている人々が大切だったんだ。
185171:2000/02/29(火) 04:58
>184
本当に平和を望むならって言ってるけどさ
墓所の主だって戦乱の時代を再現しようとしたワケじゃないだろ。
彼らには彼らなりの考えがあってそうしたわけだよ。
ただその方法ってのが生命に対する冒涜だったってことだ。

オレが思うにもしナウシカが墓所の主の言いなりになったら
きっと「穏やかな」人間たちの社会が築かれたと思うよ。
でもそんなのは命のあるべき姿じゃないってナウシカは思ったんだって。
186名無しさん:2000/02/29(火) 09:32
墓所があのまま存在したら、ナウシカはともかく、チククは土鬼の王として
ミラルパと同じ道をたどったのではないか。
ナウシカがオーマに「世界を的と味方に分けたら全てを焼き尽くすことになる」
と教えた時も、庭番のヒドラに「そなたたち人間は飽きることなく同じ道を
歩み続ける」と言われた時も、チククのことを思い描いている。
チククが圧政者となる危険をはらんだ存在であることを、予感して
いるのではないか。最後にナウシカが土鬼の地にとどまったことを
示しているのは、そのためだと思う。
187151です:2000/02/29(火) 10:20
>177
>>クシャナとかナウシカとかチクク(だっけ?)が生きている内は平和だろうけど。
>この間だけでも平和ならいいと思わない?

でも、墓所の技術があろうが無かろうが、
クシャナとかナウシカとかチククが生きている内は平和だと思うよ。

だったら、技術があった方が良いと思うなぁ。
188名無しさん:2000/02/29(火) 10:28
ナウシカ達もヒドラだし、卵の中の人達もヒドラ。
189名無しさん:2000/02/29(火) 10:58
>でも、墓所の技術があろうが無かろうが、
>クシャナとかナウシカとかチククが生きている内は平和だと思うよ。
いやいや、それはわからないよ。
だからこそ繰り返し、若き日の初代神聖皇帝やミラルパが、
ナウシカとよく似ていたことが語られるわけだから。

190名無しさん:2000/02/29(火) 23:04
あげるホイ
191名無しさん:2000/02/29(火) 23:29
結局火の七日間で世界を滅ぼしたのも墓の計画の一環だった?
「数百億の人間が生き残るためにはなんでもする世界だった」
「絶頂と絶望の時代にこの墓は作られた」
ってやっぱり火の七日間のこと…のよーな気がするが。
192君ら本当に読んだの?:2000/03/01(水) 01:39
彼らなりの考えってなんだろう。

「なぜ墓所には伝えるに価しない技が遺され
 死の影を吐き出しているのですか?   」

大海嘯をおこしたのは彼らだ。
彼らの平和とは、彼らの頭の中で妄想した平和だ。
彼らにとって重要なのは「種の保存」であり、
ナウシカ達はヒドラ(作り出した生命)でしかない
のかもしれない。
自分達が作ったものなら勝手に殺してもいいのか?
ナウシカ達は「生きている」んだ。

種が滅びるとしても自分達で考え行動するか
自分達が滅び(創り替えられ)ても種として残るか

その辺は各自の意見があると思う。
193>192:2000/03/01(水) 02:45

でも、ナウシカが虐殺した胎児達も生きてるよね。
かわいそ。
194名無しさん:2000/03/01(水) 02:47
墓所はマザーコンピューターで、蟲達はプログラム以外の行動はしません。
蟲は死を恐れず、自ら苗床になる特攻精神が組み込まれています。
蟲は細胞です。大きな一つです。ここに墓所の理想が反映されています。
オウムは蟲達よりも上に格付けされています。ある程度自由意志を持った腐海の警察です。
長年に渡り生死を繰り返して来たので、プログラムにずれが生じてしまいました。
ナウシカ達はプログラム上から外された、もしくは逃れた人達です。
自分達が生き残る為に行動する動物的な旧世代の行き方を受け継ぐ人間です。
これは墓所が望むシナリオに反する行き方です。
何も考える必要のない世界を作るか、考えて自分達で切り開いて行くかです。
というわけで「マトリクス」が少なからず影響を受けている事がわかりました。
195名無しさん:2000/03/01(水) 05:05
>君ら本当に読んだの?
「種の保存」のために行動する事は、全ての生命が持っている本能であり
それに基づいた、ナウシカや旧世代の人々の行動は、どちらも間違いとは
思えない。墓所を否定するのは簡単だが、ある意味「ノアの方舟」と
似ているそれは、否定しきれないところがある。
しかし、あなたの言う通り、「今」を生きているのはナウシカ達。
やっぱり大事なのはここだよね。
196名無しさん:2000/03/01(水) 21:39
君ら本当に読んだの? の人とほとんど同意見だ。
ナウシカは「命」について多く語っているけど、墓所の主は種の保存に固執しているだけのように思える。
「パッチ・アダムス」という映画で、「死を遠ざけるのではなく、生を高めるのだ」というセリフがあった。
どこか共通するものがあるような気がします。
と言いますか、ホント 君ら本当に読んだの? の人と同意見だ。すまん。
でも、千年後の人間たちの為にくたばっていく、なんて馬鹿らしすぎるな。
197いまさらですが・・:2000/03/01(水) 22:20
墓所が破壊された後、ヒドラの庭園は
どうなっちゃったんでしょうか?
198>197:2000/03/01(水) 22:34
きっと残ってると思う。
ラピュタで、本体部分が破壊されても上の庭園が無事だったような
もんじゃないかな。
199名無しさん:2000/03/02(木) 04:53
墓所を封印する必要はあったけど、破壊する必要は
なかったんじゃないかな。
なんかナウシカって人間に対して否定的な考えを
持っていて、さらに墓所の人たちにも否定的で
変なニヒリズムを持っていて自分一人で納得している
ってカンジがする。

話は変わるけど、クシャナと皇弟は顔見知りみたいだったけど
どこで知り合いになったのかな?
ひょっとしてクシャナもヒドラなのかな?
200たぬき:2000/03/03(金) 07:44
墓所は存在し続けるためには人間の助けが必要との設定があったよ
だから封印と破壊は同じ事

あとなんでもヒドラってのは語弊が有り過ぎ
人間は人間、たとえ遺伝子改造されていてもね。
でないとややこしくて仕方が無い

皇弟は頭は人間で首から下がヒドラ
201名無しさん:2000/03/03(金) 10:39
>皇弟は頭は人間で首から下がヒドラ
弟じゃなくて兄のナムリスの方じゃなかった?
弟はヒドラになる手術を拒否して老いさらばえてたんでしょ。

