山口貴由 シグルイ 〜SHIGURUI〜 第四十三景

このエントリーをはてなブックマークに追加
9名無しんぼ@お腹いっぱい
頻出の問答(先ずはお目通しを)

●「星流れ」と「流れ星」、如何に異なるか?
→若先生曰く「同じものです。 虎眼が使うと『流れ星』。」
 さらに編集者の補足では「どうやら虎眼流の秘奥は技名を『星流れ』と呼び、
 『流れ星』は虎眼が放ったときだけ使われる呼称らしい」とある。
 ただし、若き日の虎眼は柳生宗矩を前に「虎眼流星流れ」と言っており、
 後で名称に変更があったのかどうかは、作中では定かではない。
 どの道、技の性質自体に差異は実質ない。
●牛股が、藤木や伊良子と異なり三重の婿候補になかった理由は?
→「シグルイ」作中に明確な回答はなく、このスレでも諸説出ているが
 原作「駿河城御前試合」には、牛股は既に妻を娶っているとあり、有力説の一つである。
 また、これはあくまでスレで出た説の一つに過ぎないが、秘奥の伝授においては
 技術の再現性において、師範と体格等のより近しい弟子が重んじられるという説がある。
 あるいは、剛力巨漢の牛股はこの点において敬遠されたのかもしれない。
●日向半兵衛正久に真剣勝負の経験を問われた藤木が「一度」と答えているが、
 左腕を落とされたであろう伊良子との対決以外に、舟木兄弟や興津との戦いやがあるではないか。
→舟木兄弟に対しては闇討ちであり、公言すれば己も三重もただでは済まないため、伏したもの。
 また、興津のそれは虎眼流同門への仕置きなため、数に入れない。
●内弟子とは?
→道場に住み込みで修行を行う師範候補生のこと。
 月謝を納める代わりに、師範宅において炊事・洗濯・清掃等の家事を行う。
 なお、これに対して自宅から道場に通い、月謝を納めて修行する師範候補生を
 通い弟子という。
●御前試合は全十試合だが、このままでは第一試合の決着すら何時になるやら…
 そもそも本当に全試合描かれるのであろうか?
→若先生曰く「第一試合以外もやるよ」。十試合全てではないにしろ、
 藤木と伊良子の戦いが済んでも、他の御前試合も描かれ、連載は続くであろう。
 我らはただ、物語の行く末を座して見守るのみ。