830 :
ミステリ ◆0FE6khB7i2 :2006/12/03(日) 00:13:17 ID:Hs6Udz7D0
繰り返し書いたことだが、映画が寅さんのようにシリーズ化され、これが呼び水となって
再度のアニメ化の企画浮上とかを期待したい。
原作は、夕日をタイトルに冠しながらも基本的にモノトーンの世界だが、
なぜか、前のアニメ版も今回の実写映画も色彩を売りにしているのが面白い。
アニメ版に対する批判のひとつでもあったが、
この辺の「創り」における力点の置き方の差が原作を知る者の違和感を醸成している
やに思われる。
831 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/12/03(日) 12:03:55 ID:/sJ7SWJz0
どちらも別物と割り切ってたので
原作も映画も楽しめたのは俺だけですか?
ビッグコミック・オリジナル最新号は『クリスマスケーキ』。
まず1ページ目に書かれているエピソード・タイトルをよーく見て欲しい。
西岸先生。凝ってますねぇw
原作に失望したのはきらきらひかる以来だな・・・
837 :
ミステリ ◆0FE6khB7i2 :2006/12/05(火) 23:23:40 ID:KNfaFIDR0
ビッグ最新号は、ちと早い感じもするクリスマスネタ。
(次号なら、どんぴしゃなタイミングだが、ここは新年ネタか)
子蟻女にあらたな幸福が…という御都合主義なハッピーエンディングの悪感があったが、
さすがは西岸、この暮れに来て見事に悪い期待を裏切ってくれ、
敬意(これに付随する好意も含む)と恋愛は別物というシリーズ初期・中期を想起させるような
ヒロインにはビターな幕切れとなる。
しかし、この登場人物たち、続きがありそうな感もある。
>>825 致命的な間違い・映画に使われていたダイハツミゼット(MP3型)は昭和【34】年発表・発売。
時代考証に気を使いまくったクセにこれがすべてを台無しに。
某自動車博物館から原作と同じタイプのくろがね号を借りてくればいいのに・・・。
839 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/12/06(水) 00:27:21 ID:lEyoliXN0
>>838 >山崎 そうですね。そのさじ加減が凄く難しかったんですけれども。
>例えばミゼット、オート3輪が出て来ますよね。
>あれはコレクターから借りてきたもので、本当はピッカピカなんです。
>それを美術部が剥がせる塗料で汚しをかけて。
>ただ映画に出て来たタイプのミゼットの発売は昭和34年なんですよ。
>
>--その前のタイプというのは?
>
>山崎 バイクに荷台が付いているタイプのやつですから、全然違うんです。
>
>--それは現物が見つからなかったからとか?
>
>山崎 いえ、狙いです。
>あのオート3輪というのは、僕の中で昭和30年代のアイコンなんですよ。
>あれを見た瞬間にかなりの人たち、実際に当時を知らない人たちが、
>昭和30年代にポンと行きやすいアイテムになっているんで、じゃあ、ここはあえて使おうと。
ttp://forum.nifty.com/fjmovie/nma/2005/interview/yamazaki-1.htm
でも原作では、ミゼットではなく、だだダイハツ号オート三輪ってなってたな。しかし、バーハンドルであの大きさのタイプは存在しないから、>838のレスのようにクロガネ号を使った方が原作に近かったかも。
まぁ西岸作品は都合よく話ってか設定がかわるから仕方がないな。
特にお父さんが長患いの佐々木一家は、お父さんが元気になったなって思ったら、次の登場の時は床に伏せっていたりするし。
841 :
ミステリ ◆0FE6khB7i2 :2006/12/07(木) 21:54:34 ID:Lu+SMNBI0
>特にお父さんが長患いの佐々木一家は、お父さんが元気になったなって思ったら、
>次の登場の時は床に伏せっていたりするし。
この点は、オート三輪の問題とは別な話である。
三丁目の夕日シリーズは、エピソードが時系列ではないのが特色。
つまり病床にあるエピが、快癒後のエピより前の時点の事だと理解しておくべきである。
もはや、昭和30年代さえも時代劇なんだよ。そのままの再現だなんてタイムマシンでもなければ無理かも、さ。
843 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/12/10(日) 19:28:24 ID:es1WNKM70
映画版の一平の父が、なんとなく「じゃりん子チエ」のテツとダブって
見えるのは何故だろう
844 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/12/11(月) 17:33:07 ID:6yKKqzmjO
全力で仕事してるから一緒にしたら可哀相だw
845 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/11(月) 22:20:34 ID:lsdKkQpo0
「感動しろ」てのがミエミエで、だめだよ。映画。
ホロっとくるのが西岸ワールドの醍醐味なのに。
六さんの妹はいつ上京するんだ?
サブちゃんとユウちゃんは?