それだけじゃ何なので・・・

ぼくはナウシカが単純に世界を破滅に導いたとは思わないですよ。
旧世界の人類とナウシカの世代と新たに来る予定の世代は断絶してますよね。
火の7日間前後に人類の総とっかえをもくろんだ少数のテクノクラート
によって、旧人類は全滅させられたということなんじゃないですか?
人類滅亡の本当の犯罪者は「墓所を作った人々」だったと解釈もなりたつ
のではないでしょうか。
もちろん彼らはその後新しい人類を再生させるという計画を立てていた
訳ですが、それが彼らの計画通り成功するという保証はないですよね。

何より生命のコントロールをもくろむ彼らの考えは生命への深い侮蔑
に満ち、生命そのものを実は否定しているのだ、ということに
ナウシカは気付いたわけです。
だから腐海消滅後にくる世界も、実は「新たなる世界の死」でしかない、
そう考えたのでしょう。

それに墓所を破壊してもそれが今の世代の滅亡に繋がるとは限らない。
生命とはカオスであり絶えず変わり続けるものであるから、腐海消滅後
の世界に適応できるような新たな進化を可能性も残されているわけです。
ナウシカはその可能性を信じた、そしてそれは今の自分たちの生を
肯定することでもある、そういうことではないかと思いました。

ただ彼女はこの選択を自分だけで行っています。
かくも重大な決定を独断で行ったことに違和感を感じる人がいるのは
当たり前ですが、(かく言うぼくもその一人)
ただ、彼女の選択を支えているのは墓所に至るまでの彼女の経験の総体であり、
それを読者であるぼくたちが彼女と共に追体験して、
「それでも彼女の選択は正しかった」と言えるかどうか、
(あるいは間違っていると思うか)
そこにこの作品の説得力が掛かっているということですね。

という感じでどうでしょう?
202:2000/03/03(金) 10:42
ごめん長すぎた。
切れた部分は以下の通り

> ただ、彼女の選択を支えているのは墓所に至るまでの彼女の経験の総体であり、
> それを読者であるぼくたちが彼女と共に追体験して、
> 「それでも彼女の選択は正しかった」と言えるかどうか、
> (あるいは間違っていると思うか)
> そこにこの作品の説得力が掛かっているということですね。

> という感じでどうでしょう?
203とむ:2000/03/03(金) 11:20
 ああ、そう言われると、「あの選択は正しかったか、共感でき
たか」というのが重要なファクターなのかもね、この漫画は。も
しそれを狙って作ってたとしたら、凄いわ。漫画家として。

 関係無いけど、「セブン」という映画で、ブラッド・ピットが
最後に犯人を射殺するかどうか凄くドキドキしながら観たし、観
終わった後考えさせられた。それにちょっとだけ近いかも。
204名無しさん:2000/03/04(土) 01:30
あげ
205ふぁん:2000/03/04(土) 01:41
映画のみ
206数千年後の世界:2000/03/04(土) 02:19
腐海は無くなったが、汚染された土地は完全には消滅せず、
清浄の地のほとりにほそぼそとかろうじて残存。
人類は残されたその地にしがみつくようにして生きつづける。
清浄の地に出向くときには、きれいな空気に耐えられるよう、
それ専用のマスクを着用しなければならない。
207数千年後の世界:2000/03/04(土) 02:22
人間サマさえ生きていれば、そのうち空気も汚れてくる。
208>203:2000/03/04(土) 03:12
> ああ、そう言われると、「あの選択は正しかったか、共感でき
>たか」というのが重要なファクターなのかもね、この漫画は

「寄生獣」で、新一がナタを降り下ろすかどうか、みたいなもんかな。
ナウシカはセルムに「あなたは生命の流れに身を置いているけど
私はひとつひとつの生命と関わってしまう」といい、
新一は「おれはちっぽけな人間だ せいぜい小さな家族を守る程度の」と
言った。
神様になったつもりで生命を見下ろすのではなく、自分が今生きている
足場を慈しむ、という点でこの二つは共通しているのかも。
209>201:2000/03/04(土) 07:40
>生命とはカオスであり絶えず変わり続けるものであるから、腐海消滅後
>の世界に適応できるような新たな進化を可能性も残されているわけです。

つーか腐海の寿命って大体1000年なんでしょう?
1000年くらいで新しい環境に適合できるようになるなんて
考えられないなー。
生命って進化するもんだけど
何万年って長いスパンで進化するもんでしょう?
そうするとやっぱり腐海がなくなっちゃうと絶滅しちゃうと思うんですが
いかなもんでしょう?
生命の賛歌とかなんとかいってるけど
もうちょっと科学的に考えよう。

210とむ:2000/03/04(土) 07:56
>209
 具体的に漫画の中でどうなってるのか良く調べてないから大し
たことは言えないけど、進化というか淘汰が起こるから、1000
年で大分変わる可能性はあるよ。
 だって、環境ががらっと変わったら、新しい環境に対応できな
い生物は1世代で滅びちゃうんだよ。従って、新しい環境に移行
してから数世代で、新環境に適応した生物ばかりになるんです。

 ま、それが腐海と関係あるかどうか知らないけど、一応ね。
211名無しさん:2000/03/04(土) 09:53
うそつき。しったかとむ氏ね
212名無しさん:2000/03/04(土) 09:54
ナウシカ達の体は人工的に変えられてるわけでしょう。
だから、清浄な世界で生きるためには、進化じゃなくて、先祖返りが
必要なんだよね。
遺伝子の復元力みたいなものが働くといいんだけど。
213212:2000/03/04(土) 09:57
途中送信してしまいました。つづき。
今の世界に適応出来なくて死んでしまった、ナウシカの
兄弟のような人たちは、逆に、清浄な世界で生きていける
遺伝子を持っていたのかも知れないしね。
214>208:2000/03/04(土) 23:16
おれもそこ、ちと似てると思った。テーマ自体が似てるのかもな。
215:2000/03/04(土) 23:17
寄生獣と、です。
216>209:2000/03/04(土) 23:26
絶滅なんざ、どうでもいい。
数千年後の未来なんかも俺にはどうだっていい。まだ存在もしていない人間を心配することなんて
俺にはできません。
217副読書:2000/03/05(日) 03:07
岩波から出てるル・グインの『ゲド戦記』読んでごらん。
218言葉の意味:2000/03/05(日) 03:22
「命は闇の中にまたたく光だ!」
命はしあわせ、闇は嫌な事から何でも無い事まで、光はうれしい事。
↑本当はこんな薄っぺらな意味じゃ無いけど

墓所の主とそれの残した技術は光しか望んでいない。
光しかない世界で光にどれだけの意味がある?

