通りすがりの者だけど、なんか「真」の評価があんまり良くないぽいので
ちょっと無駄話させてほしい。
「テコンV」の日本公開に豪ちゃんが水面下で一枚噛んでるっていう怪情報があったんだけど
そもそも豪ちゃんがテコンVを黙認してたのって「いずれマジンガーも行き詰るな」って
予見してたからじゃないだろうか。
テコンVの設定見ると、グレートで悪の帝国が滅びて
「光子力の平和利用にむけた研究が世界中ではじまる」っていう流れを受けてるんだよね。
多分豪ちゃんは誰よりも早くそれに気付いて、テコンVが「韓国で勝手に作られたマジンガーの続編」
だと認識したんじゃないだろうか。
手塚先生が劇画ブームの流れに取り残されて行き詰ってた時期を知っていた豪ちゃんは
「自分のカラーだけでは、いずれ通用しない時がくる」と本能的に感じてたのかも知れない。
あるいは「ロボットアニメ」「日本アニメ」全体の行き詰まりまで考えてたのかも。
もし日本のアニメが「死んで」しまったとしても「テコンV」があれば「マジンガーの遺伝子」は残る、
そう考えて特に訴えもせずにいたんじゃないかな。
そのテコンVが正式に日本公開されて、それに「もし」豪ちゃんがからんでるとしたら
もしかしてマジンガーに「枝分かれした別な血脈」を引き入れようとしてるんじゃなかろか。
日本ではあまりにもメジャーになりすぎ、あまりにも多くの人の思いを背負いすぎたマジンガーって
ものすごい「制約」を受けてると思うのね。
個人的に「真」で「ビッグバンパンチ」ていう新要素を盛り込めただけでも
アイデアとしては神がかってると思う。
それでも作品としては「わかってる」はずであろう今川監督の手を経てすら賛否両論。
スーパーロボットの始祖であるが故に、一度「ぶっ壊す」としてもGガン以上に難しい。
その「ぶち壊す」役目をテコンVに任せようというんじゃないだろうか。
テコンVは異文化によって作られた「コレじゃないマジンガー」だ。
だからマジンガーとしては「コレじゃない」要素をたくさん持ってる。
戦い方が本当に「ロボットプロレス」だったり、飛び道具が極端に無意味だったり
かと思えばいきなりデザインがザブングルになって変形・合体するようになる無茶苦茶な作品だけど
その「無茶苦茶」っぷりはむしろ豪ちゃんが得意とする手法だったんじゃないだろうか。
もう一度マジンガーを「何でもあり」でやってみたい。荒唐無稽なロボットまんがにしてみたい。
現代の才能が生み出す面白いアイデアを活かしてやりたい。
そう思った時に「仮想マジンガー」としてロボットファンが「テコンV」にふれる機会というのは
マジンガーの「破壊と再生」に有効利用できるんじゃないだろうか。
なんか話が脱線しすぎたのでこの辺で。スレ汚しスマソ。