<あらすじ>
巷で話題独占のペプシ・アイスキューカンバー。
以前に揉め事を起こした事のあるSントリーから
東西新聞社に広告掲載の依頼が来たのですが、
でも大原社主は「きゅうり味の飲み物なんて気持ち悪い!」と、
東西新聞に広告を載せる事に猛反発です。
そこで山岡さんはいつもの様に一計を案じて、社主を説得する事に…。
栗子「これが噂のアイスキューカンバーなのね」
大原「ほう、これは…。まるでエメラルドを液体にした様な飲み物だな」
小泉「この鮮やかな色、極上のワインにも劣らない美しさです」
山岡「飲む前にまず、香りを楽しんでください」
富井「へぇぇ、爽やかな良い香りだねぇ!」
大原「ほほぅ、きゅうり味というからもっとキツイ匂いかと思ったが…」
栗子「清涼で、それでいて力強くて、とても鮮烈な香り!全身の感覚が研ぎ澄まされるみたい!」
小泉「多少青臭さがあるが、ミントよりも野趣に満ちた香りだ!」
岡星「きゅうりと言えば、トマトと並んで夏野菜の代表格ですからね。
食欲が落ちるこれからの季節にはピッタリの飲み物でしょう」
カリーがカネトリーを誉めるだろうか?
山岡「それじゃあ、そろそろ実際に味を試してもらおうかな」
小泉「おぅ!これは!」
富井「アヒー!何なのこれ!」
栗子「凄いわ!きゅうり味がシャッキリポン(ry)」
山岡「香りだけでも充分に凄さが伝わってくるけど、飲んでみると更に凄さが判るよね。
きゅうりの持つ独特の香りが、炭酸の清涼感や砂糖の甘みに負けていないんだ」
岡星「私も最初は恐る恐るだったんですが、飲んでみると意外にいけるので驚いたんです。
日本人の味覚によく合う逸品ですね」
栗子「本当、これならきゅうりが苦手な人でもゴクゴク飲めちゃうわ!」
山岡「どうです、社主。これでもきゅうり味のジュースは不味いですか?」
大原「む…。わかった。アイスキューカンバーの広告を認めよう。それも1頁丸々使ってだ!」
栗子「まぁ、やったわね山岡さん!」
山岡「でも社主、あんまし飲み過ぎない方がいいんじゃないですか?」
大原「ん?どういう訳だ?」
山岡「”キューカンバー”っていうくらいですからね、東西新聞が”休刊”になったら困るでしょ?」
富井「なぁんだ、そんな事、お前が心配する必要は無いぞ、山岡」
小泉「そうなる前にお前はクビにしてやるから」
山岡「親切に忠告してやってんのに、酷い!職権濫用だ!鬼!悪魔!!」