山田玲司 総合スレ Part23

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496名無しんぼ@お腹いっぱい
今月も、パンドラ博士の上から目線のお説教が炸裂しているエコエコパンドラですが、今月の3つのパンドラについても検証したいと思います。

今月のエコエコパンドラ
パンドラ7:牛1頭に必要な穀物は5トンを超える。
パンドラ8:安い肉の為に貧しい国の人が苦しみ森が砂漠になる。(犯人→ハンバーガー百円)
パンドラ9:日本人は世界中の飢えを救えるだけの食べ物を捨てている。


パンドラ7:牛1頭に必要な穀物は5トンを超える。

アメリカや日本では穀物主体で育てているので、穀物を大量に消費するというのは事実です。
だったら、牧草で飼育すれば良い。みんな牧草で育ったオージービーフを食べよう。」
と言う考え方もありだと思うのですが・・・・。
でも、山田先生は何が何でも肉食を悪役にしたいので、「牧草地でたくさんの牛を飼うと土地
は痩せて砂漠化する」と無茶な理由を付けています。そりゃあ、牛でも馬でも羊でも、狭い牧
草地で大量に飼ったら草を食べつくしてしまうでしょうけど、そんな特殊な例を持ち出すのは
無理があると思います。

砂漠化ということではアフリカ北部からアラブ近辺や中国西部の「遊牧」のほうが砂漠化への
影響は大きいと思いますが、文化の違いや遊牧民の生活もあるので規制するのは難しいので
しょうね。
497名無しんぼ@お腹いっぱい:2008/04/21(月) 22:02:50 ID:yxRTqqw90
パンドラ8:安い肉の為に貧しい国の人が苦しみ森が砂漠になる。(犯人→ハンバーガー百円)

安い肉を作る為に穀物の値段が上がり、結果的に貧しい国の人を苦しめているというのは事実だと思います。

しかし、山田先生はイラストで犯人を百円のハンバーガーとしていますが、これは本当でしょうか?
100円のハンバーガーを展開するマクドナルドやロッテリアが犯人ということでしょうか?

マクドナルドはオーストラリアとニュージーランド産の肉を使用しているそうです。
 http://www.mcdonalds.co.jp/cservice/information/q_a/q6.html
ロッテリアはオーストラリア産だそうです。
 http://lotteria.jp/faq/index.html

オーストラリアやニュージーランドはそんなに貧しい国でしたっけ?

恐らく、山田先生はハンバーガー・コネクションと呼ばれる60年代から80年代にかけて
アメリカ企業が安いハンバーガー用の肉を作る為に中南米の森林を切り開いた事実を
元ネタにしているのだと思います。
しかし、ハンバーガー・コネクションの事実が報道され環境保護団体の厳しい批判に
さらされた為、現在では大手のハンバーガーチェーンはそういった肉には手を出さなく
なっている*はずです。

山田先生、ネタが古くありませんか?

もし、今でもマクドナルドやロッテリアが100円のハンバーガーの為に「貧しい国の人を苦しめて、森を砂漠にしている」
というのなら、正々堂々と証拠を突きつけて告発するべきだと思うのですが、いかがでしょうか?

*現在でも南米などで森を切り開いて牧場にしているところもありますが、ハンバーガーチェーンは関係を否定しています。
 
498名無しんぼ@お腹いっぱい:2008/04/21(月) 22:03:59 ID:yxRTqqw90
パンドラ9:日本人は世界中の飢えを救えるだけの食べ物を捨てている。

このパンドラのもとになるセリフを漫画の中から探してみると、以下の通りです。

>年に9000万人が餓死している
>日本人が捨てている残飯は1日に6000トン。
>それだけあれば世界中の飢えた人を救う事ができる食料をこの国は捨てている。

まず、本当に1日6000トンの食糧で9000万人が救えるか計算してみましょう。
 6000トン÷9000万人=0.000067トン/一人=67グラム/一人

一人当たり一日67グラムの食事(生ゴミ)で生きていけるでしょうか。
どう考えても、1日6000トンの食糧では世界中の飢えた人を救う事など不可能です。

それじゃあ、本当は日本全国でどのくらいの生ゴミが出ているのか調べてみますと、
年間2189万トン(参考:http://www.tv-tokyo.co.jp/tokoton/backnum/backnumber_21.html)という数字が出てきました。
一日あたりの数字にすると約6万トンになるので、約10倍になります。

なーるほど、山田先生は恐らく0(ゼロ)を一つ付け忘れてしまったんでしょうw

6万トンなら一人当たりの食事量は1日670グラムになります。
人間の1日に必要な食料としてはこのサイト(http://www.asahi-net.or.jp/~zq9j-hys/Data1.htm)によると618グラムだそうですから、670グラムあれば量としては問題ありません。あくまでも数字の上では。

実際のところ、1日618グラムという値は純粋な栄養素の場合で、普通の食事には水分や食物繊維等が含まれているためもっと重量が増えます。
さらに、は年間2189万トンの生ゴミも半分以上は野菜屑や骨などの食料としては不適当なものです。
以上のことから考えても、生ゴミの量だけを見て「日本人は世界中の飢えを救えるだけの食べ物を捨てている。」と結論づけるのは無理があります。

山田先生はジャガイモの皮やトマトのヘタを1日に670グラム食べれば生きていけるというのでしょうか?