河合克敏【とめはねっ!-鈴里高校書道部-】十画

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755名無しんぼ@お腹いっぱい
日野姉妹5歳のときのこと。ふたりで入浴中。

ひろみ「よんじゅーはーち……よんじゅーきゅー……ごーじゅっ」
よしみ「よしっ、出よう!」
ひろみ「まだだよ。百までだよ」
よしみ「放せっ、ノボせてしまう」
ひろみ「だーめ」
よしみ「ひろみの数え方は遅いから、事実上、百までいってるよ!」
ひろみ「よしみんって、ときどきムツカしい言葉つかうからわかんない」
よしみ「トロい姉のせいで妹が苦労してんだよ!」
ひろみ「だめったら、だめー」
よしみ「放せ、くそー……おまえは曙か」
ひろみ「ふふふ……口では負けるけど、力はお姉ちゃんのほうが上ね」
よしみ「……わかったよ、もー。わかったから早く数えろ」
ひろみ「えーと、三十からだっけ」
よしみ「五十!!」
ひろみ「はいはい。ごじゅいーち……ごじゅにー……」

ひろみ「ななじゅーなな……ななじゅーはち……」
よしみ「……」
ひろみ「ななじゅーく……きゅーじゅ!」
よしみ(……おっ! 間違えやがってガキめ。でも指摘しないでおこう……)
ひろみ「……きゅーじゅなな……きゅーじゅはち……)
よしみ(もうすこしだ……くそ目がかすんできた……)
ひろみ「きゅーじゅきゅー……はーちじゅう!」
よしみ「ぶくぶくぶくぶく……」


ほのぼのとめはね……