河合克敏【とめはねっ!-鈴里高校書道部-】11画

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129ほのぼの星人 ◆PqvYwT1Xyg
 ミーンミンミーン……
加茂「おはよー……って、なにこのクソ暑い部室!?」
三輪「おはよう、加茂ちゃん。全館クーラー調整中だってさ」
加茂「マジっすか。どうせ遅刻なんだから、ウチで寝てればよかった……」
日野「だめよ、書道甲子園のしめきりも近いし」
望月「そうですよ。がんばってみんなで中国へいきましょう!」
加茂「がんばるって一番キライな言葉なんだよ……。あれ、今日の一年坊は望月だけか?」
望月「大江くんは法事でお休みです。おじいちゃんの墓参りとか」
加茂「ああ、そう。なんかあいつがいないと調子狂うな」
三輪「そうね。久しぶりに女だけの書道部よね」
望月「なんか新鮮ですね!」
加茂「そうかそうか。女だけか……ではこんな恰好でも大丈夫だな!」
日野「わっ、加茂ちゃん! またそんなハシタない姿に……」
加茂「だって暑いじゃーん。部活終わったらプールで泳ごうと思ってさ。ちょうどいいや」
三輪「わたしもキャミに着替えよう」
望月「じゃあ、わたしも柔道用のTシャツになります」
日野「うう……みんなが脱ぐなら、わたしもタンクトップに……」
加茂「ああ開放感……」
日野「なんだかんだいって、大江くんがいると気をつかってたのね、わたしたち」
三輪「あんなでも男のハシクレだからねー」
加茂「望月、気をつけろよ、たまにあいつヘンな目でおまえを見つめてるぞ〜」
望月「やめてくださいよ」
日野「まあ、かわいい弟ってカンジよね」
加茂「それにしても暑いな……ゆかりがいればアイスを買いにいかせてるのに」
望月「じぶんが行ってきましょうか?」
加茂「いや、いいんだいいんだ。こういうのは男に行かせるから味があるのだ」
三輪「怖いわよね、女って」
全員「あははのはー」

大江(ん……。なんでこんな真夏日に寒気がするんだ? おじいちゃんお守りください……)

ほっこりとめはね……