【PEACH-PIT】ローゼンメイデン TALE 23

中二病全開で作った水銀燈は性格の極端に捻じ曲がった子になったので
それを反省して素直な性格を目指して作ったら極端に頼りない子になってしまったので
性格は極端でもお互いを補いあえるような双子を目指して作った翠星石と蒼星石はなかなか上手くいったのだけれど
職人のこだわりというか頑固というか「2人一組なんて外道だ」と思い、
改めて究極のドールを目指して作られたのが真紅で、お父様としても満足のいく出来だったんだけど、
その完成した真紅を見て究極の少女を目指す上で越えられない限界感じた。
それを踏襲し、今度は完成時点では未熟だけど真紅では越えられない限界を越える"成長"を前提に
雛苺を作ったものの、
所詮はドールでありその愛くるしい姿から抜け出せない限り心の成長も望めないと悟ったお父様は
少女である事を留めながらもその概念に捕らわれない究極の少女を前提に考え抜いた末
物質からの離脱に辿りつく。
こうして俺の狂った愛娘「雪華綺晶」は世に産まれ出でたのだ。