河合克敏【とめはねっ！-鈴里高校書道部-】十画

インターハイ決勝……

アフロ「おりゃあ！」
　主審「一本、それまで！」
アフロ「うおおお、やったぞっ、全国制覇だ！」
　顧問「……やったわね、新入り！　三年目で日本一なんて快挙よ！」
アフロ「あざす！　これも先生の指導のおかげっす」
（……あと、望月と運命の出会いがあったおかげだな……）
アフロ「……あれ、そういえば望月は？」
　顧問「見てないけど……」

そのころお寺。

望月「……ちゃーっす！　遅くなりました！」
大江「わっ、望月さん、ほんとにきた」
望月「あたりまえでしょ。書道部の合宿を一日でも欠かすなんて！」
加茂「おー、望月、きたか」
望月「あれっ、先輩たち。なんでOBが来てるんすか」
加茂「もちろん、夏だからっておまえらが不純異性交遊に走らないよう監督にな！」
大江「……勘弁してくださいよ」
三輪「それはそうと、望月さん、インターハイおめでとう」
望月「あ、どうも！　知ってたんすか」
大江「女子のタイトルを総なめだよね」
望月「いやー、それより、合宿のほうが気になって気になって、
　　　男子戦も閉会式もシカトして速攻帰ってきちゃいました！」


ほのぼのとめはね……