『DAWN〜陽はまた昇る』倉科遼+ナカタニD. その6
873 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/07/15(土) 12:31:28 ID:+ULthULY0
ドーン と もふ を続けて読ませるスピリッツはすごいよ。
874 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/07/15(土) 12:57:09 ID:2KK9k5k4O
>873
今日発売の違う雑誌で連載中のチルだかいう北朝鮮難民漫画をどーんのあとに見て吹いた。
875 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/07/15(土) 13:07:45 ID:JLTguxVM0
韓国は日本を沈没させたくてしょうがないんだな
876 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/07/15(土) 13:40:58 ID:IY1llEnW0
>>869 世界の常識では、実際の共産主義国家がロシアや中国で出現したこと等から
「高度に発展した資本主義の先に共産主義があり」が論破されてる。
ただ、戦後日本は「資本主義のもとの社会主義国家」を成功させた稀有な例だから
妙なDQN学派も生き残るわけ
>>862 どう見ても共栄圏です。ほn(ry パイは分けるんじゃなくて増やすもんでしょ。まあ、この漫画の収穫は、
反米派と旧陸軍がテロ容認、国家と個人の自由の否定、親特ア、反近代、マルキストで一致してるのがはっきりした事かな。
陸軍には反元老→反英はあっても反米はなく、反英を反英米に仕立てたのは海軍だってのが鳥居民のじい様説だったね。
要するに反米は一時的なもんで、しかも鬼畜「米英」と叫ばなきゃ根付かないようなものだったと。
そういうもんが何で今でもっていうと、これは敗戦国特有の責任逃れから来てる。憲法悪いはそのバリエーションだよ。
改憲派から唯の一度も具体的な改憲案出た事ないでしょう。彼らこそ、戦後に毒されてるんだ。
シナ事変は蒋介石の侵略戦争で、近衛・広田が泥沼化させた。対米戦は日本の侵略戦争。
こっから戦後の全ての議論はスタートさせるべきだったんだけど、逆に戦後の全てのインチキはここから発している。
戦後の迷走は旧指導者の責任逃れを受け入れたからで、最終的にはドイツ流、陸軍流の理念なき禽獣外交に横着する。
日本史に初めて反米が現れたのは、ベルサイユ会議で日本提案の人種差別撤廃案が否決された後。
国内法が国盟に従属させられる不安から日米は加盟に否定的で、反対派を黙らすために外務省が用意した飴玉がこれだった。
でも、何を指して撤廃なのか分からないし、日本もそれを示せなかった訳。黄黒の内国民待遇か、カラード国家の独立か。
前者は米は拘束嫌だし(でもやるならこっち)、後者は対独二正面を堅持したい仏に東欧の小国独立で譲歩させまくってるし、
戦死者数の増大で院外団化したレイシストオージーが英に許さなかった。ちなみに日英同盟廃棄はオージーとカナダの圧力ね。
結局、バーターで米が出してきた山東利権承認に箸迷いしてる内に時間切れになる。だから、何より日本外交の失敗だよね。
元々は、反米は外務省の責任逃れだった、それが、こういう人達のエクスキューズの草刈場になってる訳だ。
という訳で、平和よりも正義、命よりも名誉みたいな話を出してきた安倍をきっちり支持し抜かなきゃいけない。
こういう陸軍的メンタリティを排除する事が本当の意味でのどーんですよ。
ユーラシアなんとかっちゅー団体を中露がまとめるって
どー考えてもありえねぇ。
上海機構に日本も入るって話かよ、結局。
民主主義はいらないってことなのか ?
