[第6話]お前のレベルはこんなもんだ の巻
# いきなり扉絵からブライアンで、ゲンナリ来てしまった・・・。
(碇石ことブライアン)
"じゃあ 今日 覚えて帰ることは一つだけ"
"親兄弟の名前は忘れても これだけは忘れちゃダメ!"
"現在分詞と過去分詞は あとに語句をともなって"
"前の名詞を修飾するんだヨ!"
"今日の授業はここまでです"
# ペコリと頭を下げるブライアン。
(碇石教室の中学生)
「 ありがとうございました」
# 「碇石教室」の中にいるチャコ、上條。
# 上條はチャコの、碇石に向けた眼差しに目を遣り、
# 右手で頬杖をつきながら
# 面白く無さ気な表情を浮かべている。
(碇石教室の中学生)
「 じゃあね 先生」
# 生徒に手を振る碇石。右手には塾長と話す携帯。
(つくしの塾長)
「 お――碇石 悪かったな」 「 妹も体調戻ったし もう大丈夫だ 」
「 無理聞いてくれて ありがとうな 」
# 携帯で塾長の声を聞く碇石。
(つくしの塾長)
「 お前の授業 生徒から好評だったよ 」
# 塾長からの電話を終える碇石。
(羽川茶子)
「 イカリン 」
(羽川茶子)
「 このあと 勉強教えてください 」
(上條壮太)
「 おい チャコ 帰ろうぜ 」
(羽川茶子)
「 イカリンと勉強するから 先帰ってて 」
(上條壮太)
「 ・・・・ムダな努力 ごくろーさん 」
# 中略。さっと内容をさらうと、碇石はチャコに
# 中1英語の教科書?ドリル?を差し出す。
# これに不服の意をあらわしたチャコに、
# 碇石は相変わらずブライアンを介して、
# チャコに基礎知識が無さ過ぎること、
# 基礎学習に時間をかけることの重要性を説く。
# そして教室に、比呂奈が入ってきた。
# チャコと同じく、比呂奈が碇石から
# 個人レッスンを受けるため持参したのが、
# チャコが与えられたのと全く同じ
# 「中学1年生のやさしい英語」。
# 比呂奈は恥ずかしげも無く、
# 碇石が持って来てくれたことをチャコに話す。
# そしていつの間にか、
# ストーリーはチャコと比呂奈の、
# "レベル1"英単語習得競争になだれ込む。
(羽川茶子)
「 イカリン 覚えたよ! 」
# チャコの比呂奈に視線を向けたドヤ顔。
# 比呂奈は悔しそうな視線を、チャコに投げ返す。
# 中3と大マジで競ったり、中1レベル英語に
# 真剣に取り組まざるを得ない辺り、
# 本当に比呂奈は、メンヘラというか、
# 知的障害的側面が濃いキャラだと、
# 今回改めて思った。
# 自分の嫁か彼女であると仮定した場合、これは酷過ぎる・・・。
(碇石ことブライアン)
"本当に 覚えた?"
(羽川茶子)
「 完 璧 」
# いきなりブライアンが、黒の油性マジックでテキストを塗り潰す。
(羽川茶子)
「 何すんの!? 」
(碇石ことブライアン)
"覚えたなら 必要ないでしょ?"
(羽川茶子)
「 ・・・・・・そうだけど・・・・ 」
(碇石ことブライアン)
"これは?"
# テキストにはwednesdayの文字。
(羽川茶子)
「 水曜日? 」
(対馬比呂奈)
「 覚えました―― 」
(碇石ことブライアン)
"本当に覚えた?"
(対馬比呂奈)
「 よゆー 」
(碇石ことブライアン)
"じゃあ・・"
"隠しちゃえ! えいや!!"
# テキストを部分的に隠す碇石。
(碇石ことブライアン)
"コレは?"
# テキストにはvacationの文字。
(羽川茶子)
「 えーと・・ バカチヨ? 」
「 武者? 」 「 平安? 」
(碇石ことブライアン)
"ブブー"
# ・・・バカチヨ・・・本当に居るか、こんな中3?
(羽川茶子)
「 なんで ひいきするんスか? 」
(碇石ことブライアン)
"ひいきなんか してないよ" "その人にあった 教え方をしてるだけ"
(羽川茶子)
「 はぁ? どう見てもひいきじゃん」
# 上記コマのチャコの表情が、飛び抜けてリアルだ。
# 確かにいるよ、こんな表情で詰め寄ってくる女が・・・。
(羽川茶子)
「 比呂奈ちゃんが高校生なのに 中学生の英語もわからないからって
同情してるんでしょ」
# 比呂奈、怒って碇石から与えられた中1英語テキストを放り投げる。
# ただしその放り投げ先は、碇石の顔面・・・。
(対馬比呂奈)
「 もういい! 」
(羽川茶子)
「 意外とガラスのハートだな・・ 」
# 読者の大方の想像通りの、三角関係の構図で前半は展開したな。
# 『賢者タイム』後に、後半に続く。
実は明後日は「模擬試験」でな。
オレも受験料が無駄にならない様、勉強しないといけないのだ。
後半は明日か明後日。いいよな?つか、許して・・・。
332 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2014/03/07(金) 19:51:34.39 ID:uKEQkuur0
おお〜ありがと!
ってかもう4巻出たの。早くね?
けど茶子ってなんだろこの腐りきった性格
DQNと話した時とか意外と常識あるなって思ったんだけどな
自分より頭のいい碇石にはべったりで、見下せるヒロナに対しては糞対応
ちょう性格悪り〜じゃん。もし近くにいたら女でもぶん殴りてーわ
室田先輩、単独表紙かよ
さすが陰の主役