士郎正宗【アップル/攻殻/オリオン/ドミニオン】10

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413名無しんぼ@お腹いっぱい
公開後のコメントで、『もっと押井色を出して欲しかった。』(出典元失念。誰か教えて下さい。)・・・と云っているし、
押井本人に対しても、『もっと押井色を出して下さいよ〜』と直接云ってたらしい。

また、イノセンス公開の暫く前に、士郎はインタビューでこんな予言めいたことを言っていた。


 ──『攻殻機動隊』の作品世界が、『マトリックス』を始めとして世界中のクリエイターに大きな影響を与えたことは
 よく知られています。そうした作品に対してのお考えを教えてください。

 (士郎)
 日本、特に出版・アニメ・ゲーム分野は、世界的に見てもモトネタの宝庫です。
 しかも市場の洗礼を一度受けているので、100%新規のソフトよりも運用リスクを低く抑えられます。
  (中略)
 モトネタを運用する際、何が美点・特徴で残すべきか、
 何は媒体にとって不要か、媒体の長所に合わせて改造または付加すべきか、などブレインストーミングも重要です。
 単に「看板貸し」で、現場が自分達の欲求を満たすだけの作品は折角モトネタが持っている
 「市場の洗礼通過要素」をドブに捨てるだけでなく、結局適正な運用効果の期待できないものになるでしょう。


押井に対しては、押井がどういう作家かを士郎は十分理解してたので、あくまで原作無視を期待した。
結果、押井ファンであり、かつて浄瑠璃師志望であった芸術・哲学嗜好の石川Pが満足し、押井自身が満足し、
押井ファンが満足する原作完全無視作品が出来たが、興行的にはドブに捨てたようなものになってしまったと思う。

S.A.Cに関しては、一日に12時間もブレインストーミングしたらしいし、士郎も放任主義ではない。