豊かな国は貧しい国に全てを捧げろ、というお話
日本だって貧しいよ。
恵んで欲しいくらいだっつーに・・・
訂正
豊かな国(=日本・欧米)は貧しい国(特亜)に全てを捧げろ、というお話
理屈だけで考えると共産主義は本当に魅力的だな。
金持ちがちょっと我慢するだけで世界が救われる、
みたいな気になってくるから不思議だ。
>>884 20世紀の多くの人間が過去にそう思い、そして、破滅していったのだよ。
日本が北朝鮮のようになるような可能性もあったわけだし。
>>884 20世紀の多くの人間が過去にそう思い、そして、破滅していったのだよ。
日本が北朝鮮のようになるような可能性もあったわけだし。
>>884 現実にはソ連なんかでも
都市住民には優先的に配給がいって十分な生活ができるけど、地方への配給は優先度が下がり
餓死者が出てたりするんだよな
結局政治のシステムなんてものが変わっても得する人間と損する人間が多少入れ替わるだけという話
>>884 実は理屈の段階で破綻とまでは言わなくても疑問符が大量に出る理論なので、
あれが魅力的に見えるのは本当に表面の上っ面だけ。
共産主義を目指した社会主義国家は軒並み大コケしたが、
その責任をスターリンや金日成みたいな指導者の個人的資質にのみ
求める風潮がある。あれはよくないな。
「民主集中」「プロレタリアート独裁」のような統治権力基盤以外にも、
いやむしろ経済方面にこそ共産主義理論のやばさがある。
私企業間の技術開発競争が無くても工業生産力は上昇を続け、
農作物はどこからともなく際限なく輸入するなんて、そんな都合のいい
条件がそろうはずが無い。
……工業生産力を鬼のように伸ばして農作物を輸入しまくった
極東の島国のような例外を除いて、な。
つうか、共産主義なんて
チンピラ、ヤクザどもが独裁するための出汁にしか使われてないのが現実。
中東やカスピ海周辺の油田からパイプラインをひくって政情不安な国や地域を
どれだけ通るか考えただけで「不可能」という結論しか出てこないわけだが。
>>884 たぶん、鎖国でもすれば成立するんじゃないかと思う > 共産主義
過剰な ? 競争なんてせずに、現状維持だけで生活していくのであれば。
ただ江戸時代ならともかく、現代社会でそれは無理じゃないかと。特に日本は食料と
エネルギーの大半を輸入に頼っているし、それを買うための外貨を稼がなきゃいけない
から、国際水準に負けない輸出品を生産しなきゃならないからね。
それと江戸時代には国民の 8 割が農民だったように、職業選択の自由も捨てなきゃ
いけなくなるだろうしなぁ。それを無理矢理行なおうとするとポルポト派の世界に…。
地球全体のことを考えてるのにその中にアメリカは入れてやらないんだろうなぁ。
>>845 | つっこんでくる / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\_ ______| つっこんでくる
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| \__ 二/ ヽ、_ ̄ )ソ |. \__二/ | \__二/
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| つっこんでくる | そう
\__________| つっこんでくる!!
そこを
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゙l | :: ゙) 7 ニ 脱
| ヽ`l :: /ノ ) ニ ア
.| ヾミ,l _;;-==ェ;、 ,,,,,,,,,,,,,,,_ ヒ-彡| ニ メ
〉"l,_l "-ー:ェェヮ;::) f';;_-ェェ-ニ ゙レr-{. ― リ
| ヽ"::::''  ̄´.::;i, i `'' ̄ r';' } ニ カ
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>>891 > たぶん、鎖国でもすれば成立するんじゃないかと思う > 共産主義
> 過剰な ? 競争なんてせずに、現状維持だけで生活していくのであれば。
その段階で、共産主義の話じゃなくなる。
共産主義は歴史を「生産力」から見た唯物史観による発展段階論から
導き出されるので、生産力が極限まで発展し続けないと成立しない。
今の日本の中流階級並の生活を送れるだけの、食料、エネルギー、
その他衣類や住居等が、世界中の人間に行き渡るだけ安定供給される時代がくれば、
共産主義的な思想がスタンダードになる時代が来るのかな。
最終回読んできた
これって遠まわしに現実の支那人を馬鹿にしてるのか?
って邪推しちまうぐらいきれいな支那人だったんだが笑っていいのかこれ
>>892 例えば政治家が議員年金減らされたり特権剥奪されても、
一般国民の大半は「当然」という反応だろ?