#「君達本当に読んだの?」とは言い得て妙だが、さらに問えば、
 「君達本当に生きてるの?」

219名無しさん:2000/03/05(日) 03:33
>218
過去ログ読めよおまえら。
同じカキコの繰り返しじゃねーか。
220>219:2000/03/05(日) 18:18
だってわかってない奴バッカリじゃん。
賛成派にも、反対派にも。
そして君も。
221名無しさん:2000/03/06(月) 17:13
マンガ版をこのスレッドで興味を持って
見ました。
最高です。映画もよかったけど
マンガの方が奥が深い!!
222例えばこんなつっこみというか疑問:2000/03/07(火) 00:19
墓所でナウシカが破壊した胎児たち。
確かに、それが生まれる事は間違っているかもしれない。
でも、もしかしたらその胎児達も、墓所の主達の考えと関係無く
変わっていったかも知れないよね。王蟲や腐海の木々同様に。
じゃあなぜナウシカは破壊したんだ?
粘菌や巨神兵は見殺しに出来なかったのに。
223名無しさん:2000/03/07(火) 01:28
墓所の主の考えが気に入らないなら技術だけ
パクッテ管理するべき。破壊するには惜しすぎる。
その上で自分達旧人類がほろびずに
新人類と共存できるようにする方法を
考える。
224名無しさん:2000/03/07(火) 03:30
ナウシカを読んだ感想。
「ナウシカとやりてー」
        以上。

こんな僕っておかしいですか?
225名無しさん:2000/03/07(火) 04:26
>224

え?俺もそう思ったよ?仲間じゃん!! アナル掘らせて!!
226>224 :2000/03/07(火) 04:38
ふつうです
227たぬき:2000/03/07(火) 05:19
宮崎のインタビュー読んでると
旧人類=あらゆる意味で人間
新人類=生命に対する冒涜であり、人間では無いもの
このセンは外せんと思うがね…
228名無しさん:2000/03/07(火) 09:16
ナムリスの言う「俺は生き飽きた 何をやっても墓所の主の言う
通りにしかならん」
というせりふは、何を指しているんだろう。
「墓所の主の言うとおり」って?
229age:2000/03/08(水) 23:05
あげ
230>228:2000/03/09(木) 02:29
人間の行動パターンみたいなことを
墓所の人間に聞かされたんじゃあないんですかね。
ところがこの行動パターンを破る人間がいた。
それがナウシカなんでしょう。
ナウシカに神的な印象を受けるのもそのせいではないかと。
231:2000/03/09(木) 13:58
ふふふっ、小気味よい娘。だ……
232クロトワ:2000/03/09(木) 23:06
俺あナウシカじゃねえんだ
判らねえよ
233Fix:2000/03/10(金) 05:28
この板はおもしろい!
「ナウシカは正しかったか」の是非はともかく
ここまで真剣に議論できる漫画って少ないと思います。
マンガ版「風の谷のナウシカ」はマンガを越えた存在だと思います。

たしかに7巻のラストは「おいおい、ほんとにこれでいいのかよ」
って感じになりましたけど...
234名無しさん:2000/03/10(金) 13:39
まじで22世紀の教科書に載りそうですね、昭和・平成の
日本文化の項で(笑)。もしそうなったら、まさに歴史的作品に
なるでしょう。
え○げりおんよりはこちらが載って欲しい、と思うのは
僕だけか?
235とむ:2000/03/10(金) 14:05
どっちも載らないとは思うけど、特にEVAは載らないと思い
ます…。
236名無しさん:2000/03/10(金) 15:45
宮崎さんが新聞のインタビューでナウシカのラストについて
「描きながら、自分がどうしようもなく、宗教が扱うべき領域に
踏み込んでしまった事に気付いた」と語っていたな。
今の宗教が世界観、生命観、倫理観なんてまともな事扱ってるのかは疑問だが。
たしかテロリストとしてのナウシカについても語っていたが、内容忘れた。
237名無しさん:2000/03/10(金) 16:52
教科書に漫画載せてどうすんだ馬鹿。
238>234:2000/03/10(金) 17:33
日本文化に「アニメ」か「映画」の項があれば
宮崎駿は間違いなく載るでしょう。
239名無しさん:2000/03/10(金) 17:38
現代の教科書にだって「源氏物語」みたいな(あらゆる意味において)同人小説や「伊豆の踊り子」みたいなセンずり小説(らぶひなと変わらん)が載ってるんだから、200年ぐらいしたらナウシカが載ってもおかしくない。
240名無しさん:2000/03/10(金) 18:17
237>
漫画だって文化でしょ。
浮世絵が江戸時代の文化として世界中に知られているんだから、
漫画が教科書に載ったっておかしくないだろう。


241>237:2000/03/10(金) 19:12
「鳥獣戯画」も「北斎漫画」も教科書に載ってるぞ!
242237>240:2000/03/10(金) 20:51
今思いついたけど、なんか小林よしのりを彷彿とさせる
発言だぞ。
243若き日の思ひで。:2000/03/11(土) 10:09
小学校の授業で映画版ナウシカを見た。みなシーンとして、
画面に釘付けになってた。担任の先生が神様に見えた‥‥。
下手な教材よりはるかにいいと思う(あたりまえか)。
でもマンガ版は残酷なシーン多いからなあ‥‥。
ユパの死にざまとか、初代土鬼皇帝の最後とか。
文部省がうんと言うかな?
あ、でも手塚治虫が図書室にあったぐらいだから、大丈夫かな。
244名無しさん:2000/03/11(土) 16:24
この漫画って宮崎駿本人だけで描いてたのかな。
だとしたら凄すぎる。
245>244:2000/03/11(土) 19:04
本人だけじゃないかなあ。
月刊で16ページぐらいのペースだし、映画を作ってる時は
中断していたし。
宮崎氏の、アニメ現場での仕事量も、ものすごいものらしいから
描くのはかなり早いんじゃないかな。
246>222:2000/03/12(日) 04:51
答えを用意して書いたね?
”今、この世界に生きるもの=命=闇の中にまたたく光”
をナウシカは守ったんだと。
247名無しさん:2000/03/12(日) 09:29
上げちゃう。
248名無しさん:2000/03/13(月) 04:20
あげよっと。
249ケスト:2000/03/13(月) 23:20
旧文明の光と闇

