あとがき
苦節一年。ようやく2巻が出来ました。1巻からずーーーーっと読み返してみると、
やはり思うのは
オレって 絵ぇ上手くなったなあ(大文字) というのと、
オレって やーーーーーっぱりおもしろいなあ(大文字)ということでしょうか。
こういうことを書くと「わーしなっちって超テングー」とか言う輩もいると思いますが
それは違います(大文字)。
マンガ家たるもの日々成長しなければいけないですし、
自分が面白いと思わないものを商業誌に載せるというのも失礼な話です。
そして、そういう自分を客観視できて
ソイツは初めてプロ(大文字)と呼ばれても良い存在と言えると思うんですがどうですかね
ただ、どんなにオモロイなあといっても今1巻とか、それこそこの本に載ってるやつとか読み返すと
面白くてもやっぱりまだヌルいですね。セリフ回し固!(大文字)とか、つっ込み甘!(大文字)とか思っちゃいます。
読者の方も「しなっちヌルいなあ」って思ってるかもしれませんが、それはもう僕分かってるんで流してください。
まあ、どうしてヌルいかっていいますと、それはもちろん昔の作品(大文字)だからです。
そして特に戦アナは時事性を多分に含んだ作品ですから(ワールドカップとかね)、
雑誌に載ったのをすぐ読んだ方が確実に面白いんです。よくファンレターで
「雑誌で読むと単行本でまとめて読む楽しみがなくなるんで、アニマル読んでませーん!」ってのをもらうんですけど
ちょっと ガッカリします(大文字)。冷めてもうまいピザだけど、やっぱり温かいうちに食ってもらいたいってのと
同じで立ち読みでもいい(大文字)ので、今出てる雑誌を読んでもらいたいのが僕の本音。買えばなお良し。
「アニマルって、ちょっと(かなり)Hだから恥ずかしーい」なんてのはまた別の問題であって、
だいたい他人はテメーのことなんていちいち見てねーよ。また、雑誌で読んでてもまとめて読む戦アナは面白いよ・・・と
この本に対する自分の想いをぶつけてみたんですが、それもこれも戦アナを愛してるからこそ。
みんなに見てもらいたいからこそ。
さてさて、戦アナ今後の展望ですが、最終的には実写(大文字)まで行きたいんですが、まあそれも
無理な話なのでアニメとかラジオとか、その辺の奴を狙いたいですね。そうメディアミックスです。
ま、それもまだ2巻しか出てないのではお話にならないので、2001年あたりを目処にして。
ただ仮にアニメになったとしても、それがお台場にある某テレビ局で放送されるとは限らないので、
例えばマルテレビの社屋が でっかい帽子(大文字)のビルになっていたり、マスコットのマルチネス君が
黄緑色の豚風の動物になっていたとしてもそれはまあ大人の事情(大文字)ということで。
1999・5 窓の外から玉葱のいためる匂いのする部屋で。 みずしな孝之。
以上戦アナ2巻のあとがき。