きっと一部の思想家にとっての欧米もそういう位置づけなんだと思う。
「アジアを食い物にして得た富で“過剰に”裕福な生活をしている」
という特権階級な位置づけなんだろう。
だから、『アジアを食い物にして得た特権』を剥奪する事と、
この物語で言う『地球全体を救う』ことは矛盾しないんだろう。
米国の情報収集能力もなめているよね。
中国を籠絡する事ばかり考えて、関係各国の情勢に目を配らないなんて、
寧ろ日本がやりそうなミステークだと思うけど。
>>898 大体、主要な産油国なら当然アメリカの影響力は少なくないわけで、それらの
国々の親米派の人間達に一切知らせずにこれだけの大事を妥結させる何て不可能
だろうよ。
901 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/07/15(土) 18:22:44 ID:pum2RHNV0
あ〜〜〜〜〜っ連休だからもう発売なんだ!!!
今から立ち読みしてくる!
>>896 中国美化するのにアメリカを無能に描きすぎたせいだな。
ロクに情報収集も行わず、
国家の行く末を左右する事案を一介の民間人に委ねて後は放置、
そいつはそいつで現金トランク一箱の賄賂で「してやったり」と満足顔。
挙句にそれで失敗したことに対して「なぜ!?」と狼狽、
そして最後は「負けたわ……」と清々しい表情。
こんなアメリカ相手に勝ち誇ってる姿は確かに滑稽だった。
ていうか現実のアメリカがこんなお花畑な国だったら
超大国になんかなってないって……。
共産主義は子供の頃からずっと謎のままだった
「能力に応じて働き、必要に応じて受け取る」
という基本は分かるけど、人民が「贅沢をしたい」と思った瞬間に破綻するわけで。
共産主義で一番成功している(?)と思うのがキューバなんだが、
遠いこともあっていまいち語られることが少ない気がする。
チェ・ゲバラなんかは綺麗に語られることが多いよね。
実際どうなのよ。詳しい説明求む!
>>904 人類の欲を過小評価してるんだろうな。
「これほどの生産力があれば人民にある程度の生活を提供できるはず」
「これだけの生活レベルなら人民は満足し続けるはず」
とか自己完結して、そのレベルで他人を満足「させようと」する、
贅沢は敵という思想をある意味地でいく「清く正しい」人達だ。
遠い未来、馬鹿みたいに生産力が跳ね上がった時代なら
彼らの夢もかなりのレベルで実現するかもしれないけど……。
907 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/07/15(土) 18:52:11 ID:G07Mgqvu0
ファンタジー大作として
まじで超大作映画化して欲しい
日本がこんな映画を作れば、米国、韓国、中国が
日本国民の真意、総意を表現と
非難ごうごうで大騒ぎ、世界中の話題をつかめる
是非、実現して欲しい
>>906 あとは、資本主義があまりに柔軟すぎてマルクスの予想を超えた発展をしていると言うのもあると思う。
たぶん、マルクスやレーニンは、社員持ち株制度とか、会社員が株式を運用して利殖をするとか、
そもそも一労働者として入社した人間が昇進して社長になるような事例が一般化するとか、
資本家と労働者の境界があいまいになる状況を想定してなかったんじゃないか。
この漫画の作者、現実と妄想の差の大きさに気がおかしくなったりしないのだろうか、
と普通に心配だ。
敢えて矢作と進歩党の明確な勝利を描かずに終ったのは、倉科の作家としての最後の良心と好意的に受け取った。
曽田正人が「シャカリキ!」において「(日本人選手が)世界で勝つ方法が分からなかった」と言う理由で、「ツール・ド・おきなわ」編を最後に連載を終了させたように、
倉科もDAWN世界と現実世界の情勢のずれが余りにも大きくなったため、矢作たちの勝利をはっきりとした形では描くことが出来なかったのではないだろうか。
>>906 結局権力者の独り善がりな思い込みで全てが決まってしまうからいけないんだろうな
反対者には反乱分子ってレッテルを貼れば問答無用で潰せてしまうし
そんな絶大な権力を持ってしまうと往々にして人は「狂う」
「誰にもこの権力を奪われたくない」「もし奪われたら今度は自分が反乱分子にされるかもしれない」
こうして誰も信じる事ができなくなってしまい、粛清に走る
止める者がいないからどこまでも暴走していきデッドエンドまで止まらない、止まれない
これが共産主義者や独裁者が最も陥り易いパターン
というか俺はこうならなかった独裁者を一人しか知らない
>>908 ああ確かに。
俺も株やってるから資本家の端くれって事になるのか。
今回のシ・ローンで思ったけど外国資本100%のアジア系銀行作ればいいんじゃない?