墓所は破壊されてしまったが、庭園は無事だよね
庭園のヒドラも人体改造できるんじゃない?
250名無しさん:2000/03/14(火) 18:13
あげ
251>246:2000/03/15(水) 01:05
??
ちょっとニュアンスが違う気がするが?
ちなみに、「命=闇の中に瞬く光」ではなく「命<闇の中に瞬く光」
この違い分かるかな?
前述のゲド戦記を読めば分かりますよ。
(駿はこの本のアニメ化を企んだ事が在りますし。)
252マルセロ・サラス:2000/03/15(水) 07:47
あげとくか。
253名無しさん:2000/03/15(水) 09:31
>224、225、226
君等7巻でヌいたか?
254道化:2000/03/16(木) 02:11
あげればあげる程
分からなくなる事もあるようで…
ひっひっひ
255名無しさん:2000/03/16(木) 02:20
中断が続くとテンション下がっちゃって、続き書かなくなる作家が多い中、
ちゃんと完結させたところがすごいよな
ほかの作家も見習ってほしいよな!
256たけーよ:2000/03/16(木) 12:17
上下2巻組の豪華版がありますが
紙質とかどうですか。あと内容に違いとかありますか?
(でも、重いし、これもまた読みにくそうだ。)
257age:2000/03/17(金) 01:20
あげ
258あげ!:2000/03/17(金) 07:02
あげ!!
259あげ:2000/03/18(土) 03:20
あげ
260名無しさん:2000/03/18(土) 03:43
「失われた可能性」というモチーフ 絶望の一歩手前の希望

宮崎監督は、「失われた可能性」というモチーフを反復して使っている。

『風の谷のナウシカ』は、腐海に埋没する直前の村々や戦場が舞台であった。
『天空の城ラピュタ』は、失われた文明の末裔の物語であった。冒頭の舞台は
失業者であふれる直前の炭坑の町で、軍隊が台頭する直前のキナ臭さも描かれて
いた。
『となりのトトロ』は、高度経済成長から列島改造論へ至る直前の日本の農村
風景が舞台であった。
『紅の豚』では、世界恐慌からファシズム台頭に至る過程のイタリアが舞台で
あった。
また、デビュー作である漫画『砂漠の民』に於いても、後にモンゴル帝国によ
って絶滅させられた架空の騎馬民族の前史を描いていた。

並べて見ると、いずれも絶望的に環境が改編される一歩手前の舞台背景を選ん
でいることが分かる。
これは趣味の連載漫画などでも、第二次世界大戦末期のドイツや日本の兵器に
まつわる物語を多く描いていることからも分かる。
そして、いずれも「このような人物たちがいれば、万に一つは絶望が回避され
たかも知れない」と思わせるような、快活で聡明な人物たちの物語を作り上げて
来たのである。

もちろん、史実の壁は厚く、数人の英雄的活躍などで絶望的状況は回避された
りはしない。
しかし、こんな人物たちがいたら、そして絶望の一手前で大変な冒険を経験し
ていたならば、最悪の状況でも逞しく活き抜いていけるのではないか。
そうすれば、歴史はもう少しマシになっていたかも知れない。
それは、「失われた可能性」の発掘作業としての作品作りと言うべきではない
か。
261名無しさん:2000/03/18(土) 15:38
ってことは、ナウシカの世界も「絶望的状況」なのか・・・。
262ところで:2000/03/18(土) 21:20
ナウシカってまだ普通に売ってるよねえ。
やふうのオークションで中古がセットで2800円の値を付けてるんだけど
それってあんまり安くはないよね??
263AZEL:2000/03/18(土) 22:09
俺は
このマンガが無かったら自殺していた。

人生観も大きく変えられたが。

一所懸命生きる事の大切さを学んだよ。
264>263:2000/03/19(日) 01:59
そのハンドルはなかなか興味深いね…ギヒヒ。

ところで、前述の「砂漠の民」ってみれる所(ネット上に限らず)ある?
確か、何とか子供新聞とかの連載だったよね。
265名無しさん:2000/03/19(日) 16:18
ナウシカを完結させてるところが評価できるという意見に賛成。
266名無しさん:2000/03/19(日) 22:24
いくらでもサイドストーリーが作れそうな設定だから、
作者の気が向いたら外伝も描いて欲しいところ。
267名無しさん:2000/03/20(月) 01:16
崎:『ナウシカ』を終わらせようという時期に、ある人間にとっては転向と
見えるのじゃないかというような考え方を僕はしました。マルクス主義ははっきり
捨てましたからね。捨てざるをえなかったというか、これは間違いだ、唯物史観も
間違いだ、それでものを見てはいけないというふうに決めましたから、これは
ちょっとしんどいんです。前のままの方が楽だって、今でも時々思います。
書いているあいだに、劇的にとか、苛烈に戦って変えたわけではないけれども、
自分の中にあったいろいろな疑問が収拾つかなくなったんです。
この自分の考えかたの明瞭な変化は、なにもこの社会の中での自分の立場の変化
からきているというよりも、『ナウシカ』を書いたせいではないかという気がして
います。
たとえば、当初はナウシカが、族長ジルの娘−−−つまりはお姫様であるという
ことだけでも、自分にためらいがあったんです。それはナウシカは一種のエリート
階級なのかとか、そういうことについて指摘されることが予想されたから、ずいぶん
いろんな理論武装もしていました。
268名無しさん:2000/03/20(月) 01:17
だけど、そんなことはどうでもよくなったですね。どこで生まれてもいいんです。
もうそういうことで論じ合う気はないです。くだらないやつはどこの階級に生まれ
ようとくだらないし、いいやつはどんな階級に生まれてもいいやつだ。世の中には
正しいとか正しくないでなく、いいやつかいいいやつでないか、友達になりたいか
なりたくないか、そういう人間しかいないんだ。もう階級的にものを見るのはやめた。
労働者だから正しいなんて嘘だ、大衆はいくらでも馬鹿なことをやる、世論調査
なんて信用できない。
そういうことも含めて、ごくあたりまえのところにまた戻るだけなんですよ。
これは目から鱗が落ちるような考え方なんかではなくて、これまでさんざん言われ
ていたことで、そこにもう一度戻るのだと考えると、暗澹たる思いがしますが、
でも、それを引き受けざるをえないと思っている。自分の責任でものを見ていこう、と。
269名無しさん:2000/03/20(月) 01:20
天安門に立って大群衆の歓呼に応える毛沢東のフィルムを、最初に見たとき、
一九五〇年代のおわり頃でしたが、実に不吉ないやな顔に見えたんです。でも、
温かい大きな人柄とかいろいろなことがいわれているから、きっとたまたま体調が
悪くって写真写りが悪かったんだろう−−笑−とか、本当にそう思ったんですよ。
でもあとで思えば、最初の不吉な感じを信用したほうが良かった。
そういうことを何度かやっているわけです。自分の観念で、自分の感じたものを
なんとか捩じ伏せようとして来た。それもやめた。いまの政治家でも、ただ印象だけ
でみています。
270:2000/03/20(月) 04:18
「5番街のマリー」歌って〜
271ジョニー:2000/03/20(月) 05:21
>264
「砂漠の民」は赤旗とかじゃなかったっけっか?
コミックボックスの再録?で読んだけど、
なんか「団結してこの苦難を乗り越えよう!」てなかんじで
唐突に終わっちゃってたような記憶が。
272名無しさん:2000/03/23(木) 23:04
age
273>271:2000/03/24(金) 03:03
その、コミックボックスも手に入らない。
274名無しさん:2000/03/25(土) 01:03
ナウシカの続きTVでは放送できませんかね?
よくわからないけど、映画とかの問題が出てくるのかな。
視聴率はかなり取れると思うけど。
275>274:2000/03/25(土) 05:09
宮崎駿本人が手がけるので無ければ間違い無く失敗に終わると思うよ。
宮崎駿がかかわってないジブリ作品はどうしょうもなくつまんないし。
安彦良和みたいにアニメは引退して漫画家になるのが一番生産性が
高いんじゃないかなぁ。
276名無しさん:2000/03/25(土) 08:34
最近読んだばかりだけど、結構希望残った終わり方だと思う。
浄化された世界では改造された人間は生きていけないから、腐海が消えた
後の世界は「今」を生きるもの達にとっては一見すると絶望的に見えるけれど、
よくみたら、ちゃんと希望が残されてましたね。
毒の空気と清浄の空気の両方に耐性を持ち、「今」を生きる人間が最後に
少なくとも一人だけは存在してますね。
庭園の入浴シーンで、オーマの毒の光にやられた肉体は多分丸ごと交換
したと見てるんですが・・・。その時遺伝レベルまで改良されていたら、
子供にもその耐性は受け継がれるでしょう(今の人間たちも毒の耐性を
遺伝で伝えていますし)数百年後に最悪でも何人かは生き残れるでしょうね。
ただ、本人はその事実に気付いていたかどうかは知りませんが・・・。
277>276:2000/03/25(土) 10:30
>庭園の入浴シーンで、オーマの毒の光にやられた肉体は多分丸ごと交換
>したと見てるんですが・・・
あそこは詩と音楽を後世に伝えるための場所だから、そこまでは
無理じゃないでしょうか。
ナウシカと庭番の会話だと、肉体の改造のような「伝えるに値しない技術」は
墓所にあるようだし。
第一、肉体を交換したらナウシカ自身が気づかないとは思えないんだけど。
278>274:2000/03/25(土) 11:24
ジブリのクオリティを、テレビシリーズで保つのは無理じゃないかな。
もしやったら、かつての名作劇場の地獄のようなスケジュールに
なってしまう。
宮崎はそれがいやで、徹夜禁止とかのルールを作ったわけだし。
279名無しさん:2000/03/26(日) 01:57
絵のクオリティは落としてもいいから放送して欲しいよ。

