河合克敏【とめはねっ!-鈴里高校書道部-】11画

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145ほのぼの星人 ◆PqvYwT1Xyg
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 ハンコづくり

影山「どうだ、調子は〜?」
大江「……」
影山「む、無視……まあ集中してる証拠と思おう……」
望月「あー! また失敗した!!」
影山「またか、望月、4本もムダにして」
望月「あははー。先生、新しい石をください」
影山「タダじゃないんだからな、もっと慎重に掘れよ」
望月「そっちのキレイな石はなんですか」
影山「ダメだこれは! 高いんだぞ。初心者には沈陽凍石で十分だ」
望月「先生、月という字がキレイにできません。ぐにゃっと曲がってムツカしい……」
影山「そうだな。望月のなまえには月がふたつもあるから大変だな」
望月「コツをおしえてください!」
影山「カラダをつかえ、カラダを」
望月「またそれですか。あーあ、大江くんは字面がシンプルでいいな」
影山「そのわりには時間がかかってるな……って、うわー、なんだそれ大江!」
大江「あ……これですか。ハハハ。上半分に中国のお城を掘ってみました」
望月「ちょっ、すごい器用ね。それにしてもお城マニア?」
影山「これは初心者とか、そういう域を超えてるな……」
大江「はは……。そんな誉められると後頭部がかゆくなります」
影山(もとは500円の石だけど、ヤフオクで5千円で売ってもおかしくない。……よし閃いた!)
大江「な、なんですか? 先生、その大量の石をどうしろと……」
影山「大江、おまえに学校公認でアルバイトをさせてやるぞ。1本千円で手を打とう」
大江「うわっ、ほんとですか! やりますやります」
影山(うは。こどもだな。チョロいもんだぜ)
望月「あ、いいなー。あたしも手伝っていいですか?」
影山「おまえはさわるな!!」

ほっこりとめはね……