りそなとか、現実それっぽかったんだし。
そもそも共産主義は爛熟した資本主義社会が行き着く形態だからね。
元祖が農奴社会、ばら撒いた先が健全な資本主義が理解できないだめ民族・地域では成功するはずも無い。
>>910 進歩党の勝利を描こうとすると
矢作一派のかなりダーティな面を描かなきゃいけなくなる。
矢作のやったことっていうのはつまり、
“アジア経済の底上げのために日本経済・資産を犠牲にする事を決定しました”
ってことなんだから、それをサポートする進歩党を勝利させようとするなら、
半端ないレベルの対マスコミの情報管制とかアジ宣伝とかが必要になる。
さすがの倉科も、日本国民が自分達の生活レベルを
犠牲にしてまでアジアとの友好を選ぶとは思っていないはずだしな。
進歩党の勝利は、書きたかったけど書けなかったんだと思う。
逆に考えてみるんだ
「進歩党大勝利まで書きたかったけど打ち切られた」
おいおい、なんだよ、資本主義に変わるイデオロギーって!
せめて名前ぐらい出せよ!
沈黙の艦隊は、「やまと保険」とか第4の核戦略「沈黙の艦隊」とか、
具体名まで出して語ってたぞ。
ここの住人が言ってるように、資本主義に変わるイデオロギーって、
本当に共産主義でいいのか?
作家として、ハッタリでもいいからなんか共産主義とも資本主義とも違う、
第3のイデオロギー名を出せよ!
新しいイデオロギーを作れよ!
それでいいのか倉科!
920 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/07/15(土) 20:08:49 ID:hTYIAwaV0
すべては精神に異常をきたした矢作の夢であった・・・。
冴子やキャサリンが夢で悪く描かれてたのも言い寄ってこっぴどくふられた為
であったのだ。
現実の冴子は幸福な家庭を築き、キャサリンは有能なビジネスウーマンとして活躍していた。
松本奈緒という女性は矢作の脳がつくりだした都合のいい幻だったのだ。
高校の同級生が矢作をマンセーするのも現実では矢作が彼らに下っ端として扱われていたから
他ならないのだ。
現実の矢作はウォール街の負け犬であり、全てを失いアフリカまで逃亡したのだ。
異常なまでに肥大した根拠なきプライドが現実を直視する事が出来ず妄想で自分を
守っていたのだ。
日本人がいれば矢作の持っている携帯が使用不能になっている事がわかっただろう・・・。
というのがあの最終回をみて思った事です。
というかアフリカの矢作の顔は精神に異常をきたしているようにしか見えなかった。
>>906 まあ、私有財産制や最低限の競争原理はなくならんだろうけど、
ITインフラが完成したら、資本主義の作り上げてきた生活インフラが、
ほぼ完成するから、あるていど共産主義に似た状況が出現する可能性は
あると思う。
バブルの崩壊は、人間の消費欲の限界を示した。
まあもちろん代価の要らない欲なら無限大に増大するが、やっぱり金銭という代価の
いる欲には限界があるんだよ。
「大金払ってまでそんなもの入らない」って。
そして今はデフレという、物余りの時代。
ニートやフリーター層の出現はそうでしょ。
もうインフラが完成しているから、高度経済成長期みたいに猛烈に働く理
由がないんだよ。
今のフリーター層は、いい意味で共産主義的思考を持った人間たちだと思うよ。
まさに資本主義の爛熟の果てに生まれた共産主義。
>>908 マルクスがあなどっていたのは、労働者と資本家は、階級対するする
存在であると同時に、共存すべき資本力であり、労働力であり、消費力
だったということでしょ。
労働者が没落したら、資本家も困る。
なぜなら労働力と内需を保証する顧客がいなくなるから。
確かに単純な自由放任主義は、絶対的な困窮化を作り出すが、
人間もバカじゃないから、必ずどこかでブレーキをかける。
それは高度な倫理観があるからではなく、私利私欲があるから。
自由放任主義の危険性を指摘したという点で、マルクスは間違っていた
わけではない。ただ、マルクスの理想を実現するために、かならずしも
資本主義を否定する必要はなかった。