名作劇場って地獄のようなスケジュールだったんですか?
赤毛のアンは最高に面白かったなあ。
280>277:2000/03/26(日) 02:50
庭園に、ヒドラなんかもしっかり居るんですけど・・・。
絶滅前の動植物や、空気を清浄にする換気システム、加えて出たり
消えたりする門や外部から生命の気配すら見えないようにする技術まで、
庭園にはかなりの技術が生き残ってます。
281名無しさん:2000/03/26(日) 03:18
「海が聞こえる」はジブリの若手が作ったけど
すごくいいですよ。あれ最初はTVでやって好評だったから
映画館で少し上映した位ですから。
でもナウシカの続編は本人以外やるべきでないと思う。
282>281:2000/03/26(日) 03:37
でもドラマの方はつまらなかった記憶がある。
283名無しさん:2000/03/26(日) 03:40
未来少年コナンみたいな
284名無しさん:2000/03/26(日) 04:39
なんでオーマの光は毒の光なの?

オーマの光はは清浄の地に生きる人間には癒しになるけれども、
改造されたナウシカには毒だから?
285名無しさん:2000/03/26(日) 08:51
巨神兵の正体って明確に明かされなかったよね。
「調停者」「死神として作られたのでは無い」がキーワードで
自分の意思で墓を破壊しようとする。
286>280:2000/03/26(日) 12:06
あそこにある技術は、あくまでも庭を維持するためのものでしょう。
肉体を作りかえるのは、墓所でなければ駄目じゃないのかな。
ミラルパもナムリスもそんなこと言ってたし、初代神聖皇帝は、
それで庭を出て墓所を目指したんだと思うけど。
庭番が「少女の体に何もしなかったら肺は血潮を吹き出していたはずだ」って
いうのは、一時的な処置じゃないかな。王蟲の漿みたいなものを使うとか。
287>285:2000/03/26(日) 12:39
ありとあらゆる宗教
ありとあらゆる正義
ありとあらゆる利害
調停のための神まで作ってしまった(5巻 P.199)

というわけで、巨神兵も墓所も「千年の昔たくさん作られた
神の中のひとつ」(5巻 P.200)だと思う。
巨神兵と墓所を作った人々は、対立していたのかもしれないね。
288>284:2000/03/26(日) 16:24
オーマの動力源は核燃料なんじゃない?
青白い光を放つし、体に悪いし。
つまりナウシカは被爆したわけだ。
テトもそれで死んだ。


289名無しさん:2000/03/28(火) 05:54
>毒の光 ただ単に絶対的な殺人兵器だったからってのじゃあだめなの?
「調停者云々」てのは王蟲なんかと一緒で長い間時間経過していく
うちに魂憑きみたいなものになってしまったとか、あいつだけ火の七日間
で使われなかったんだから、失敗作でそれはなんかが憑いてたとか。
いわばオーマだけ”奇形児”だったんじゃないの?

宮崎さんは「赤毛のアン」は途中でいやんなっちゃって”近藤善文”さん
おいて辞めちゃったっていってたけど(もちろん高畑さんも置おいて)
夜間禁止は働き手に言ってるだけで本人はガンガンやってるみたいだし
あれは「ハイジ」とかやってたころに過労でぶったおれちゃった”色彩
設定”の人(救急沙汰>入院>復帰>再入院)とかそんな問題点を考慮してのことじゃないかな?
(でも宮崎さんは本当はイイ作品作るためにムチャはしなきゃだめだ
とおもっているようなひと。ヒトと同じことやっていいもん作れるワケ
ないしね)

290wakax:2000/03/29(水) 02:44
墓所に用意してあった 胎児たちや 世界が清浄可したときに
作り変えられる人間の姿とは、人間の姿をしたヒドラが運営していた
庭園にいたクシャナの兄達みたいになるのではないの?

