浅野いにおって
傷つきぶりたい奴がちっぽけな絶望を抱きつつ
その実絶望ですらなくて、とにかく自分は絶望してるって身振りがしたいだけで
時々センチメンタルな透明感(笑)にキュンとしたりして
とにかく自分が好きで、自分の思い描く幼稚な理想郷のイメージから抜けだせないで、
そのイメージと現実のちょっとした齟齬にもまた絶望して(笑)
それでも世界を愛してるって身振りをとる自分がやっぱり大好きで、
本当に嫌いなのは世界よりも自分なんだって振る舞いで同情を誘うことも忘れない甘ったれぶりで、
あーはいはい君はとにかく絶望してるし世界は真っ暗だねワロスワロスって感じで読んでいけば、
最後には朝日が綺麗だった(笑)くらいのありえない陳腐さに救済(笑)されちゃって絶句
って感じのナルナルした最高に気持ち悪い漫画を書く人ってイメージ
作者もだけど読者はもっと救いがたい