河合克敏【とめはねっ!-鈴里高校書道部-】十画

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865名無しんぼ@お腹いっぱい
加茂「……はあ」
大江「どうしたんですか、先輩、鏡なんか見つめちゃって……」
加茂「ゆかりよ……どう思う?」
大江「なにがです」
加茂「わたしは客観的に見てかわいいのか?」
大江「だっ!」
加茂「……お、おい、大丈夫か、頭から落ちたぞ」
大江「ハハハ……いすが壊れてたみたいです……」
加茂「トロい奴だな……で、話のつづきだがな、どうなんだ実際? え、ゆかり?」
大江「ハア……まあ、その」
加茂「はっきりいえ!」
大江「はい、かわいいです!」
加茂「……その目はウソだな。おびえてる」
大江(じゃあ、なんていえばいいんだよ……)
加茂「よし、ゆかり、このケーキを食え。ほら、アーン?」
大江「??? ぱく……」
加茂「ゆかりたん、きゃわいいーっ! 杏子キュンキュンしちゃいますぅ〜」
大江「……コーヒーのCMですか」
加茂「どうだ? 萌えか?」
大江「はあ……」

(どうしよう、ほんとうに萌えてしまった……)

加茂「ちっ。これもダメか。やっぱり三輪ちゃんや日野ちゃんにゃ、かなわなねえな」
大江「……」
加茂「だいたい、ゆかりに訊いた私がバカだった。ゆかりは望月命だからな」
大江「か、加茂先輩。よければ、ケーキをもうひとくちだけ……」
加茂「あ? ふざけんなテメー。調子乗ってると、また腕を折って包帯まかせるぞ!」


ほのぼのとめはね……