要するに彼らは、既に造りかえらた人間達の姿ではないかと…。
291名無しさん:2000/03/30(木) 02:24
ナウシカが庭園で回復したのは、肺まで浸かっていたあの浴槽の
液体のせいでしょう。旧世界の技術で、おそらく人体の修復と
造り変えられた人類を古い大気組成に順応させるのを可能に
するものなのでしょう。クシャナの兄たちは、あの庭園の何らかの
洗脳的技術によってある種解放されたのでは?
人体をヒドラ化する技術はやっぱり墓の中にしかないと思います。
ヒドラとよばれる人口生命体と、卵に入って眠っていた新しい人類は
別の存在だと思います。ヒドラはいわば新しい世界と人類が再生
されるまで監視する番人の役目。あの卵は入っていた人類は共感
能力などを遺伝子技術で加えられた平和で穏やかな性格をした
ミュータント的存在なのでしょう。
292290:2000/04/01(土) 04:20
もし自分がクシャナの兄の立場なら いったん折り返して
あそこにある音楽とか 根こそぎもって帰って独占
しちゃうこと考えるけど。

作りかえられるって 余計なお世話でわ?
293>292:2000/04/01(土) 10:08
あの庭は、無理やり洗脳するっていうよりは
癒しを欲している人だけを受け入れてる気がするから、
あの皇子たちに関してはあれでよかったと思う。
もともと政治よりは音楽方面に素養があったんだろうし
国に帰って政権争いで策謀をめぐらすよりは
庭の番人の一人として生きていくほうがよさそう。
ナウシカや神聖皇帝のように、自分のやるべきことがある
意志の強い人なら、自力で庭を出て行くのでしょう。
そういう人は滅多にいないようだけど。
294自分から:2000/04/01(土) 14:21
そこにある音楽に触発されて番人しようってのとは
違うんじゃない?あれは無理やりだろたぶん
あと 国に帰って政権争いよりは
番人やってりゃいいなんて余計なお世話。

ナウシカに対して母の幻をぶつけてくる奴なんて、
残酷過ぎてはらたつ。あのヒドラって自分の
中では最低な奴なんだけど…。
295名無しさん:2000/04/07(金) 01:26
森の人も庭園に永住してたね。
296名無しさん:2000/04/07(金) 10:23
エンデの「はてしない物語」でああいう感じの庭が出てなかったっけ。
本人が心の底で望んでいるから、いろんなことを忘れていくって
いうの。
297聖戦士星矢の:2000/04/07(金) 12:47
ポセイドン編で出てきた敵で 一輝にやられたやつと同類とか

>294と同一人物
298名無しさん:2000/04/12(水) 01:00
安田成美萌え〜
299名無しさん:2000/04/12(水) 01:47
庭園は種の保存を目的とするなら最低限のクローン技術くらいは
あるでしょうね。
精神面ではヒドラでさえ魂が肉体から抜け出せるようになっていることから
肉体と魂を切り離したり繋げたりすることも古代文明では造作も無いことかも。
そうなると、古い肉体を破棄して新しい肉体と交換することは、庭園では
それほど難しい事ではないのかも。オーマの光は私も放射能の様な物だと
思ってましたから、新しく肉体を作った方が遺伝子レベルでダメージを
受けた肉体を修復するより手間がかからないと思います。
そういえば、念話や幽体離脱をヒドラが使っていたということは、これらの
能力は改造された人間に付与された能力なんでしょうか?。
そして「青き衣の者」もなんらかの意志によって産み出された気がしてなりません。
もしかして古代に造られた数ある神の一つ(巨神兵や墓所とはまた別)により
選ばれたものとか・・・。
300名無しさん:2000/04/12(水) 02:03
「庭園」と「墓所」は同じ団体に属してたの?。
それとも別のグループだからヒドラはナウシカの最後の問いにノーコメントだったのかな。
301名無しさん:2000/04/12(水) 02:57
でも最終的にはナウシカの世界の人類は滅びたんだろうね。
「滅びは私達の暮らしの一部になっている」ということだし、
「生まれながらに死ぬ子供が多い」という問題を解決するキ
ーワードは無かった。
302名無しさん:2000/04/13(木) 01:34
>300さん
同じグループでしょう。世界が浄化され尽くした後にあの「庭園」の
原種の生物が新たな生態系を築く計画なのでしょう。世界中に
タイムカプセルのようにいくつも用意されているのでしょう。
最後の質問に答えなかったのは、シュワのテクノロジーが結局
人類を利用するためのエサであり、旧人類世界が大海しょうで
滅ぶ事さえも浄化の朝を速める歓迎すべき事である残酷な真実
を告げることをためらったのでは。
303最大の疑問:2000/04/13(木) 02:45
なんで千年前の人は浄化している最中に
人間を改造してまで生かしたんでしょうか。
不測の事態には庭園にいたようなヒドラで間に合うと思うし、
304名無しさん:2000/04/13(木) 18:37
そういえば、浄化された土地に新しい木や草が生えていたけど、
あれは一部セルムの想像が入ってるの?。
あの時代では木や草も腐海に合わせて改造されてるはずなのに。
(風の谷の作物なども貯水池で少し汚染させた水でないと育たない)
たった1000年やそこらで浄化された世界に適合するよう進化した
木や草が生えてきたとも思えないし。
なんだかいかにも環境保護団体のイメージした世界のようで変な感じだった。
305>303:2000/04/13(木) 18:48
庭園にも謎が多いよね。何故外部の人間を呼び寄せなければならないのかとか。
知識は良く出来たヒドラが管理すればいいし、種の保存を望むなら浄化された世界に
適応した新人類をそこで育ててある程度増やしておいても問題無いだろうし。
結局は新人類を想像した者達のエゴで、新人類をヒイキしたかったってこと?。
と言うことは、墓所の「神」とは球体ではなく新人類そのもの?。
306>303:2000/04/13(木) 18:49
ナウシカが墓所の主と対峙していたとき

新しい世界を運営するのに奴隷が必要うんぬんっていってません
でした? 墓所の方でなに考えていたのかはわからないですけど?
307>303:2000/04/13(木) 18:49
庭園にも謎が多いよね。何故外部の人間を呼び寄せなければならないのかとか。
知識は良く出来たヒドラが管理すればいいし、種の保存を望むなら浄化された世界に
適応した新人類をそこで育ててある程度増やしておいても問題無いだろうし。
結局は新人類を想像した者達のエゴで、新人類をヒイキしたかったってこと?。
と言うことは、墓所の「神」とは球体ではなく新人類そのもの?。
308>303:2000/04/13(木) 18:49
ナウシカが墓所の主と対峙していたとき
新しい世界を運営するのに奴隷が必要うんぬんっていってません
でした? 墓所の方でなに考えていたのかはわからないですけど?
309名無しさん:2000/04/13(木) 18:50
ああ、重複
310>304:2000/04/13(木) 19:53
千年もあれば植物は適応しそうな気がするが。
311名無しさん:2000/04/13(木) 20:07
腐海のつきる場所は、鳥も飛んでたよ。
千年で進化とか適合っていうより、もともとナウシカの時代の生物は
人為的に遺伝子を変えられてるだけなんだから、
先祖返りみたいなことが起きたと思うほうが自然では。
312>303:2000/04/14(金) 00:57
わざわざ新しい奴隷(ヒドラとか)をつくるより既存の旧人類を利用した方が効率がいいからじゃない? 世界を滅ぼした者と腐海システムをつくった者は当然別だろうし。
313303:2000/04/14(金) 01:10
>306
奴隷としてなら人間よりもむしろヒドラの方が扱い易そう。
だから奴隷として人間が必要だっとも考え難いんですよね。
314>304:2000/04/14(金) 01:54
>304
あの光景は、浄化されたので世界中に配置されてる「庭園」の中から
原種が放たれたのでしょう。千年単位では自然に適応するのは無理です
何万年何十万年レベルの話になるでしょう。

