(今週号の続き)
地面に泣き崩れる竜太。
地面をはいずり涙流しながら竜太の肩を優しく抱く朝夫。
朝夫と竜太の肩を抱きしめにっこり微笑む元嫁。
涙をボロボロこぼしながら3人の許に立つムラさん。
ムラ「竜太。胸の閊えはとれたな。」
竜「・・・はい。すんませんでした。」
ム「えーんじゃ。ちょっとした行き違いなんて良くあることさ。朝夫、おまえもエーの?」
朝「・・・はい。」
ム「よっしゃ。これでお前らのわだかまりは溶けた、と。
竜太。ちょっと顔貸してもらうぞ」
走り去ってゆくベンツ。
その後、2度と竜太の姿を見ることはなかった。