大木戸ミチ子なんか、お涙頂戴でぴったりだと思うがな
どの日本映画見ても、泣かせようとしてるのがミエミエで
受け付けなかったが、この映画だけは泣ける場面でサクっと
笑いのシーンに変わり、見事な演出に自然に泣けた
847 :
ミステリ ◆0FE6khB7i2 :2006/12/12(火) 22:29:19 ID:RFdKmvUN0
>>846は誉め過ぎだと思うが、再度のアニメ化の契機とするためにも、
パート2の興行的成功も期待したい。
猟奇エロス出版
ジーワ ジーワ
850 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/12/16(土) 10:42:04 ID:lKoaJ4Ij0
>>844 確かにそうなんだが、茶川さんへの絡み方なんか特に・・・・・
ビッグコミック・オリジナル最新号は『すすはらい(煤払い)』。
そういえば東京都23区内でも、
昭和30年代はもちろん昭和40年代でも、
年末に大掃除をする時に畳あげ&畳たたきをしていましたねぇ。
(昔の畳は1枚1枚形が微妙に違っていたので、
畳あげをする時に、それぞれの畳の場所をきちんと覚えておかないと、
後で元に戻す時にちゃんと入らなくて困ってしまうんですよね。)
フギャゴ
854 :
ミステリ ◆0FE6khB7i2 :2006/12/20(水) 22:24:39 ID:YXTI61Pp0
ビッグ最新号は大掃除ねた。
これも今まで有りそうでいて、物語のメーンには無かった季節ねたである。
加藤ひろこ・ひろし姉弟でおなじみ加藤家(おばあちゃんも健在な時代)が舞台だが、
「加藤家に猫なんかいた?」という感が強く、このネタであればラッキーでおなじみ
吉田家の方が良かったのではないかと思う。
また、アドバイザー的に登場する猫も長老北斎先生とした方が古くからのファンにも
受け入れ易い。
ストーリーそのものも、ありきたりな結末(ハッピーエンディング)であり、
本年の締めとなる1話にしては出来は良くない。
同じ年末の季節ねた、ハッピーエンディングだとしても、「三匹の幽霊」(50巻)の
ような軽いひねりぐらいは欲しいところであるし、
映画「三丁目の夕日」のBGMが登場するコマも便乗企画という感じで印象悪し。
855 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2006/12/20(水) 23:54:01 ID:OwIfgIHiO
何がオールウェイズだ。
三丁目の夕日じゃタイトル張れねえってのか、コカコーラの副題にしやがって。
映画版は、山崎監督オリジナル作品だわさ。
もしも、原作どおりに映像化してたら、あの往年の失敗作アニメと同じ運命だったろうよ。
とりあえず、講談社モーニングのひまわりレジェンドに西岸ネタ炸裂と同等の、名作扱いでいいジャマイカ
さくらタソ(;´Д`)ハァハァ
>>856 同意
てかむしろオールウェイズとタイトルを変えてくれたおかげで別物と認識しやすくて助かる
一平は最悪の性格改変だったが、お父ちゃんの方はあれはあれで好き
ビッグコミック・オリジナル1/20号(1月4日発売)は『不思議なお正月』。
そういえば、昭和40年代前半の頃、うちの近所の商店街では
メンチカツが1ヶ20円、コロッケが1ヶ15円でした。
あんぱんはいくらだったかなぁ。
覚えていない・・・orz
860 :
ミステリ ◆0FE6khB7i2 :2007/01/07(日) 00:55:34 ID:zHoECsvt0
ビッグ最新号、新年第1弾は恒例となった正月ネタ。
久々、勝ちゃんメーンのエピである。
あのタフな母ちゃん、そして妹も健在だが、親戚に預けられた妹弟に関しては相変らずの
完全スルー状態。このまま放置プレイとなるのか…
また、勝ちゃんが羨む金持ちの子として、めぐみちゃんとミカちゃんが登場するが、
ミカちゃんは父親が事業に失敗して三丁目に転居して来たはず、
「お年玉でミルク飲み人形を買う」との台詞もあるが、初期に人形の購入を断念するエピ
もあり、この辺に西岸の細かいコントロールミスがかいま見える気がする。
ストーリーに関しては、ブラックホールねた(おしくらまんじゅうからブラックホール
への飛躍がこの作者らしい奇抜さで面白い)と見せて、ありがちな夢オチというので
ないのは、最初期から活躍するキャラである勝ちゃんに対する作者西岸のお年玉で
あろうか。
フギャゴ
ビッグコミック・オリジナル2/5号(1月20日発売)は『雪の犬』。
今回の話は、なぜか同じ2/5号に掲載されている「黄昏流星群」の
第266話と根本的な部分のアイデアが似ているような気がする。
もちろん「三丁目の夕日」と「黄昏流星群」とでは
ストーリー展開が全く異なるから問題は無いのだが。
あと、同号に掲載されている「プラスわんっ!」も併読すると良いかもしれない。
なんで書店にもブクオフにも売ってないの〜?