315名無しさん:2000/04/14(金) 02:21
うまく言えないけど、たぶん、巨神兵を創って世界を破滅させた連中
と、旧人類を遺伝子改造して生き残らせた連中、そして腐海システム
で地球を浄化し、墓所と庭園で新人類誕生と生態系復元を計画した
グループはそれぞれ別の勢力だったのでしょう。
墓所グループとしては、旧人類の生き残りは、同じく改造された
動植物と共に浄化で滅んでもいいし、新世界創造後に必要となる
労働力のための奴隷として生き残らせてもいいといった、せいぜい
その程度の存在なのでしょう。
その生命への限りない傲慢さと、究極的に物質にまで還元されるような
生命観がナウシカの逆鱗に触れたわけです。
316>315:2000/04/14(金) 02:36
なるほど。
それなら納得いくかも。
317閑話休題:2000/04/14(金) 02:56
関係無い話だけど、以前ディズニーの『ムーラン』で、
ムーランが馬に乗って雪崩から逃げるシーンを観てたら、
なぜか突然、例のカイが死ぬシーンを思い出して大泣きした事があります。

全然泣く様なシーンではなかったので、居心地悪かったなあ…。
318名無しさん:2000/04/14(金) 03:12
「語り残したことは多い」んだから続き描いてくれ〜
…とかいう声を聞くような作者じゃないが。
319名無しさん:2000/04/14(金) 03:44
出版 窓社
著 稲葉振一郎
 「ナウシカ解読〜ユートピアの臨界〜」
は必読だ。
320名無しさん:2000/04/14(金) 22:04
先祖返りといえば、それが子供が死ぬ原因なんじゃないでしょうか?。
つまり、体が昔に戻りつつあるから腐海のほとりで生きられなくなり、
それで人口が減り始めてきた。

この事実を伝える為に何者かが「青き衣の者」を人類に再び遣わし、
(先代の「青き衣の者」は森の人を導き、腐海の調査をさせていた。
この結果によりその何者かはその結論に達したのだろう)
現在の人類にとって最大の害悪となりうる墓所を倒させたと。
(これまでは墓所の技術が必要になるかも知れないから墓所の連中に
干渉するような真似は出来なかった)
321320:2000/04/14(金) 22:06
>この事実を伝える為に何者かが「青き衣の者」を人類に再び遣わし、
伝えるっていうのはちょっと違うか。単に墓所を滅ぼすためでしょう。
322名無しさん:2000/04/16(日) 03:57
やっぱ、あんな人の命を屁とも思ってない性格でありながら
同時に、王としてのカリスマを十分持ってるヴ王というキャラを描ける駿はすげーや。

ちゅうか、他の漫画家が馬鹿なだけだけど。
↑とことん善人か、とことん悪人かしか描けない。
323>322:2000/04/16(日) 05:07
そのセリフ、自分の知識の無さをひけらかしてるだけだぞ
324名無しさん:2000/04/16(日) 06:51
まだ学級会続くんすか?こういう話題が好きそうな人、こないだ
本屋で見たっス。
(本棚を背にして二人で漫才立ちになりながら)
「なるほど、それでこの主人公は○○と考えたわけだな」
「ああ。だが、そこには意外な真実が待っていたんだよ!」
「何?つまりは裏切りなのか?許される事じゃないだろうに」
「そうかもしれない。しかし人類の為にはある意味必要だったんだ!」

二人とも真顔。怖かったなあっていうか、邪魔だからどけ、と。
325>324:2000/04/16(日) 10:34
わざわざ早起きしてこんなこと書いてる君のが怖いって。
326>323:2000/04/17(月) 00:03
君の知ってるスゲー作品を教えて下さい。
いや、アオリじゃなく、ナウシカ読んで以降どんな作品もあまり楽しめないんで。
327>324:2000/04/17(月) 00:10
本屋で人に迷惑掛けない為にこのスレッドは在るんでちゅよ。
脳ミソ絡めてカキコミしてね。
328名無しさん:2000/04/17(月) 01:57
確かに場を考えないで熱く語るのはイタイ。
でもここは漫画板だからね、ネタの続く限り話し合おう。

スゲー作品といえば、ファイブスター物語はどうかな?
329323>326:2000/04/17(月) 03:02
俺は
>ちゅうか、他の漫画家が馬鹿なだけだけど。
>↑とことん善人か、とことん悪人かしか描けない
に対して書いただけですんでそこんとこ誤解の無きように。
スゲー作品教えてくれって言っても君の好みが分からないしスレッド主旨からそれるのでパス
どうしてもと言うのなら別スレッド立てて君の要望を書いた方が良いと思う
330>327:2000/04/17(月) 03:54
>確かに場を考えないで熱く語るのはイタイ。
ついでに場を理解してない324もイタイと思う(笑)
331名無しさん:2000/04/17(月) 05:32
話の腰を折ってごめん。今月、一時期品薄になってたナウシカ
はじめ宮崎関係の書籍がウチの近所の本屋ではまとめて置かれる
ようになりました。何かまたイベントでもやるんですか?
そうでなくては、先月どうしても手に入らなかったナウシカの
7巻だけ欲しさに、古本屋で小さなプレミア付きの全巻セットを
買ってしまった我が身がうかばれません。
332>329:2000/04/18(火) 12:38
スマヌ、俺も書き方が悪かったな。
もちろん、全てがダメ漫画家なワケないのは承知だし。

