河合克敏【とめはねっ!-鈴里高校書道部-】11画

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95ほのぼの星人 ◆PqvYwT1Xyg
望月「内訳はですね、柔道部と、となりの剣道部と、クラスの男連中と、となりのクラスの……」
加茂「もういいよ」
三輪「明らかにバレンタインでくばったチョコの数を上回ってない?」
望月「一人じゃ食べきれないし、それに減量しなきゃいけないので、書道部で食べてください」
日野「ありがとう、望月さん」
三輪「男どもにとっては哀れねー……」
加茂「哀れといえば、もうひとりお返しを渡そうとしているヤツがいるぞ、ひひひ」
大江「わー! 云わないでくださいよ。ごく自然に渡そうと思っていたのに」
加茂「どうやってあの巨大な包みを自然にわたせるというのだ」
望月「え、大江くんからホワイトデーもらえるの? 超うれしいんだけど」
大江「ほ、ほんとに?」
望月「だってチカラいれて作ったし、バレンタインのチョコ、大江くんと勅使河原くんの分」
大江(勅使河原くんにも上げてたのか……)
望月「あれ、へんなこと云った?」
大江「いや、大丈夫……」

三人娘(あたしらは遠くにはなれて見守ってようかのぅ……)

望月「で、わたしにくれるのってコレ? すごデカ。開けていい?」
大江「うん、どうぞ」
望月「ぬいぐるみだ! 白い! 大きくてフカフカだ!」
大江「ごめん、トイザらスでそのサイズしかなかったんだ(うそ)……ピースみたいだろ」
望月「ほんとだ、似てるよ、ワホワホ!」
大江(よかったら……ぼくだと思って……夜いっしょに寝てくれちゃったりなんかして……)
望月「ちょうど部屋にこういうの欲しかったんだよね。ありがとう」
大江「えっ、ほんとに!?」
望月「打ちこみの練習用にさ。――そりゃあ背負い! わお、ぴったりだ」
大江「だ……ダミー山下……」


ほっこりとめはね……