三丁目も鎌倉も、もう何巻買ってないだろう…。
864 :
ミステリ ◆0FE6khB7i2 :2007/01/21(日) 15:03:45 ID:SVzLDcUH0
ビッグ最新号は、これも季節ネタと言い得る雪の日ネタ。
その内容は、西岸十八番の「犬もの」と「ハートウオーミングな怪談話」だが、
作品の雰囲気そのものは悪くないものの、出来は良くない。
雪の日に犬(=ユキ)の幽霊が出現するという物語の必然性が弱いのである。
同傾向の愛犬物語であれば、怪談にふさわしい逢魔が時という状況を活かし、
「三丁目の夕日」というシリーズタイトルにもジャストマッチした「逢魔が時」(45巻)には遠く及ばないものがある。
>>862 どっちも読み捨てするジャンプみたいなクズ本とちゃうから。
長年の読者が大切に取っておくからね。
そもそもそんなに部数でてないっしょ。西岸先生の本は。
>>865 部数自体が少ないのか〜。
で、買ったら蔵書にする人が多いだろうね、やっぱり。
何度読み返しても飽きないもんな。
今は娘@中学生が何度も読んでる。
>>866 俺も季節ごとに季節ものを読み返しているが毎回新鮮だ
868 :
ミステリ ◆0FE6khB7i2 :2007/01/27(土) 16:26:44 ID:9ZUpyq/e0
「夕焼けの詩」コミックス初期の数冊を郊外の新古書店で見かけた。
そのうち1冊は三丁目の夕日シリーズ第1弾となった第3巻。
結構な美本ではあったが、この巻を手離す者がいるとは…
869 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2007/01/27(土) 20:56:48 ID:Lb2RZw3V0
個人的には幻海紀行が泣ける。
871 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2007/01/30(火) 01:06:24 ID:/QmGJ/P50
>870
いいね。漏れも好き。
872 :
ミステリ ◆0FE6khB7i2 :2007/01/30(火) 21:38:57 ID:IsksLfxW0
「幻海紀行」(6巻)は、西岸流反戦作品だが声高でないのが良し。
もっかのところ、本作が夕焼けの詩シリーズ最高傑作であるのは間違いなく、
また、今後もこれを越える作が登場することは有り得ないかと思う。
久しぶりに三丁目を置いてあるネットカフェに行ったら,以前取りにくいところにどうでも良さ気に置いてあったのが,
目の高さの取りやすい場所に全部移動してあった。ただそれだけの話だけど
でも相変わらずそのカフェ以外に置いてあるところがないなあ。他に5件くらい行くけど
ビッグコミック・オリジナル2/20号は『必修単位』。
今回のエピソード・タイトルはちょっと意味深長w
ストーリーもちょっと意味深長www
ま、こういうのもありかなwwwww
>>874 まぁ、「三丁目の夕日」はある種のおとぎ話、と考えればあれも「あり」かもね。
現代の現実世界であれをやっちゃうと色々問題になるだろうけど。
おれも、卒業時に単位が足りないので苦しんだのを思い出したよ。
よりによって、教養部の単位。
878 :
ミステリ ◆0FE6khB7i2 :2007/02/05(月) 22:30:03 ID:ooO8d+Ln0
ビッグ最新号を読んだ。
三丁目の夕日シリーズ開始後は、学生時代を描いた作には大学生ネタは少ない。
これは、一平をはじめレギュラーのメーンキャラが小学生であり使い難いゆえ
であろう。今回は、三丁目の夕日シリーズ開始前の「夕焼けの詩」を想起させるような
典型的大学生ネタ(卒業単位ネタ)である。
物語の締めをヒーローのヒロインに対する告白シーン(あるいはその逆)
といったありきたりなものにはせず、結婚写真等の二コマで静かに幕引きし、
その後の2人の物語は読者の想像に委ねたのは、余韻を持たす意味で成功した演出であり、
この辺に映画好きである西岸の嗜好を覗わせるものもある。
(「アメリカングラフィティ」「アニマルハウス」等のラスト)
S大学とありながら、校門から見た大学の様や町の雰囲気は、
どう見ても西岸の母校立教なのは御愛嬌である。
(S大学という名称からは東京圏なら成城と専修が想起されるが、断片的に描かれた町の
佇まいが、どう見ても神田でも成城でもない)
わりと法学部の単位認定が厳しいのも知る人ぞ知る立教ネタである。
>>878 夕焼けの詩だけの題名の時代が長く続いて,その後「三丁目の夕日」のシリーズがあるの?
はっきり,どこかから副題が付いたの?