…というわけで、話を続けてくれ。
333名無しさん:2000/04/19(水) 01:53
憎しみより友愛を
334名無しさん:2000/04/19(水) 11:37
アスベルではなくて森の人とくっつくのはがっかり。
こんなネタでごめん。
335名無しさん:2000/04/22(土) 02:29
ジブリは次なにやんの?
336名無しさん:2000/04/22(土) 02:43
ユパとテトが死なない方が良かったな。
特にテトが死ぬ意味なんかほとんど無いし。
ナウシカのラストが物寂しいのはこの2キャラが死んでしまって
ナウシカが孤独になっちゃうからだよ。
337>336:2000/04/22(土) 02:53
極めて異論なし!
338うん:2000/04/22(土) 04:20
テトは死なないほうがよかった
339名無しさん:2000/04/22(土) 13:22
340名無しさん:2000/04/26(水) 16:35
ここみてナウシカ読みたくなったんだけど出版社どこ?
341>341:2000/04/26(水) 17:12
オーム社
342名無しさん:2000/04/26(水) 17:12
徳間だよ。
343名無しさん:2000/04/26(水) 17:49
でもユパの死に様はある意味カッコよかった。
344名無しさん:2000/04/26(水) 19:15
マンガ版を完全アニメ化して欲しいね。
OVAでも何でもいいから。
個人的には、全ストーリーを2時間ぐらいづつ分けて、
不定期に金曜ロードショーでやって欲しい(ルパン3世みたいに)。

ラピュタのシータ奪回シーンみたいなスピード感のある感じで
三巻で描かれた第3軍の土鬼包囲網突破作戦のシーンを見てみたい。

イカス航空機
コルベット>重コルベット>ガンシップ>バカガラス>浮砲台>メーヴェ

345名無しさん:2000/04/29(土) 14:50
僕はアニメ化しなくてもいいや。
あの独特の暖かみのある絵がとても
作品の雰囲気にマッチしてると思う。
絵巻物みたい。
346名無しさん:2000/04/30(日) 01:13
本当にナウシカの漫画版読みたいんですけど

徳間から7巻まで出ているんですか?
いまでもマンガ専門店とかで買えるんでしょうか?

347名無しさん:2000/04/30(日) 01:26
あげ
348>346:2000/04/30(日) 01:36
そだよ。ちょっと大きめの本屋なら今でもよく見るけど?
349>344:2000/04/30(日) 02:55
グロい場面が多すぎるので、無理では・・・
350>346:2000/04/30(日) 10:08
大きめの古本屋にもあるんじゃない?
私もこのスレッド見てから気になっちゃって、
まんだらけで全巻一気買いしちゃいました。
1〜6巻が250円で7巻だけ350円だった。

おもしろかった!
351名無しさん:2000/05/05(金) 00:31
ここで議論されてるのはナウシカの行動の是非、意味
みたいですね。
私の意見ではあの破壊行動はなんの意味も持っていないん
じゃないかってことです。
墓所を作った連中くらいの技術があるのなら何重もの
バックアップシステムがあると考えるのが当然なんじゃ
ないかな。
王蟲、庭園、墓所。旧世界の遺物はそれだけとは到底
思えないし、庭園のヒドラも相当な力を持ってそう。
竹宮恵子の「地球へ。。。」でもマザーを壊しても
テラがいましたよね。あれはコンピューターでしたが、
墓所はバイオテクノロジーの産物みたいなので復元力
はもっと強そう。墓所にあった情報が失われたとしても
その核心部分は温存されて密かに復活してるっていうの
が、作者の意図からはずれるかもしれませんが、ある意味
素直な受け止めかたなのではと思っています。
352テスト:2000/05/08(月) 14:10
takoサーバ、直った?
353名無しさん:2000/05/08(月) 18:30
個人的には、ナウシカのお母さんのエピソードがショックでした。
クシャナのお母さんの話も。
「決して癒されない苦しみがこの世にあることを知った」
幼い二人の体験に、心が痛みました。

354名無しさん:2000/05/15(月) 15:52
ナウシカは超能力者だったってことだよね。
それとアキラとたいしてかわんないじゃん!って思うんだけどどう思う。
355あげ:2000/05/15(月) 15:52
てすみません
356>355:2000/05/15(月) 16:29
許してあげる。
357名無しさん:2000/05/16(火) 05:31
age
358名無しさん:2000/05/16(火) 05:39
腐海のつきる場所までどうして飛行機で飛んでいけないの?
そんなにデカい星なのかな。
359みーむ:2000/05/16(火) 07:06
作品外からの情報を元に解釈するってゆーのは、反則なのかもしれないけど、
この場合>63の意見が、実状に近いんではないかな。
>267〜269が載ってる「コミックボックス」のナウシカ完結特集で作者が、
「皇弟はスターリンのような人。本人は人民のことを想っているつもりで、
虐殺をやっている。救われない人だと思う」みたいなことを言っていたけど、
じゃあ、土鬼初代神聖皇帝はレーニンで、墓所を創った主はマルクスになんのかな。

で、宮崎駿がクリエイターとして凄いのは、「自分の今までの考えは間違っていた」
とゆーことに、作品を創ることで気づいてしまったことだと思う。
つまり映画版で創った、汚くなった世界を腐海がきれいにしてくれましたとゆー世界観を、
マンガ版で続きを描きつづけていく中で、そのうすっぺらさに気づき、
それをナウシカの行動を通して乗り越えたのだと思う。
だから、映画版が創られる以前に描かれた1〜2巻の時点では、7巻の結末は
想定されていないはずである。

理想的には、読者も自然とついて来られるように、もっと分かりやすく、
説得力を持って描いてほしかったんだけど。
オレも最初読んだ時は、ナウシカの行動についていけなかった。
でも今は、墓所の主の面倒見の良い全体主義の方がもっと嫌だ。
ナウシカは精神の自由をとったんではないかな。

360名無しさん:2000/05/18(木) 04:42
age
361>351:2000/05/19(金) 13:08
同感。作者の考えはどうだかわからないけれど墓所があのひとつだけって事はないよな
他の勢力も何かやってるかもしれないし
362名無しさん:2000/06/25(日) 01:33
面白いので
ageときます。
363名無しさん:2000/08/15(火) 02:25
a
364a:2000/08/15(火) 22:28
ge
365age:2000/08/15(火) 22:29
age
366名無しさん:2000/08/16(水) 01:45
ナウシカは衝撃的だったなあ。
安田成美のヴォーカルにも萌えたし。
マンガもめちゃ面白かった。こいつのおかげで
絵が書ける人になりたくなって、美大行きました。
俺にとっては人生を変えた作品だねー。

359の意見に概ね同意。あんな粗末な瘴気マスクだけで
腐海を自由に歩き回れる事に疑問をもたなかったのか?って
あたりが苦肉の策だな。

ところで「おじゃまんが山田君」はペイできたの?
367名無しさん:2000/09/04(月) 02:11
ピザがdj
368ISO:2000/11/07(火) 16:48
ナウシカは恋しなかったのか?
369バカガラス=ギガント説:2000/11/22(水) 18:48
ageee
370名無しさん:2001/01/24(水) 10:22
あげ
371名無しさん:2001/02/23(金) 07:48
あげられるの?
372名無しさん
みんな年齢設定はいくつぐらいなんだ?

ナウシカは16か17。
クシャナは20代後半か?でもエラク戦いなれているから30過ぎているかも?