無関心が生んだ鳩山恐慌
民主党が左翼政党であると聞いた時、
私は黙っていた。 私は政治問題に関心が無かったから。
民主党が東亜の共通通貨を唱えた時、
私は黙っていた。 私は経済問題に関心が無かったから。
民主党が地球温暖化阻止を唱えた時、
私は黙っていた。 私は環境問題に関心が無かったから。
民主党が官僚制度の打破を唱えた時、 私は黙っていた。
私は社会問題に関心が無かったから。
民主党が公共工事の中止を唱えた時、 私は黙っていた。
私は地方自治に関心が無かったから。
民主党が外国人参政権をと唱えた時、 私は黙っていた。
私は国際問題に関心が無かったから。
そして、民主党が政権を獲った今、 国家は疲弊した。私は職を失った。
組合は会社を潰す程の要求を出し、 「円」はその安定性を完全に失い、
二酸化炭素の恐怖が開発を遅らせ、 目配りの利いた実務者は追放され、
下請けを支えた大工事は無くなり、 低賃金労働者が海外から押し寄せ、
遂に私の居場所は無くなっていた。 もはや誰も私を護ってはくれない。
会社は無く、組合も無く、官僚も、 相互扶助システムも、国家も無い。
「政権交代」と書かれたポスターが 風に舞い、ヒラヒラと地に落ちた。
問う者も答える者も居なくなった。
私の名は日本国民。その生活が第一といわれたはずの日本国民である。