【進まぬ】銀牙伝説WEED 33【世代交代】

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837今週の詳細
※壁面を走って脱出をはかる忍犬二匹
ロシア軍
「おい!上から逃げる奴がいるぞ」「行ったぞつかまえて殺せー」
(飢えで体力が万全ではない忍犬二匹は 途中で失速する)
左武(甲賀忍犬)
「くそっ…」
甲兵衛(甲賀忍犬)
「左武…お前も駄目か!!(壁面からずり落ちながら)」
「済まない…。失敗です哲心様ーっ」
(下では大口を開けたロシア軍が待ち構えていた)
左武(ロシア兵を蹴り飛ばしつつ)
「諦めるな甲兵衛」
(しかしあっという間に甲兵衛は引き倒される)
(敵の中を掻き分ける様に逃げる左武にも勢いはない)
(ロシア兵の方が動きで勝っていた!!)
左武(ロシア兵に捕まる)
「チッ くそっ… くそぉ〜〜っ 哲心様ーっ」
(そこに哲心が群衆の頭上を越え助っ人に入った)
哲心
「泣き言を言うな! 使命を全うしろ!」
「(ロシア兵を抑えつけつつ)早くいけーっ」
左武
「はーっ」
838今週の詳細:2006/11/23(木) 13:36:13 ID:rxCuf4Qt0
(敵陣の最後尾で哲心は追撃兵を押さえにかかる)
(しかしその援護も一分ともたず 哲心もついに敵の牙に捕えられた)
(前線で奮闘している奥羽軍は誰もこの状況を知らない)
哲心
「グオーッ」
(約三倍の敵兵は壁となり後方の哲心を孤立させた)
(しかしその時)
モス(哲心に食いついているロシア兵の首をくわえこむ)
「おんどら〜〜っ(メキ ボキッ)」
ロシア兵
「ギャッ…」
(モスが割って入った!数匹の敵をぶら下げたまま)
(哲心の首に咬みついているロシア兵の首をヘシ折り振り回す)
モス
「チビ しっかりせい! わしが生きとる以上お前は死なさんでェ!」
哲心
「(…モスじい!…)」
モス
「さあーっ 来いやーっ わしの方が咬みごたえがあるでェーっ」
(敵はモスと哲心に圧倒され追う事を忘れていた)
(いや… モスのケタ違いの迫力に向かわざるをえなかったのである)
839今週の詳細:2006/11/23(木) 13:38:33 ID:rxCuf4Qt0
★場面変更
(対陣する銀とヴィクトール)
赤目
「長いな 銀 オレの予想より戦闘が長すぎる もしや……!?」

「今更案じても始まらない 信じよう 彼らならきっと成功させる」
ヴィクトール
「あの囲いを破れるものか…… 
 特にオレのいない向こうは二重のバリケードを用意してある」
銀&赤目
「…(なにい!?……)…」
ヴィクトール
「オレを甘く見るなよ 銀!お前ら野良犬の浅知恵など
 先の先まで見透かしているぜ… フッフフ…」
★場面変更
狂四郎
「なんじゃおのれ… グオッ」
テル
「狂四郎さん…」
(テル、ロシア兵を攻撃)
ロシア兵
「ガッ」
狂四郎
「すまんテル…」
テル
「気をつけて…」
(甲賀忍犬の術を会得した狂四郎の部下達はそのしなやかな身のこなしでロシア部隊と対等に戦った)
840今週の詳細:2006/11/23(木) 13:39:58 ID:rxCuf4Qt0
(黒虎も− その子供達も−)(そして剣−)
ロシア兵
「ウガァー」
(譲二も− 皆 血みどろになりながらも急所は避け)
(いつでも引き返す体勢をとっていた−)
(その時哲心は斜面に登った 左武の脱出の確認である すでに左武の姿は哲心の視界にはなかった)
ロシア兵
「コノヤロー一匹だけ高みの見物かい!」「………」
(斜面から飛び降りる哲心)
(モスに食い付いているロシア兵に攻撃 引き剥がしながら着地)
哲心
「成功だモスじい 撤収するぞ…」
モス
「おう… そうか!(嬉しげ)」
哲心
「撤収…」「撤収だみんなーっ 撤収するぞォー」
譲二
「よっしゃあー 聞こえたかみんな 戻るぞー」
影虎
「しつこいぞこのヤロー(バチッ)」
ロシア兵
「……」

「撤収… 撤収命令だーっ」
ロシア兵
「今更逃げるかこのヤローッ」
譲二&狂四郎
「やかましいわい!」「これが我々の戦略よ!」
(敵を牽制しながら続々と退却する奥羽軍 作戦は見事成功に思われた)
841今週の詳細:2006/11/23(木) 13:41:25 ID:rxCuf4Qt0
(しかし退却を知らない一匹の猛者がいた この混乱ではまだそれに誰も気付かず)
(その漢は敵陣の奥深くとり残された いや あえて自ら残った)
※ロシア兵の囲いの中に半分シルエットのモス

※モスの超どアップ
(魔王 モス  背水の陣…)
モス
「もう二度とおのれら小鼠に背は向けん!!」